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バイク用ETCの相場はいくら?どれだけ高速に乗れば元が取れるのか!?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイクでのツーリングやお出かけをもっと快適にしたいなら、ETCの導入がおすすめです。高速道路の料金所でのストレスが軽減され、スムーズな走行ができるのが魅力ですね。ところで、バイク用ETCで高速道路を利用した時に、どれくらい割引されるのか気になったことがある人も多いでしょう。本記事ではバイク用ETC本体代・割引などについて、くわしく解説していきます。

目次

バイク用ETCの相場(工賃+部品代)

バイク用ETCは一体型分離型の2種類あり、さらにETC本体の販売年別にETC1.0ETC2.0に分かれています。

一体型ETCの特徴は、ETCカードを差し込む本体と通信アンテナなどが一体型のタイプであることが挙げられます。メリットは、分値型ETCより割安で、カードの入れ替えが簡単なことです。逆に一体型ETCのデメリットはハンドル周りに取り付けが限定されること、バイクから離れる際は盗難防止のため、毎回ETCカードを抜き取る必要があることです。

一方分離型ETCの特徴は、本体と通信アンテナなどが分離していることです。そのため、ハンドル周りに限る必要がなく、設置場所の自由度が高いことがメリットとなります。そして分離型ETCのデメリットは、価格が割高なことです。

ただし、シート下などにETCを取り付ければ、ETCカードを毎回抜き差しする必要はなくなるでしょう。

ETCカードの相場について

ETCカードを一体型・分離型に分けて本体代・取り付け工賃についてバイクのタイプ別に表にまとめました。

一体型スクーターアメリカンネイキッドスーパースポーツ
ETC本体価格19,500円19,500円19,500円19,500円
取付工賃込合計約3万円~約3万円~約3万円~約3万円~
分離型スクーターアメリカンネイキッドスーパースポーツ
ETC本体価格約3万円~約3万円~約3万円~約3万円~
取付工賃込合計53,000円~42,000円~41,000円~約5万円~

取り付けるバイクのタイプ、ETCの種類で本体・工賃などに幅があるので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

軽自動車用ETCの「自主運用」はNG!

軽自動車とバイクの高速料金は同じであるため、軽自動車用ETCをバイクで利用してもよいのではないかと考えたことのある人もいるかもしれません。このような取り扱いは「ETCの自主運用」とも呼ばれています。

基本的に、高速道路での利用料金がバイクと同じ料金の軽自動車用ETCをバイクに取り付けての利用については、下記のとおりNGです。

引用:NEXCO東日本「不正通行について」(2024年10月1日現在)

どれだけ走れば元が取れるのか?

バイクETCの割引については、基本的にETC高速料金は普通自動車の約2割引です。またバイクETCは「二輪車限定割引」があり、割引率は普通自動車の高速料金の半額程度であることが多くなっています。二輪車限定割引が適用される高速道路は、NEXCO東日本・中日本・西日本、宮城県道路公社管理下の高速道路です。

しかし、東京湾アクアライン・第三景品道路・ヨコハマ横須賀道路・第二阪奈道路・第二神明道路・関門トンネル・沖縄自動車については二輪車限定割引の対象外なので、よく利用する高速道路は調べておきましょう。

東京湾アクアラインをETCあり・ETCなしで利用した場合

ここでは東京湾アクアラインを利用する際にETC利用の有無での料金について曜日・通行路線・時間帯別にくわしくまとめてみました。

軽自動車等(バイク含む)の東京湾アクアライン利用料金について

車両種別曜日平日土日・祝日
通行路線上下線上り線・下り線下り線
時間帯0~24時0~13時13~20時20~24時0~24時
バイク
(軽自動等)
ETCなし2,510円2,510円2,510円2,510円2,510円
ETCあり640円640円960円480円640円
差額1,870円1,870円1,550円2,030円1,870円

表にある料金のとおり、ETCを利用した場合は曜日・通行路線・時間帯にもよりますが1,550円~2,030円の割引を受けられることが分かり、ETC利用の経済的なメリットを受けることは明らかです。

東京湾アクアラインの料金については、あくまで一例であり、全国にある高速道路でもある程度の幅はあるものの、ETCなし料金と比べると割引を受けることが可能です。

バイク使用する地域での高速道路の利用料金をETC利用あり・なしで比較してETC導入を検討するのが良いでしょう。

まとめ

本記事ではバイクETCを利用する際にかかる購入取り付け費用、ETC利用の有無での金額差などについて解説しました。バイクETCは料金割引だけでなく、料金支払いで毎回財布から現金やクレジットカードを出したり、おつりを受け取ったりすることで時間がかかり、料金所で落ち着かずに通過していた気持ちを安心させることができるアイテムとなるでしょう。

高速道路の利用頻度に応じてバイク用ETCが役に立つこともあるので、装着を検討してみるとよいかもしれません。

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