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【考察】なぜバイク乗りはレインウェアをなかなか着用しないのか?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイク乗りにとって雨は避けたい天敵の一つだ。出かけるタイミングで雨がすでに降っていれば、レインウェアを着用して出かけるか、またはツーリングを中止するかだ。しかし、ツーリング途中から雨が降り始めた場合、バイク乗りは出来る限りレインウェアを着るタイミングを遅らせる傾向がある。

降り始めた瞬間にレインウェアをすぐ着るのが理想的だが、なぜか「まだ大丈夫だろう」という希望的観測より、結果的に濡れてしまうという状況に陥ることがよくある。どうしてバイク乗りたちは素直にバイクウェアをなかなか着ないのか?この現象について考察してみたい。

目次

バイク乗りがレインウェアを着たくない理由

認めたことになるから

ツーリング途中で「雨が降りそう」「雨が多少降ってきた」という段階では、バイク乗りはまだレインウェアを着るかどうかを迷っている状態であり、実際に雨が本格的に降るどうかは確定していない状態だ。その状態の中で、バイク乗りがレインウェアが着用するという行為は、「この雨は止むことはない(本降りになる)」とバイク乗り自身が認めてしまうことに他ならない。

このツーリングが最高な思い出になるか、つらい思い出になるかは、雨が降るか降らないかということに大きく左右されてしまう。そんな瀬戸際に常に立たされているバイク乗りたちは、たとえ雨がほぼほぼ強く降りそうな状況でも、「向こうの空は明るい(明るく見える気がする)」「これ以上雨は強く降らないはず」という錯覚や希望的観測で、ついついレインウェアを着るタイミングを遅らせていくのだ。

その根底にあるのは「雨が降ることを認めてしまったら、負けを認めるのと同義」というバイク乗り特有の心意気であり、その心意気が判断ミスを招いてしまう場合が往々にしてあるのだ。

見た目と着心地がわるいから

最新のレインウェアは、機能性を重視しながら、かつ見た目もよくなってきたという意見もある。なるほど、昔に比べて確かにおしゃれなデザインのレインウェアも増えてきている。しかし、バイク乗りにとっては、それはあくまでも「レインウェアの割に」という前提付きだ。

バイクに乗るときの格好は、レインウェアを着ることを前提としていない。レインウェアを着ていない状態が、バイク乗りが思う最高のスタイルの完成形なのだ。いくら通気性が良いと言っても、レインウェアを着ていないほうが通気性は良いし動きやすい。かっこいいレインウェアといっても、着ていない状態の方が愛車とのバランスを考えてもかっこいいのである。

せっかくのスタイルや、バイクに乗る爽快感をレインウェアに台無しにされたくないという思いが、バイク乗りがレインウェアを極力着ないという原因になっているのだ。

走り続けたいから

バイク乗りにとって、目的地に到着した時と、休憩や食事の時以外にバイクを止めるという行為は禁忌である。信号ですら止まりたくない彼らは、わざわざ信号が少ない道を選んで走っているほどだ。そんなバイク乗りたちにとって、バイクを停めて、かつレインウェアを着るということに時間を費やすのは、苦痛以外の何物でもないし、ぶっちゃけ面倒くさい。

バイク乗りたちにとっては、雨が降るか降らないか、レインウェアを着るか着ないか、ではない。バイクを停めるか停めないか、であるし、レインウェアを着るのも面倒に思えるほどに走り続けたいのだ。

レインウェアをきたら雨が止むという現象

特筆しておきたいのが、この「レインウェアを着たら雨が止む」という現象だ。上記の様々な理由からレインウェアを出来る限り着たくないバイク乗りが、負けを認め、スタイルを諦め、バイクを停車してまでレインウェアを着たにも関わらず、走り出したとたんに雨が止んでしまうという案件が、全国のバイク乗りをたびたび苦しめているのだ。

この現象が起こると、バイク乗りは、雨が止んでちょっと嬉しい反面、またバイクを停車してレインウェアを脱がなければならないという、二重苦であり、かつ圧倒的な敗北感を味わうことになる。

しかし、この現象が起きる原因は、そもそもバイク乗りがぎりぎりまでレインウェアを着なかった結果であるし、そもそも天候の変わりやすい場所を走っているからだ。また、頻繁にこの現象が起こっているかどうかも、この体験があまりに強烈すぎて、記憶に強く刻まれた結果、よく発生する現象だとバイク乗りが錯覚しているだけかもしれない。

しかし、実際にこの現象は起きているし、この体験を1度でもしたバイク乗りが、レインウェアを着るかどうかという判断を迫られたときに、「いや、まだ大丈夫」と考えて粘ってしまうのは、仕方がないことだと言えるのだ。

