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スキーでもスノボでもない!ゲレンデのお目立ちアイテム「SNOWSCOOT®」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

冬はバイクのオフシーズン。ツーリングやキャンプを楽しんだ日々はどこへやら。外に出る機会も少なくなり、ビールをかっくらって皮下脂肪を溜ため込んでいる人は多いですよね。「スキーはだるいし、スノボは今さら」という人にトライしてほしいのが「SNOWSCOOT®(スノースクート)」です。BMXスノーバージョンというスタイルで、グルーミングもパウダーもOK。退屈な冬を楽しくしてくれます。

目次

1990年代にフランスで誕生した雪上自転車

SNOWSCOOT®(スノースクート)は、1990年代にフランスの自転車メーカーが商品化しました。国内ではジックジャパンが製造・販売しています。現在はベーシックな「ONE-D」、ステップアップを目指す「A22」、ハイエンドモデルの「L70」、ジック・スノースクートチームのライダーのシグネチャーモデル「G70」の4モデルを展開。ボードを変更することで技量やフィールドに応じた滑りが楽しめます。

バイクのようなライディングスタイル

操作方法はスキーやスノボと同様に体重移動をしながらバランスを取ります。ブレーキはないので、前後のボードのエッジを使って止まります。最初のうちは緩やかな斜面で止まる動作を習得しましょう。

スキーやスノボのように足を固定しないので、転んだ時に骨を折ったり膝を壊す心配は少ないです。ただし転倒した時はハンドルから手を離さないでください。私は滑走一本目で転倒し、ハンドルエンドが胸にぶつかってろっ骨を折りました。慣れるまでプロテクターを装着したほうがいいですよ。

服装は防水・防寒加工されたライディングウェアでも作業着でも何でもあり。ライダーならお金をかけずに手持ちの物を流用できます。普通のスノーブーツでOKなので、スキーブーツのような締め付け感はありません。

それゆけゲレンデ

基本動作を習得したら、いよいよゲレンデデビューです。グルーミングバーンではスピードを楽しみ、非圧雪ゾーンはパウダースノーをまき散らしながらライディングします。BMX的な要素もあるのでパークに乗り込んでジャンプをしたり、トリック(技)をキメることも可能。全面禁止や滑走コース限定、ゴンドラ使用禁止のゲレンデもあるので、お出かけの際は必ず確認してください。

リフトに乗る際は、ハンドルを膝に置いてスクートを浮かせます。ゴンドラはSNOWSCOOT®(スノースクート)を逆さにして座席にハンドルを置きます。一人分の席を取ってしまうので、混雑時はちょっと申し訳ない気分になります。

SNOWSCOOT®(スノースクート)は、お目立ち度サイコー。あちこちから「おもしろそう!」「やってみたい」と言う声が聞こえてきます。小さなジャンプを成功させると、小学生に「あのおじさんカッコいい!」と称賛されました。ゴーグルやマスクで顔が隠れているのに、ナゼおじさんとバレた?

日本で唯一の専門店「ノースポイント」

札幌市東区にある「ノースポイント」は日本で唯一の専門店。店頭販売や通販のほか中古販売やオリジナルカスタム、オリジナルパーツも販売しています。2025年モデルは16万〜22万円とお高め。毎年高騰している感じです。リフトで同席した小学生が「お父さん、あれ買って」とねだっていましたが、値段を見たらぶっ飛ぶでしょうね。

困ったことに全国的にリフト代も一気に上がっています。ルスツリゾートの1日券は驚愕の14,500円、外国人に人気のグランヒラフは¥6,700です。アメリカから来たスノーボーダーは、「U.S.Aではリフト券なんて2万円くらいするよ。それにリゾートなんだからレストランも高くて当然だよ」と言っていましたが、アメリカと日本の平均年収の中央値は約200万円の差があるので比較できませんね。

カッコよく決めてゲレンデの視線を集めよう!

ともあれSNOWSCOOT®(スノースクート)はメチャクチャ楽しいです。リゾートはムリでもファミリースキー場ならリーズナブルに楽しめます。40代以上の方も気軽に始められるので、カッコよく決めてゲレンデの視線を集めてください。

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