MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちわ!バイクでグルッと日本を2周済みの男、さすライダーです。
現在はツーリングライダーの聖地こと北海道に住んでいますが、今回は数ある北海道の名道の中でも特にライダーに人気の高い「国道273号線:三国峠」の実走レポートをお届けします!
国道273号線:三国峠とは?
日本最大の国立公園「大雪山国立公園」を貫く国道273号線の通称名が「三国峠」です。
旭川エリアの上川町と帯広エリアの上士幌町を結ぶ、全長約100kmの超ロング絶景ワインディングロードとして知られており、北海道の道としては最高所の標高1,139m付近を通過します!
実は数多くのバイク雑誌で紹介されている「大雪山の広大な樹海の上に佇む一本の橋」は三国峠のハイライト区間で、この道を走る多くのライダーが記念撮影をしていきます。
ちなみに三国峠は全線に渡って「北海道屈指の紅葉の名所」としても有名です。
実走レポート:上川町〜層雲峡
今回は旭川エリアの上川町から三国峠にアタックする実走レポートをお届けします。
高規格無料自動車専用道の「旭川紋別自動車道:上川層雲峡IC」を降りるとすぐに国道39号線にぶつかるので、後はそれを「北見方面」に向けて走ると、自動的に国道273号線との重複区間(三国峠の入り口)へと続きます。
ちなみに約100km先の終点の上士幌町までガソリンスタンドが一軒もないので、必ず上川町か旭川で満タンに入れておきましょう!
そして、三国峠アタックをする前に「上川層雲峡IC」から5分くらいの「BIG SNOW DRIVE-iN」に立ち寄ることもお忘れなく。
ここは元ガソリンスタンドを改修した、ライダーが好きなアメリカ〜ンな雰囲気のカフェで、フライドポテトとチキンが激ウマなのでぜひご賞味あれ!
上川町から断崖絶壁の続く景勝地「層雲峡」までの道は、いかにも北海道らしい道幅の広い直線道路が続いています!
そして、層雲峡が近づくにつれて、徐々にゴツゴツとした岩肌が目立つワイルドな風景へと移り変わり、それから人気温泉地の「層雲峡温泉」を越えると、今度はおすすめ立ち寄りスポットの「銀河・流星の滝」が登場します。
銀河・流星の滝は層雲峡を代表する観光スポットで、断崖絶壁を流れ落ちる2つの豪快な滝を間近で見ることができます!
しかし、銀河・流星の滝はあまりに巨大なので、、、2つ同時に見るためには、「双瀑台」という展望台まで登る必要がありますが、徒歩20分ほどの急坂を登る必要があるので、、、僕のような週3ジム通いのアスリートライダーではない限りは「覚悟を決めて」上る必要があります(GOOD LUCK)
なお、銀河・流星の滝には無料のバイク駐輪スペースが用意されていて、敷地内には公衆トイレやお土産屋、それから軽食コーナーなどもあります。
実走レポート:層雲峡〜三国峠PA
銀河・流星の滝を過ぎると今度は中高速コーナーが続くワインディングロードへと突入します。
大雪山の雄大な風景を横目に、白樺並木が続く道を走るのは本当に気持ちが良く、加えて交通量も少ないので快走できます!
そして、しばらく走ってちょっと暗くて道幅の狭いトンネルを越えると、、、唐突に北海道最高所の「三国峠PA」が登場します。
ここから大雪山の広大な樹海を一望することができますが、そのあまりの迫力にきっと驚くはずです!
ちなみにライダーとしては「三国峠」と書かれた看板の前に愛車を止めて、記念撮影をしたいところですが、、、駐車場が全体的に斜めっているので、くれぐれも愛車を停める場所には注意しましょう。
三国峠PA内には公衆トイレと「三国峠cafe」があり、ここのソーセージカレーはボリューム満点でライダーに人気があります!
しかし、お店が小さく人気店ゆえに混雑で入れないこともあるので、、、その場合はこちらも人気のハンドドリップコーヒーをテイクアウトして、三国峠の絶景を見ながら味わうのもおすすめです。
実走レポート:三国峠PA〜上士幌町(ゴール)
三国峠PAを出発すると、いよいよ最大のハイライト「例の橋が見える区間」が登場します。
その名も「松見大橋」が見える区間は、かなりの標高差を一気に下る「半ループ橋」のような道になっていて、景色も走りごたえも文句なしに三国峠No.1の区間です!
ちなみにバイク雑誌のような「樹海を貫く松見大橋の写真」を撮りたい場合は、少し手前にある「緑深橋」の路肩から撮影するのが一般的です。
なお、緑深橋には路肩と車道の間に安全用のポールが設置されていて、すぐ近くに砂利ですが駐車場も用意されています(路肩にバイクを停車しての撮影はNG)
あまりの絶景と気持ち良さに「心のハァハァ」が止まらないハイライト区間を過ぎると、、、今度は直線道路が目立つ林間コースに突入します。
そして、しばらく走るとこれまた人気温泉地の「ぬかびら源泉郷」があり、温泉好きのライダーなら無料の「温泉公園 足湯」に浸かるか、もしくは日帰り入浴可能かつ屋根付き駐輪場完備の「中村屋」でひとっぷろ浴びていくことをおすすめします。
ちなみに温泉に浸かる気分ではない場合は、温泉街の外れにある大雪山の自然について学べる施設「ひがし大雪自然館(無料)」にて、氷河期を生き抜いた北海道だけに生息する絶滅危惧種「ナキウサギ(超カワイイ)」を見てキュン死するのもいいかもしません(剥製です)
なお、ひがし大雪自然館の駐車スペースには公衆トイレが設置されているので、トイレ休憩だけでもOK牧場です。
ぬかびら源泉郷を抜けると、あとはゴールの上士幌町まで約20分くらいの道のりです。
ちなみに上士幌町では久しく見ていない信号機とガソリンスタンドに出会えますが、ライダーに人気の1泊500円で泊まれるキャンプ場「上士幌航空公園キャンプ場」もあるので、ここにテントを張ると幸せな気持ちで1日を終えることができます!
ってことで、北海道屈指の絶景ワインディングロード「国道273号線:三国峠」の実走レポートはこれにて完結とさせていただきます!お疲れ様でした♪
動画で三国峠のハイライト区間が見れます
冒頭〜00:24、11:00〜11:31付近が三国峠のハイライト区間の映像です。