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バイクの運転で危険サインを読み解く「5つのカギ」!

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

 ツーリングは楽しいものですが、その楽しさゆえに危険サインを見落とし、回避行動を忘れてしまうかもしれません。人間の能力は「高性能ではない」ということ、車体運動には限界があることを知っていただけたらと思います。

目次

ツーリング出発前の自己診断

 スポーツや芸術等、ブランクを経て感じる身体や腕の「鈍り」。一般的にツーリングを連日行うことは少なく数日ぶりの運転になる事がほとんどです。久しぶりに運転する場合はライディングの勘が戻るまで無謀なチャレンジは控えましょう

① 毎日バイクには乗れないから

 自動車を毎日運転することは個人差や地域差はありますが珍しい事ではありません。一方、毎日バイクに乗る人は少数派であると考えます。バイクに乗る仕事は郵便局員、新聞配達員、白バイ隊員、バイク便と、職種は限られています(自動車を運転する仕事は無数にありますが。)。バイクは趣味的要素が強く、運転しない期間が1週間以上空くことも珍しくはないと思います。

 たとえ毎週ツーリングをしたとしても「1週間ぶり」の運転になるはず。極端に言うとツーリング出発直後はナマった状態ということになります。勘が戻るまで速度は控えめにし、車体の挙動を確認しつつ自制心を強く持つことが大事です。

② 準備運動=セルフチェック

 柔軟体操を行うとコリや痛みを感じることがあります。コリをほぐしてリラックスすることは、疲れない運転の秘訣。また、筋が伸びたときに身体の痛みに気付くことで「今日の身体の調子」を確認することができます。バイクは身体を使って運転する乗り物。身体に違和感がある場合は慎重な運転を、反対に調子よく身体が動くなら「油断禁物」を意識して運転するとよいかもしれません。

③ 運転中は人格が変わる!?

 教習所の運転教本には「アクシデント(危険)が発生してから回避動作を始めるまで約一秒かかる」と説明があります。また、バイクはバランスをとりながら運転するため、ライダーやマシン特性により回避行動に大きく差が出るということを知っておかなければなりません。

 「安全運転」を心に留めていても、ツーリングが始まると加速感や鼓動感により非日常の空間へトリップしていることはありませんか。安全運転の秘訣の一つとして「ツーリング時の高揚感」の正体(要因)を知ることだと思います。バイクには様々な「チャレンジ要素」が含まれています。とりわけ高度なライディング技術を色々と試したくなるのがライダーの性でしょうか。

④ 交通に対する観察眼を鍛える

 四輪車とバイクでは「運転する理由」が異るかもしれません。四輪車は仕事や日常生活の移動手段として、反対にバイクは趣味、レジャー目的で運転するという場合がほとんど。自動車とバイク双方の運転意識に違いがあることにも注意しておきたいですね。

四輪車からみたバイク

 自動車からみたバイクは、

  • バイクの挙動(バランスを取りながら運転する方法)を把握しきれない。
  • 車体が小さく、一瞬遠くにいるように見える。死角に入りやすい。
  • 車体が軽いのですぐとまれる、回避できると思われがち。

など、誤った判断をされることがあるので、バイクに乗る際は「ここにいます。」と姿をアピールできるように、速度を控え走行位置が他車の死角に入っていないか・・という運転を心がけたいですね。

 後続を走るライダー仲間に注意

 ツーリング時は先頭のライダーがブレーキングを開始した場合

  • 続のライダーはブレーキ時期が遅れる傾向にあること。
  • 最後尾のライダーがブレーキングを開始した頃には、先頭のライダーは停止している。
  • 後続ライダーは常に危険情報を収集し、回避行動にゆとりを持つようにする。

このような行動パターンを把握しておき、ツーリング中の仲間同士の追突事故が発生しないように注意しておきましょう。

⑤ 「風圧」は地味に疲労が溜まる要因の一つ

 サーキット等を高速域で走行する際に空気の抵抗を軽減するためのカウル。速さを追求するために必要なパーツといえます。一方ライダーは、相当な風圧に耐えながら走行するための体力作りも必要。一般道路を走行するツーリングにおいても走行中の風圧は疲労が溜まる原因の一つ。十分に休憩を取り、疲れによる操作ミスや判断不良などの可能性を排除しましょう。

まとめ

 今回は、自己診断や観察眼についてご紹介しました。運転を楽しみリスクを探し臨界を超えてしまわないように車体をコントロールし続けることは困難を極めます。ライダーたるもの、運転テクニックを求めがちですが、理想の運転方法のカギは自身の内面に隠れているかもしれません。

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