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絶対にチェックしたい!自分でもできるブレーキレバーの「遊び」調整が大事な理由

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

ブレーキはバイクの制動や停止にかかわる重要な装備ですが、ブレーキをかけるためのブレーキレバーには適切な「遊び」が必要です。この「遊び」が適切でないと、ブレーキの効きが悪くなったり、逆に急に効きすぎたりして、思わぬ危険が生じることもあります。

この記事では、ブレーキレバーの遊びを調整する重要な理由と、そのチェック方法をわかりやすく紹介します。

目次

ブレーキレバーの「遊び」とは?

バイクの安全な走行には、ブレーキは欠かせない装備で、走行中の減速や交差点で安全に停止するためには適切なブレーキの調整が欠かせません。

バイクのブレーキはフロントとリアでそれぞれ操作が分かれており、一般的なバイクではフロントブレーキはハンドルのハンドルレバー、リアブレーキはフットペダルで操作します。原付などのスクーターでは左右のハンドルレバーにフロント、リアブレーキが振り分けられている仕様が一般的です。

ブレーキレバーはライダーが手で握り込むことでブレーキを動作させますが、その「遊び」とは「握り始めてから実際にブレーキが効き始めるまでの空走距離」を指しています。遊びの長さには明確な基準などがあるわけではありませんが、ライダーがバイクを安全に操作するためには、適切な遊びをもたせる必要があります。

今回はハンドルのブレーキレバーの調整に重要な遊びを説明しますが、バイクの仕様によって調整の方法が変わります。

遊びが必要な理由

バイクのブレーキレバーに遊びが必要な理由は、ライダーがブレーキをコントロールしやすくするためです。一見するとブレーキは必要なときに強くかけられたほうが安全に思えますが、遊びがゼロの状態のブレーキはあまりに反応が急過ぎるため、コントロールしにくいものです。

遊びがほとんどない状態では、わずかに減速するだけでも微妙な引き具合が必要ですし、とっさに急ブレーキを掛けた場合、下手をするとタイヤのロックを併発してしまい危険な状態に陥ります。ブレーキレバーの遊びが適切にあると、レバーをグッと引く感覚でコントロールできるようになります。

それに対して、急ブレーキが必要なときには大きく握り込むことで強い制動力を確保することができます。ただ、ブレーキレバーの遊びが大きすぎるのも適切ではありません。遊びが大きすぎると、空走距離が長くなり、制動するのがワンテンポ遅れてしまうため、かえって危険になります。

ブレーキレバーの適切な遊びの量はライダー自身の手の大きさや握り込み方で変わってきます。そのため、自分の感覚的にちょうどよいところを探す必要があります。

またバイクのブレーキレバーは握り込むたびに、最初に調整した状態から変化していき、走行頻度に対して遊びが大きくなっていく傾向があります。そのため「何かブレーキの反応が遅いな」と感じたら遊び調整をおこなうとよいでしょう。

遊びのチェック、調節方法(&お店に頼んだ場合の費用)

ブレーキレバーの遊びのチェックや調整はある程度ライダー自身で行うことが出来ますが、重要な調整は専門店にお願いするほうが安心です。

自分で遊びの調整をする方法

バイクに乗り続けていてブレーキの効き方に違和感が出てきたら、まずは手元でできる調整をおこないましょう。ブレーキレバーの遊び調整はブレーキ自体の仕様で違う方法となっており、具体的には、「機械式ブレーキ」「油圧式ブレーキ」で調整する場所が異なります。

機械式ブレーキは原付など安価なバイクに多い仕様で、ハンドルレバーからブレーキの間にワイヤーが通っており、ワイヤーを引っ張ることでブレーキがかかるものです。このワイヤーは多くの車種でタイヤ側の接続部に調整機能があり、接続部のナットを回すことでワイヤーの長さを調整できます。

ブレーキレバーの遊びが大きい場合にはワイヤーを多少短くするように調整できるため、スパナ等の基本的な工具で調整が可能です。

一方で油圧式ブレーキはワイヤー部分が油圧のオイルラインになっています。オイルラインの調整は一定の経験が必要なため、遊びを調整する際には触らないようにすることが賢明です。

その代わりに、油圧式ブレーキのブレーキレバーの基部にはダイヤル式の調整機能が備わっているため、ブレーキレバーの初期位置を前後に調整できます。わずかな遊びの調整であればこのダイヤルの調整で十分に対応でき、ダイヤルの位置も手元にあるためスムーズに調整できます。

なおブレーキレバーの調整の結果は実際に走行してみなければわからないため、安全なところを少し走ってみて、遊びが多いまたは少ないと感じたときには再調整をおこないましょう。

専門店での遊び調整

ブレーキレバーの遊び調整はバイクショップや修理工場など専門店にお願いすることができる上に、費用も数千円と安価です。そのため、バイクの整備に自信がない人は専門の人に依頼したほうがよいでしょう。

ブレーキレバーの遊びは定期的に調整する必要がありますが、ブレーキ自体もパッド交換や油圧ブレーキのフルード交換など定期的なメンテナンスが必要なため、その際に一緒に遊び調整をお願いするとスムーズです。

専門店であれば機械式ブレーキのワイヤー調整や油圧ブレーキの油圧を調整できるので、遊びだけでなくブレーキ全体の調整ができるため安心です。

遊びの量は専門店の長年の経験によりおおよそ使いやすい位置に調整してくれますが、もし調整後のバイクを運転していて使いづらいと感じたときには再調整をお願いするとよいでしょう。

まとめ

バイクのブレーキレバーにはコントロールをおこないやすくする「遊び」が必要不可欠で、定期的なメンテナンスが必要な部分です。遊びはライダー自身が扱いやすいと感じる量にするのがよいため、何度か微妙な調整をおこなって適切な状態に持っていくとよいでしょう。

バイクの整備に慣れている人は個人でも充分調整できますが、不慣れな方は専門店に調整を依頼するのもよいでしょう。

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