2023年9月24日に栃木県の安住神社でCB-F系&CB-R系に限定したオフ会が開催された。
開催を呼びかけたのは、全国バイク神社認定第一号の安住神社のある栃木県塩谷郡高根沢町を地元とするチャンプ氏と、CB-F系、CBX、CB-R系といった車両を得意とする、埼玉県草加市に店舗を置くT.T.Rモータースだ。
実は、4月に同じ会場でチャンプ氏主催のもと「第1回Honda旧車ミーティング」が開催されており、その時にはホンダの旧車が約600台集結した。この時もT.T.Rモータースが参加し、さらに地元の有名カスタムショップでCB-F系をメインとしたカスタム制作やパーツ販売を行う市本ホンダ(Team CB’s)も参加していた。その市本ホンダの代表・市本正治氏が5月に永眠され、彼を追悼するのが今回のオフ会の目的でもあったのだ。
オフ会当日は9月も後半だというのに気温は高く、じっとしていても汗ばむほど。しかし湿度は思いのほか低くバイクで走るには最適な気候だ。時間とともにCB乗りが一台、また一台と集まってくる。
午前10時を過ぎたころにはCB‐F&R系の旧車が50台、その他の車両が20台と合計70台のバイクが集結。オフ会ということもあり、会場には通常のイベント以上にリラックスした雰囲気だ。
オフ会の参加者がおおよそ集合したところで、CB系カスタムで全国的にも有名な市本ホンダの代表・市本正治氏、このオフ会を楽しみしていた彼に黙祷を捧げた。
集まったCB-F&R系オーナーは、SNSで繋がっているがこの会場で初めて顔を合わす人がいたり、久しぶりに仲間と一緒にツーリングを楽しみつつ会場を訪れたりと様々だ。最初は仲間うちで話していた参加者たちだが、自分と同じようにCB‐F&R系の旧車を所有する仲間ということもあり、打ち解けるまでには時間はさほどかからない。同じバイクを愛する同士とあって会話は弾む。
絶好のバイク日和とあって、ここから一緒に走りに行く人、予定していたツーリングを続ける人など、三々五々に解散していった。
思い思いのCB-F&R系車両は個性も様々!
1979年に発売されたCB750F。漫画「バリバリ伝説」で主人公の愛車としても登場した車両だ。当時のフラッグシップとして君臨し、今でもなおは人気の高い。CB-F系の参加者が最も多く、大幅にカスタムが施された車両があれば、オリジナルに重きをおいて乗っていたりと、会場の車両を見て歩いているだけで飽きることはない。
CB1100Rは1981年から1983年まで生産されたスーパースポーツだ。レースで勝つことを目的にCB900Fをベースに開発、限定生産された。新車価格は250万円! 車名についた『R』は伊達ではなく、ART製鍛造ピストン・強化プライマリーチェーン等々、スペシャル仕様だったのだ。
会場には、バイク好きで知られるレイザーラモンRG氏所有のCB1100Rも展示。訪れたCB-F&R系オーナーもまじまじと眺めていた。
2024年にCBミーティングを予定!!
今回は車両を限定して行ったオフ会だが、2024年にはCB乗りなら誰もが参加できるイベントを計画中だ。
「新しい車両だから……」
「旧車のCBと一緒のイベントには参加しにくい……」
といったハードルをなくし、『CBと名の付いたモデル』なら新旧問わないという。
2024年の春頃を予定しているが、具体的な日程はまだ未定。
開催の詳細が決まり次第、モトメガネでも情報を発信していくので楽しみにしてほしい!
ツーリングの目的地にも!
バイク神社第一号『安住神社(やすずみじんじゃ)』
『安住神社(やすずみじんじゃ)』は栃木県塩谷郡高根沢町にある神社だ。平安初期の昌泰2年(西暦899年)、新井吉明が国家鎮護のために摂津住吉大社の大神の御分霊をこの地に勧請したことが起源だ。
厄除け・方位除け(八方除け)・災難除け等の御利益があり、「子授け・安産・子育ての神様」としても崇敬されている。
また「安住」という名称から「安らかなる住まいの神様」と呼ばれ、安心して暮らせるよう家をお守り下さる神様としても信仰されているのだ。
バイク神社としての始まりは、バイク事故が多いことを憂い、平成20年よりライダーの安全を願い、安住神社の航海・交通の安全を司る中筒男尊を御祭神として、境内の末社にバイク神社を祀っている。