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快適性・航続距離・走破性が向上した新型『ドゥカティ ムルティストラーダV4ラリー』を発表

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

DDUCATI(ドゥカティ)から、新型ムルティストラーダV4ラリーが発表された。
ラリーモデルの特徴は、ベースとなるムルティストラーダが持つ、ライダーとパッセンジャーの快適性、航続距離、走破性をさらに高いレベルに引き上げ、長距離ツアラーとして申し分のない1台に仕上げている。

具体的には、新造された30リットル アルミニウム製燃料タンク、V4ラリー専用のパワーモードを備えたエンデューロ・ライディングモード、リア・シリンダーの作動を休止させるエクステンデッド・ディアクティベーション機能など、車体と電子制御の両面が強化された。

新型ムルティストラーダV4ラリーは2023年2月より販売開始予定で、カラーはレッド、ブラッシュド・アルミニウム&マットブラックの2種類が用意されている。

目次

ムルティストラーダV4ラリー発表:長距離ツーリングを愛するライダーに捧げるモデル

  • 新型ドゥカティ・ムルティストラーダV4ラリーは、パッセンジャーを乗せていても、どこにも立ち寄らずに、はるか遠くの目的地まで到達したいツーリング愛好家のために設計
  • 30リットルの燃料タンクと、走行中にV4 グランツーリスモ・エンジンのリア・シリンダーバンクを休止させることができる量産モーターサイクル初のエクステンデッド・ディアクティベーション機能により、ライダーとパッセンジャーの快適性と航続距離が向上
  • 200mmのサスペンション・ストローク、より高い最低地上高、専用のパワーモードを備えた高度なエンデューロ・ライディングモードにより、優れたオフロード走破性を実現

2022年9月29日 ボルゴパニガーレ(イタリア、ボローニャ) – 2023ドゥカティ・ワールド・プレミア・ウェブシリーズの3番目のエピソードを公開。長距離ツーリングを愛するライダーに捧げるモデル、新型ムルティストラーダV4ラリーを発表。このモーターサイクルは、最大限の快適性を維持しながら長距離を走行し、未踏の台地を征服したいライダーの理想的なパートナーだ。一人で、またはパッセンジャーとともに、世界中を旅するためのモーターサイクルだ。

「ラリー」バージョンの追加により、ドゥカティはムルティストラーダV4のグローブトロッター(偉大なるトラベラー)としての素質をさらに高いレベルへと引き上げた。これは、ライダーとパッセンジャーの快適性の向上、航続距離の延長、オフロードでの優れた走破性によって実現している。その結果、オフロードだけでなく、都会のアスファルトでも思いのままに走れるモーターサイクルが誕生した。

このモデルは、ドゥカティならではのエモーショナルな走りを犠牲にすることなく、最大限の快適性と安全性で目的地に到達したい人に最適なモーターサイクルだ。また、他のムルティストラーダV4ファミリーと同様、パフォーマンス(170ps)、信頼性、メンテナンス・コスト(60,000km 毎のバルブクリアランス点検、15,000km/24か月毎のオイル交換)といった優れた特徴もそのまま受け継いでいる。

どのような道でも快適に走行可能

ムルティストラーダV4の「ラリー」バージョンは、その名の通り、すべての道、特にオフロードの走破性をさらに向上させたバイクだ。そのため、このムルティストラーダ・モデルには、高い最低地上高を実現するためにサスペンション・ストロークを200mmに引き上げたセミアクティブ・サスペンション、オフロード専用の新しいパワーモード、よりオフロードに適した形状と取り外し可能なラバーインサートを備えた幅広いライダー・フットペグ、より精密かつ効率的になったスカイフックDSS EVO制御ストラテジー を特徴としている。

ムルティストラーダV4ラリーは、オートレベリング機能も搭載している。これにより、ライダー、パッセンジャー、荷物の構成が変化した場合でも、一定の姿勢が維持され、モーターサイクルの走行特性が変化することはない。ムルティストラーダV4ラリーでは、軽量化された標準スポークホイールと強化されたエンジンガードにより、オフロードにおける走破性が向上している。

新しい30リットルのアルミニウム製燃料タンクは、このモーターサイクルの筋肉質でエレガントな形状に調和するようにデザインされており、給油間隔を延長することが可能だ。これにより、新型ムルティストラーダV4ラリーは、その目的地がはるか遠くでも、最短の時間で移動することが可能だ。

