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【考察】バイクの乗り換え時に立ちゴケしてしまうのはなぜ?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

購入したバイクの納車日は特別な日だ。お店に受け取りに行ったり、家に届けてもらったりと納車方法はいくつかあるが、その納車日に起こりやすい現象がある。それは、新しい愛車を受け取った初日は転倒しやすいというものだ。

ウキウキ状態から絶望へと一直線に叩き落とすこの現象はなぜ起こるのか? この記事では、この現象と転倒を避けるためのポイントについて考察する。

目次

バイク乗り換え時の転倒の原因 説

見栄と緊張が引き起こす悲劇 説

新しいバイクに乗るとき、周囲に「ちょっと見てよ、俺の新しい相棒!」とアピールしたい気持ちが抑えきれないことだろう。友達や通行人の視線が集まる中、カッコよくスタートを切りたい!しかし、その「見栄」と「緊張」が立ちごけを誘因するのだ。そもそも、新しいバイクに乗り換える際には、以前のバイクよりもハイスペック・大排気量のバイクを選んでいることも多く、身長や体格に合わないバイクを選んでしまっているケースもあるのだ。その場合、やはり足つきが悪くなり、不安定な状態になることがある。また、自分の力量に合っていない排気量や車重のバイクを選んでしまうと、操作が難しく転倒のリスクが高まってしまうのだ。

慣性の法則が原因 説

当然だが、以前のバイクと新しいバイクではポジションや車両重量が違う。ポジションやハンドル幅、シート高、ブレーキの効き具合や、車体の挙動に至るまで、同じ条件であることの方が少ないのだ。これらが異なるにも関わらず、ライダーが以前のバイクに乗る「感覚」で新しいバイクに跨ってしまい、バランスを崩してしまうケースが少なくない。しかし、なぜライダーは、以前のバイクに乗る「感覚」を新しいバイクに乗る際にも持ち込んでしまうのか?これは「慣性の法則」が原因だとも言われている。慣性の法則とは、簡単に言うと、「物体は動き続けるか静止し続ける」という法則である。実はこの慣性の法則は思考や感覚にも影響しているという話がある。新しいバイクに跨った瞬間に、この慣性の法則が脳内で発動。「前のバイクの感覚で操作しても大丈夫」という錯覚が、慣性の力でライダーに押し寄せてくるのだ。そのため、ライダーは新しいバイクに跨る感覚を読み違えてしまい、立ちごけてしまうのだ。

宇宙のバランスを保つため 説

バイク乗り換え時に立ちゴケをしてしまうのは、宇宙全体のバランスを保つためという説もある。宇宙は絶妙なバランスのもとに成り立っている。新しいバイクを手に入れること、これはバイク乗りにとって、最高の喜びと楽しみが与えられる瞬間だ。しかし、宇宙はただ与えるだけではバランスが崩れるため、必ず何かを失わせるのだ。それが「立ちゴケ」という形で発現。新しいバイクに乗る喜びと引き換えに、バイク乗りは「宇宙のバランス調整のために」立ちごけという絶望感を宇宙に捧げていたのだ。立ちゴケした後、地面に倒れたバイクを必死に起こしながら、「これも世界平和のためだ…」と思えば、立ちゴケも何か崇高な行為のように思えてくる・・・かも。

転倒を避けるためのブレーキ操作の基本

ブレーキ操作の基本技術

転倒を避けるためには、正しいブレーキ操作が欠かせない。ブレーキ操作の基本は「前後ブレーキのバランス」と「滑らかな操作」だ。バイクは前ブレーキで約70%の制動力を得るため、前ブレーキをしっかり握り、後ろブレーキは補助的に使おう。

ブレーキを強くかけすぎない

ブレーキを強くかけすぎると、タイヤがロックし転倒しやすくなる。特に、低速走行時や路面が濡れている場合はタイヤがロックしやすいため注意が必要だ。最初はやさしく、徐々に強くかけていく「じんわりブレーキ」がポイントである。

カーブでのブレーキ操作

カーブでのブレーキ操作は特に注意が必要だ。ブレーキをかけながらカーブに入るとバランスが崩れて転倒のリスクが高まってしまう。カーブに入る前に減速し、カーブ中はブレーキをかけずにハンドル操作で車体をコントロールしよう。

エンジンガードなどの転倒防止パーツ

エンジンガードの効果

教習車にも装備されているが、エンジンガードは転倒時にバイクやライダーへのダメージを軽減してくれる。転倒時にバイクが地面に接触した場合、エンジンガードが衝撃を吸収し、エンジンやフレームへのダメージを最小限に抑えることができるのだ。また、ライダーの足や膝へのダメージを軽減する効果も期待できる。

サイドスライダーの設置

サイドスライダーはバイクが転倒した際に、車体が地面に直接接触するのを防いで車体へのダメージを軽減してくれる。またライダーへのダメージを軽減する効果も期待できる。サイドスライダーは、転倒時に地面と接触しやすい車体の側面に設置される。材質は、プラスチックやアルミなど様々な素材がある。

補償付きバイクの選び方

立ちゴケとは、停車時や低速走行時に転倒してしまうことだが、最近では立ちゴケ補償が付いているバイクも存在している。立ちゴケして車体が壊れた時に修理費用を補償してくれるので、バイクを選ぶ際には立ちゴケ補償が付いているかどうかを確認し、安心して乗れるバイクを選ぶようにしよう。

万が一の転倒時の対処法

安全確認とエンジン停止

転倒した場合は、まず周囲の安全を確認してエンジンを停止しよう。これにより二次災害を防ぐことができる。転倒した場所が道路の真ん中や交通量の多い場所など、危険な場所である場合は安全な場所に移動してからエンジンを停止しよう。

バイクの引き起こし方法

バイクを引き起こす際の正しい手順を理解しておけば冷静に対処できる。バイクが倒れたときの引き起こし方法は、正しい姿勢と力の使い方が大切だ。まず、バイクの向きを確認し、倒れている側に背を向けるように立つ。次に、ハンドルとリアシート部分をしっかりと握り、膝を曲げて腰を低くする。ここで、背筋を伸ばして「腕ではなく、脚の力」で持ち上げることがポイントだ。ゆっくりと後ろに歩くようにバイクを押し上げ、バランスが取れたらハンドルをしっかり握り直し、起こす。無理せず慎重に行おう。

エンジンがかからない場合の対策

万が一エンジンがかからない場合の対処法も覚えておこう。バッテリーや燃料の確認が必要だ。バッテリーが上がっている場合は、ジャンプスタートを行う必要がある。燃料が不足している場合は、燃料を補給する必要がある。エンジンがかからない場合は落ち着いて状況を判断し、適切な対処を行なおう。

まとめ

バイクの乗り換え時に転倒を防ぐためには、適切な操作方法が鍵。新しいバイクに乗り換える際は、ブレーキ操作や車体の挙動に慣れるまで十分に注意して走行しよう。しかしバイクの乗り換え時に立ちゴケをしてしまうのは、ただの操作ミスだけはなく、宇宙の壮大な法則や慣性の法則が絡んでいる可能性もあるのだ。その場合、バイク乗り換え時の立ちごけは不可避とも言える。転ばぬ先の杖ではないが、エンジンガードやサイドスライダーなどの転倒防止パーツを装着し、立ちごけ補償にはいることにより、転倒時の物理的・精神的・金銭的なダメージを軽減することも検討しよう。知識を身につけ、しっかりと準備を行っておくことで、安全なバイクライフを送ろう。

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