MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちわ!バイクでグルッと日本を2周済みの男、さすライダーです。
今まで日本中の「天空の道」と呼ばれる道をたくさん走ってきましたが、その中でも最も個性的かつ印象的な道が「魚沼スカイライン」です!
その名前通り「魚沼産コシヒカリ」で有名な新潟県は魚沼エリアを貫く「快走できないワインディングロード」の実走レポートをお届けします(ニヤリ)
魚沼スカイラインとは?
日本屈指の米所として有名な「魚沼」の称号を冠する、絶景だけど快走できない個性的なワインディングロードが「魚沼スカイライン」です。
新潟県は十日町市と南魚沼市を結ぶ全長18.8kmの「県道560号線」が魚沼スカイラインで、標高1,000m前後の尾根伝いを走るダイナミックなライディングを楽しめる道です!
しかし、全体的に勾配がきつく、しかも道幅が狭い上にブラインドコーナー率も結構高く…さらには一部アスファルトではなくコンクリートの路面もあったりするので…決して気持ちよくアクセルを開けて快走できる道じゃないけど…むしろ一歩間違うと「酷道」の部類に入る道だけど…
それでも上手く言葉にできない不思議な魅力と、美しくも厳しい魚沼エリアの自然の刹那に惹かれてしまう…まさに「個性的なワインディングロード」なんです!
ちなみに実は新潟県は「日本有数の山岳地帯ながらワインディングロードに乏しい」というちょっと切ない特徴がありますが…おそらくそんな新潟県の唯一無二のライダーの走りどころが魚沼スカイラインです。
実走レポート:小嶋屋総本店〜魚沼スカイライン入り口
さてさて、ここからいよいよ魚沼スカイラインの実走レポートをお届けしますが、まずは「アタック前の腹ごしらえ」ということで…魚沼スカイラインの北の玄関口の十日町市が誇る蕎麦の名店「小嶋屋総本店」をスタート地点とさせていただきます!
ここは木製の「へぎ」という名前の器に一口サイズで並んでいる「つなぎにふのり(海藻)を使っている緑色の蕎麦:へぎそば」が有名なお店で、実は新潟県内に複数の店舗を構えるチェーン店ですが…僕がおすすめするのはズバリ十日町市にある本店です!
とにかく喉越し抜群の「へぎそば」は何杯でもいけちゃう感じなので…決して食い過ぎてアタック前にドロップアウトしないようにご注意を(マジで美味いっす)
そのあまりの美味しさに想像以上に「へぎそば」を摂取してしまった後は…県道49号線→国道253号線と走り繋ぐと「上越魚沼地域振興快速道路 」の「八箇IC」との分岐点にぶち当たるので、それをそのまま直進して長めのトンネルを抜けると…いよいよ魚沼スカイラインの入り口に辿り着きます!
ちなみに入り口には割と主張の激しい「魚沼スカイライン 八箇峠 入口」と記された立派な案内板があるので、勢い余って通り過ぎる…なんてことはないかと思います(知らんけど)
なお、小嶋屋総本店からここまでの所要時間は大体30〜40分くらいです。
実走レポート:魚沼スカイライン入り口〜魚沼展望台
意を決して魚沼スカイラインに愛車と突入すると…はじめは普通に2車線の道で「な〜んだ、普通に走りやすいワインディングじゃん」とある意味ガッカリ(?)するかもしれませんが…これがすぐに割と勾配キツめの道幅の狭い1車線になり、おまけに次から次へとブラインドコーナーが出現するので…思わず「な、なるほどね…」と臨戦体制にスタイルチェンジする自分に気付くはずです。。。
本当に一歩間違えると酷道のような道が暫く続きますが…徐々に展望が開けてくると「これぞ天空の道だぜ、ウェ〜イ」と叫びたくなる絶景区間に突入します!
まさにこのドラマチックな展開こそが魚沼スカイラインの真骨頂で、だからと言って景色に見惚れる暇がないほど運転に集中する必要がありますが(展望が開ける=道が広くなるわけではない)それでもライダーなら思わず「ニヤリ」としてしまう瞬間が何度も訪れるはずです(ニヤリ)
ちなみに所々にアスファルトではなくコンクリートの区間も出てくるので、くれぐれも運転は慎重に優しく行なってくださいね…
さて、魚沼スカイラインには途中数カ所の展望台がありますが、その中で最も絶景かつ設備もしっかりしている場所が「魚沼展望台」です。
標高920mとなかなかの高所に位置する展望台で、ここから魚沼盆地と越後の山々を一望できる絶景を堪能することができます!
ちなみに恐らく初めて魚沼スカイラインを走ったライダーなら「絶対にこの道は途中にトイレなんてないよね…」と悟るかと思いますが…ところがどっこい魚沼展望台にはちゃんと駐車場と公衆トイレが設置されております(まさかの)
実走レポート:魚沼展望台〜清津峡(ゴール)
個性的かつ不思議な魅力に溢れた魚沼スカイラインを走り終えると「国道353号線」に突き当たるので、今度はこれを西に進むと「清津峡」の案内板が登場します。
…っと、恐らく清津峡を知らないライダーだと「え?なになに、清津峡?あ〜山岳地帯によくある峡谷ね?そりゃ〜今険しい山道を走ってきたんだから、峡谷の一つや二つくらいはあるよね?」などと…「清津峡をどこにでもある峡谷」と認識してしまうかもしれませんが…実は清津峡はなんと!なななんと!日本三大峡谷のひとつだったりします!
ちなみに日本三大峡谷とは富山県の黒部峡谷、それから三重県の大杉谷、そして新潟県の清津峡の3つの峡谷のことで、清津峡は切れ味が良さそうな鋭いV字型のダイナミックな峡谷となっております。
ってか、個性的なワインディングロードを抜けた先に、まさかの日本三大峡谷のひとつがあるとは…なんと!なんと罪深き新潟県のツーリングスペックの高さよ!
…ってことで清津峡を見学するためには1,000円が必要ですが、さすがに日本三大峡谷だけに一見の価値がありありなので、ここはぜひ見学していくことをおすすめします。
ちなみに全長750mの観賞用トンネルを歩くことになりますが、その途中にある大きな水鏡がある場所は「日本有数のインスタ映えスポット」だったりします。
なお、清津峡にはバイクを置ける無料の駐車場と公衆トイレ、それからお土産屋とカフェもあります…ってことで、今回の実走レポートはこれにて完結とさせていただきます!お疲れ様でした♪
魚沼スカイラインが登場する動画
5分28秒付近から小嶋屋総本店→魚沼スカイライン→清津峡が登場します。