ライダーとパッセンジャーの快適性を向上

ムルティストラーダV4ラリーは、パッセンジャーを乗せて旅するのに理想的なバイクで、ライダーとパッセンジャーの快適性を最高レベルに引き上げるように設計されている。そのため、フロント・スクリーンは完全に再設計されている(高さを40mm、幅を20mm増加)。また、テールが延長されたことにより、サイドケースの装着位置が後方に移動して、パッセンジャーの脚の領域により多くのスペースが生まれた。
また、大型のラバーインサートを備えたパッセンジャー・フットレストにより、伝達される振動のレベルも低下している。さらに、ライダーとパッセンジャーの両方に異なる高さのシートやローダウン・サスペンションキットが用意され、ライダーとパッセンジャーの組み合わせに従って柔軟にカスタマイズすることが可能になっている。

2022年モデルのムルティストラーダV4 Sで導入された ミニマムプリロード機能により、バイクを停止して低速で走行するときに、ショックアブソーバーのプリロードを最小限に設定することで、車高を「下げて」、足つき性を向上させることができる。ムルティストラーダV4ラリーは、イージーリフト機能を導入することで、使いやすさの点でさらに一歩前進した。イージーリフト機能は、キーON時にサスペンションの油圧装置を開くことでフロント・フォークとリア・ショックアブソーバーを圧縮し、サイドスタンドを払ってバイクを引き起こすための労力を軽減する。さらに、サイドケースへの荷物の積み降ろしを楽にして、長旅でのメンテナンスを容易にするために、センタースタンドが標準装備されている。

安全性とテクノロジー

ドゥカティ・ムルティストラーダ・ファミリーは、ラリー・バージョンでも、技術的および安全性の面で、モーターサイクルのベンチマークであり続けている。ムルティストラーダV4は、長距離走行における疲労を軽減するアダプティブ・クルーズコントロール(ACC )と、リアビューミラーの死角に存在する車両を警告するブラインドスポット・ディテクション(BSD)を備えたフロント&リア・レーダーシステムを搭載する世界初のモーターサイクルだ。

6.5インチのTFTカラー・メーターパネルは、ドゥカティコネクト・アプリにより、マップ・ナビゲーション機能を提供する。これにより、スマートフォンを使用して通話に応答したり、インターホン・システムを備えたヘルメットを使用して音楽を聴いたりすることができる。

ムルティストラーダV4ラリーは、アクティブ・セーフティをさらに向上させるため、コーナリング時にも作動するコーナリングABS、コーナー内側を照らして夜間の視認性を向上させるドゥカティ・コーナリング・ライト(DCL)、ドゥカティ・ウィリー・コントロール( DWC)、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)を標準装備している。これらのシステムは、慣性プラットフォーム(IMU)を使用して、車両の傾斜角とピッチ角に基づいて最適な介入を行う。

専用のパワーモードを備えたエンデューロ・ライディングモード

ドゥカティは、ムルティストラーダV4の可能性をあらゆる状況で最大限に活用するために、4つのライディングモード(スポーツ、ツーリング、アーバン、エンデューロ)を開発した。ムルティストラーダV4ラリーでは、エンデューロ・モードが大幅に進化している。
エンデューロ・ライディングモードを選択すると、専用のパワーモードが有効になり、ダイナミックでダイレクトなレスポンスを維持したまま、最高出力を115psに制限する。

メーターパネルには、オフロード・ヘルメットを表現したアイコンが表示され、ドゥカティ・スカイフック・サスペンション(DSS)EVOシステムは、オフロード走行の準備を整える。ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)は、より低い介入レベルに切り替わり、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)は無効になる。また、リアホイールのABSも無効になり、コーナリング機能やリアホイールのリフト検知機能を抑制して、オフロード走行に対応する。

エクステンデッド・ディアクティベーション機能

ムルティストラーダV4ラリーでは、走行中にリア・シリンダーバンクの作動を休止させる、新しいエクステンデッド・ディアクティベーション機能が搭載されている。これは、量産モーターサイクルでは世界初の技術だ。V4グランツーリスモ・エンジンは、モーターサイクルが停止した状態でアイドリング時にリア・シリンダーを停止するだけでなく(ムルティストラーダV4で既に導入されている機能)、燃料消費量とエミッションを改善するために、一定の走行条件においてリア・シリンダーの作動を休止させることができる。

この新しい機能は、走行中でも作動する。休止したリア・シリンダーは、速度が増加するか、スロットルを開けて特定の出力要件を超えると再び作動し、V4グランツーリスモ本来のキャラクターとパフォーマンスを発揮させることができるようになる。このシステムは、すべてのライディングモードで有効だ。