とはいえ、雨に濡れないようにレインウェアをしっかり選ぼう

素材と防水性能

レインウェアの素材には、様々な種類がある。代表的な素材としては、ナイロン、ポリエステル、ゴアテックスなどがある。ナイロンは、軽量で丈夫な素材だが、防水性能が低い場合がある。ポリエステルは、ナイロンよりも防水性能が高く、耐久性にも優れている。ゴアテックスは、高い防水性能と透湿性を兼ね備えた素材で、雨の日でも快適に過ごせるので多くのレインウェアに採用されている。レインウェアを選ぶ際には、自分の用途や、想定する天候に合わせて、適切な素材を選び準備することが大切だ。

携帯性と収納の便利さ

レインウェアは、コンパクトに収納できるものが便利だ。特に、ツーリングや通勤などで、常に持ち歩く必要がある場合は、収納性に優れたレインウェアを選ぶことが重要だ。収納袋付きのレインウェアや、コンパクトに折り畳めるレインウェアなど、様々な商品がある。また、レインウェアの収納方法も、コンパクトに収納できる方法を覚えておくと便利だ。

サイズ選びのコツ

レインウェアは、サイズ選びが重要だ。大きすぎると、走行中にバタついて危険だし、小さすぎると、動きにくく、快適に過ごせなくなる。レインウェアを選ぶ際には、実際に試着をして、自分の体に合ったサイズを選ぶようしよう。また、レインウェアの上から着るジャケットや革ジャンなどの厚みも考慮して、少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめだ。

おすすめのレインウェア

信頼のバイク専用ブランド

レインウェアを選ぶ際には、信頼できるブランドを選ぶことが重要だ。多くのライダーから支持されているブランドの一例としては、以下のようなものがある。

KOMINE(コミネ)、TAICHI:RSタイチ、デイトナ、GOLDWIN(ゴールドウィン)、フラッグシップ

これらのブランドは、高い品質と機能性を兼ね揃えており、そしてバイク専用設計のレインウェアとして、数多く選ばれている。それぞれのブランドの特徴やラインナップを比較検討して、自分に合ったレインウェアを選ぼう。

コストパフォーマンスに優れた選択肢

高機能なレインウェアは、価格が高額になる傾向がある。しかし、コストパフォーマンスに優れたレインウェアも数多く販売されている。例えば、ワークマンやユニクロなどのブランドでは、リーズナブルな価格でレインウェアが手に入る。これらのブランドのレインウェアは、近距離でのツーリングや通勤など、日常的な用途で利用する場合なら十分だ。

最新技術を取り入れた新商品

近年では、防水性能や透湿性、軽量性など、最新技術を取り入れたレインウェアが続々と登場している。例えば、ゴアテックスの最新素材を採用したレインウェアや、ストレッチ素材を使用した動きやすいレインウェアなどもある。これらの新商品は、従来のレインウェアよりも快適に過ごせるよう設計されている。

レインウェアを着用してツーリングを楽しむポイント

快適さを保つコツ

レインウェアを着てツーリングを楽しむためには、快適さを保つことが重要だ。レインウェアの下に着用するインナーは、吸汗速乾性に優れたものを選ぼう。汗を吸収して、ドライな状態を保つことで、快適に過ごすことができる。

また、雨天時は気温が低くなることも多い。天候に合わせて、重ね着をすることで、体温調節ができる。レインウェアの下にフリースや薄手のダウンなどの防寒着を着用しよう。また、雨天時に長距離運転をする場合は、こまめな休憩を取ろう。休憩中にレインウェアを脱いで、体を休ませることで、疲労を軽減することができる。

雨の日ならではの楽しみ方

雨の日は、晴れの日に比べて、景色が幻想的に見えることがある。また、あまりに激しい雨でなければ、雨音が心地よく、リラックス効果も期待できるかもしれない。また、雨の日のライディングの後に入る温泉は格別なものがあるかも知れない。とにかく走りたいバイク乗りの方は、意地でも雨の日ならではの楽しみ方を発見して、ツーリングを満喫しよう。それをマスターすれば、雨というストレスからも解放されるだろう。

まとめ: 雨の日もレインウェアで心地よいツーリングを

バイクに乗る際は、レインウェアは必須アイテムだ。雨天時の走行は、視界が悪くなったり、路面が滑りやすくなったりと、危険が伴う。集中力が散漫にならないようにするためにも、レインウェアを着用するほうが良いし、そのことで安全に走行することが出来る。

もちろんバイク乗りにとって、レインウェアは出来る限り着用したくないものであることは理解できる。しかし、やはりレインウェアは雨が降る前に着用してこそ価値を発揮するもので、濡れてから着用したのでは遅いのだ。いくら品質の良いレインウェアを常時携帯していても宝の持ち腐れである。呑む前に飲む、ではなく、降る前に着る、を心がけよう。

レインウェアを着るタイミングをいつも逸してしまうというバイク乗りは特に注意をしよう。もちろん、言われなくとも適切にレインウェアを着用するバイク乗りが多いということも付記しておく。

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