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飛躍の年!国内最高レベルのバイクレース全日本第8戦鈴鹿レポートDFR豊島怜

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

株式会社ドッグファイトレーシングは、MFJ全日本ロードレース選手権シリーズST1000クラスの第8戦鈴鹿大会のレポートを発表した。

ドッグファイトレーシングから参戦する豊島怜選手は、YAMAHA YZF-R1を駆り、レースに臨んだ。予選のアタックラップ1週目でレースウィークベストのタイムを更新するも、赤旗中断となり、そのラップタイプはキャンセルされることに。再開後のアタックではベスト更新はならずも予選を7位で通過した。予選終盤では、風の影響でタイヤが冷えてしまい、スリップダウンを喫してしまうアクシデントもあった。決勝では1週目で9番手まで順位を落としてしまうも、最終的には6位までポジションを上げてフィニッシュ。年間ランキングでは7位を飾った。

「イマが1番強い」と自身でもコメントする豊島選手。今シーズは、鈴鹿サーキットのパドックトークへの出演や、ヤマハ発動機のイベントブースへの出演など、昨年以上に注目度がアップしている。これからの活躍も期待し、最大限のエールを送りたい。

目次

2024 レース結果報告書 全日本選手権 第8戦 MFJGP(鈴鹿)大会

ST1000決勝は20分からスタート

イベント名 : 全日本選手権 第8戦 MFJGP・鈴鹿大会
開 催 日 : 2024年10月26-27日
観客動員数: 6050人
レース結果 : ST1000 #7 豊島 怜 予選 7位 決勝 6位 年間総合ランキング7位
WEBリザルト : https://www.jrr.jp/result/2024/result2024-rd8-suzuka#index_UF3y6OgO
YouTube動画: https://www.youtube.com/watch?v=GF68QcdJoBk&t=3493s
動画再生回数:18.9万回(土日合計) (ST1000決勝は20分からスタート)

公式予選・決勝

木曜日と金曜日の2日間の練習走行では様々な要因で変化していく車体のフィーリングに対して、タイムの落ち幅を少なくするライディングとセッティングを見つけるのが課題でしたが、想定していたよりも良い状態に持っていくことができず、タイムは伸び悩んでしまいました。

予選ではアタックラップ1周目でレースウィークのベストタイムを更新。そして2周目に入り自己ベストでセクターを通過するも、赤旗中断となりそのラップタイムはキャンセルされてしまいました。

赤旗再会後にもう一度アタックを試みましたが、ベストタイムと殆ど同じタイムで僅かに更新することはできませんでした。予選の終盤ではピットインした翌周のS字コーナー3個目の左コーナーでスリップダウンを喫してしまいました。原因は気温が低く冷たい風が強く吹いていた為、タイヤが冷えてしまっていたことです。

予選の転倒によりマシンが大破してしまい、朝のフリー走行では修復を終えたマシンの確認を実施。更に決勝を想定してガソリンタンクを満タンにしての車体のセットアップ確認を短い走行時間でアジャストして決勝に向けた準備を整えます。

決勝ではスタートしてからポジションを落としてしまい1周目を9位で通過。その後すぐにポジションを回復してゆきレース中盤には6番手までポジションを上げてトップ集団の中でレースを展開します。

しかし、ここから周回を重ねるにつれてマシンの挙動が大きくなってしまいました。自分のライディングで誤魔化しきれなくなったところで電子制御のモードを切り替えて対応しようとしましたが、更に厳しい状態になってしまいトップ集団から離され単独走行となりました。レースウィークに詰めきれなかった部分が後半の差を生んだと思います。。

豊島怜コメント

今シーズンもご支援して下さった皆様のお力添えが支えとなりシーズンを無事に終えることができました。納得のいく結果を残すことができませんでしたが、今年はほぼ全てのレースで表彰台に立てる可能性があり、「惜しかった」「あと一歩だった」と言っていただけることが多くなり、自分が選手としてイマが1番強いと確信できております。

今シーズントップ争いや表彰台争いをできるようになったのは自分自身ライダーとしての成長だけではなく、チーム体制を強化して下さった室井監督をはじめ、ご協賛して頂いているスポンサーの皆様からの支えがあったからです。

チーム関係者の皆様、並びにご協賛して頂いている各位スポンサーの皆様、そしてファンの皆様、今年一年誠にありがとうござました。

年間ランキング7位・応援ありがとうございました

リザルト

チーム代表コメント

2024シーズンお疲れさまでした。
納得はいっていませんが先ずは豊島が無事でシーズンを終えられた事にホッとしています。

一つ間違えれば大きな怪我につながるリスクの大きい競技です。そして金銭的にもライダーの負担も
大きく厳しい環境の中でここまで駆け上がってきた継続の力は素晴らしい事です。

その成果は着実な成長の足跡を残してくれていると感じるシーズンでした。

「あと一歩」、「もうちょっと」、「次回こそ」、こんな声を多く聞くシーズンでした。
それだけ期待されているし注目されてきた証明です。

羽化する前の蝶が蛹の中でもがくようなシーズンでしたが、全ての蝶が羽化出来るとは限りません。
蛹の中で人生を終える者もいます。羽化して美しく飛び立つ蝶は諦める事なくもがいて蛹の殻を打ち
破った結果です。
豊島怜が羽ばたくその日を楽しみにしています。

2024シーズンを共に戦ったチームクルーのみんなもお疲れさまでした。支えて戴いた各企業様、スポ
ンサーの皆様、ご家族友人の皆様にも感謝いたします。

そして何よりもサーキットの現場や、SNS等で応援・声援・画像のアップなど豊島とチームを見守って下さったファンの方々に深く御礼申し上げます。

ありがとうございます!

チーム代表 室井秀明

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