エンジンとシャシー

1,158cc V4グランツーリスモ・エンジンは、170ps(125kW)@10,750rpmの最高出力と、121Nm(12.3kgm)@8,750rpmの最大トルクを発生し、リニアなトルク曲線により、すべての回転域で滑らかで扱いやすいレスポンスを実現している。このエンジン・パフォーマンスと重量わずか66.7kgの組み合わせにより、V4 グランツーリスモはパワーと軽量性の面において、引き続きカテゴリーのベンチマークとなっていまる。
これらの数値は、MotoGPに参戦するドゥカティ・コルセからフィードバックされたカウンター・ローテーティング・クランクシャフトなどの洗練された技術的ソリューションと組み合わされている。このクランクシャフトは、ホイールによって生成されるジャイロスコープ効果を低減する。また、低回転域でのスムーズな作動、中速域での豊かなトルク、高回転域での圧倒的なパワーを組み合わせるために、各ギアにおけるトルク曲線に特に注意が払われた。

シャシーでは、ムルティストラーダV4ラリーは、軽量かつコンパクトなモノコック・アルミニウム製フレームを採用し、シェル鋳造されたアルミニウム製両持ち式スイングアームを装着している。ムルティストラーダV4ラリーは、ダイナミックな走りを向上させるために再設計および軽量化されたチューブレス・タイプのスポークホイールのみが設定されている。

装備

新型ドゥカティ・ムルティストラーダV4ラリーは、3つの異なるバージョンが用意されている。それらは、アダプティブ・クルーズコントロールとブラインドスポット・ディテクション機能を備えた「アドベンチャー・レーダー」、アルミニウム製サイドケース、グリップヒーターとシートヒーターを追加した「アドベンチャー・トラベル&レーダー」、アクラポヴィッチ製サイレンサーとカーボンファイバー製フロント・フェンダーをさらに追加した「フル・アドベンチャー」だ。

アドベンチャー・レーダー
アドベンチャー・レーダー
アドベンチャー・トラベル&レーダー
アドベンチャー・トラベル&レーダー
フル・アドベンチャー
フル・アドベンチャー

アクセサリーとアパレル

ムルティストラーダV4ラリーには、このカテゴリーのベンチマークとなる広範囲な標準装備に加えて、幅広いアクセサリーも用意されている。ライダーとパッセンジャーの人間工学的ニーズを満たす様々なシートに加えて、各種コンポーネントを組み合わせた 3つの構成が用意されている。

オプション装備の一例としては、各種フロント・スクリーン、鋼管製エンジンガード、補助LEDスポットライト、専用サポートを備えたサテライト・ナビゲーション・システム、ムルティストラーダV4ラリーの全方位ツアラーとしての資質をさらに高めたい方のために、燃料タンクとリア・プレートの両方(トップケースまたはソフトバッグ)のために設計された専用のサポートと様々なラゲッジ・ソリューションなどが挙げられる。
また、ムルティストラーダV4ラリーをよりスポーティに演出するカーボンファイバー製コンポーネント、ビレット・アルミニウム削り出しのレバー&フットレストやブレーキ&クラッチ・フルード・リザーバー、ダイナミックLEDインジケーターといったアクセサリーも用意されている。

ドゥカティは、ムルティストラーダV4ラリーでのツーリングを最大限に楽しむための、アパレル・ラインナップも制作した。たとえば、Atacama C2スーツは、ベンチレーション専用の広いエリア、取り外し可能なスリーブ、サーマル・ライニングと防水メンブレンを含む3つの独立したレイヤーを備え、あらゆる気象条件で快適なライディングを実現する。また、快適なストレッチ生地で作られたStrada C5スーツは、高い耐久性とモジュラー式のサーマル・プロテクション機能を特徴とし、取り外し可能なGore-Tex®内部メンブレンと、バイクを駐車した後も単独で使用できるインナー・ダウンジャケットを備えている。

導入スケジュール

ドゥカティ・ムルティストラーダV4ラリーは、2023年2月より販売開始予定。カラーは、ドゥカティ・レッド、ブラッシュド・アルミニウム&マットブラックの2種類が用意されている。後者は、アルミニウム素材を露出させた燃料タンクと、ブラックの前後スポークホイールを装備している。

ドゥカティ・ムルティストラーダV4 ラリーは、他のムルティストラーダ・モデルと同様、ドゥカティ正規ディーラーネットワークが提供する、4年間走行距離無制限の保証、「4Ever Ducati」**を提供している。

技術情報およびその他の写真を含むムルティストラーダV4 ラリーのプレスキットは、ドゥカティ・メディアハウスから入手可能だ。

*ユーロ5仕様
**「4Ever Ducati」保証が適用される国のみ。詳細については、Ducati.co.jp で確認できる。

リリース提供元:Ducati

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