MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちわ!バイクでグルッと日本を2周済みの東北人、さすライダーです。
現在はライダーの聖地こと北海道に住んでいますが、東北在住の頃によく走りに行っていたお気に入りの道が「鳥海ブルーライン」です!
海と山という相反するライダーの2大好きなシチュエーションを同時に楽しめる道としては、おそらく日本最高峰の道かもしれません(ニヤリ)
鳥海ブルーラインとは?
鳥海ブルーラインとは山形県と秋田県を跨ぐ日本百名山「鳥海山」を貫く絶景ワインディングロードで、総延長約34.9kmとボリューム満点の道です!
特徴としては日本海の海抜ゼロ地点から、一気に標高1,100メートル付近まで駆け上がることで、それゆえ海と山の景色を同時に楽しめる贅沢な仕様となっております。
道としては山形県側の「県道210号線」と、秋田県側の「県道131号線」の2本で構成されている道で、どちらも日本海の大動脈「国道7号線」からアクセスできます。
ちなみに鳥海ブルーラインの通行料は無料で、例年11月上旬~4月下旬にかけては冬季閉鎖となります。
実走レポート:西浜エリア〜太平山荘
今回は鳥海ブルーラインの山形県側からアクセスして、秋田県側に抜ける実走レポートをお届けしますが、この場合は「西浜エリア」が拠点となります。
西浜エリアは道の駅の「鳥海ふらっと」やコンビニ、それから各種飲食店やショップ、そしてキャンプ場や日帰り温泉施設などがある…観光客やライダーにとって利便性の高いエリアで、特に「西浜キャンプ場」は海のすぐ近くに1泊1,000円で泊まれる個人的におすすめのキャンプ場です!
日程に余裕がある場合はここで前泊(キャンプ)すると、翌日速攻で鳥海ブルーラインにアクセスできます。
西浜エリアから国道7号線を北上すると、あっという間に鳥海ブルーラインの入り口(県道210号線)との分岐点が見えてくるので、いよいよここからが本番です!
ちなみに道路脇に割と大きめの「鳥海ブルーライン」と書かれた案内板があるので、分岐点を見逃す可能性は低いと思います。
ということで、走り始めは「森の中を走る普通の山道」といった感じですが、その後徐々に日本海と鳥海山の景色が広がり、タイトコーナーが続く「太平山荘」付近からはハイライト区間に突入します!
バイクの走りも景色も最高に楽しめる区間なので、すれ違うライダー同士のピースサイン率も高く、あなたのバイブスが鰻登りになること間違いなし(ニコニコ)
実走レポート:太平山荘〜鉾立
鳥海ブルーラインのハイライト区間を雄叫びを上げながら走っていると、鳥海山最大のパーキングエリア「鉾立(ほこだて)」が見えてきます。
ここは鳥海山の5号目(標高1,100メートル)に位置する主要な登山口として、広い駐車場と公衆トイレ、それから各種設備の整ったレストハウス、加えて鳥海山について学べる鉾立ビジターセンターがあります。
ちなみに鉾立パーキングエリアの駐車料金は無料で、ここから徒歩10分くらいで鳥海山が目の前に迫る絶景スポット「鉾立展望台」に行くこともできます!
なお、これは一般的にはあまり知られていない…できれば内緒にしておきたい秘匿性の高い情報ですが…なんと!この値上げラッシュのご時世に「1泊1,830円!!!」という脅威の低価格で宿泊できる「鉾立山荘」もあります(寝るだけなら全然あり)
例年GW前後に開通される鳥海ブルーラインですが、開通して間もない頃に行くと…鉾立パーキングエリア付近に「雪の壁」があるかもしれません。
もちろん見つけたら速攻壁の前に愛車を置いての記念撮影をお忘れなく♪
実走レポート:鉾立〜道の駅 象潟ねむの丘(ゴール)
後半戦は初っ端からタイトコーナーや複合コーナーが連続するテクニカルな区間なので、太平洋の眺めが抜群ですが運転に集中しましょう!
あとは秋田県側の国道7号線を目指して突き進むだけですが、きっと鳥海山が離れれば離れるほど切なくなると思います…が!決して振り返らずに進みましょう(僕は振り返りましたが…)
無事に国道7号線に合流して、北へ5分ほどバイクを走らせると、数ある東北の道の駅の中でも屈指の人気を誇る「象潟(きさかた)ねむの丘」が見えてきます。
日本海の美味しい海産物を味わえるレストラン「眺海」と、日本海を見ながら温泉に浸かれる「眺海の湯」の極上コラボレーションで、どうぞ優雅な「アフター鳥海ブルーライン」をお過ごしください…ってことで、今回の実走レポートはこれにて完結とさせていただきます!お疲れ様でした♪