道の駅の特徴
道の駅のある上野村は群馬県の南西部、埼玉県と長野県の県境に位置している。四方を山に囲まれ清流・神流川とその源流が流れる自然が豊かな村で、渓流釣りのメッカとしても知られている。
道の駅は国道299号沿いにあり、休日なると多くのライダーが訪れる人気のツーリングコース。道の駅から道路を挟んで反対側には、屋根付きの二輪車専用駐輪場が広いスペースで用意されている。
群馬県第1号の道の駅と歴史は古いが、2018年にリニューアルオープン。神流川のほとりに建つ建物は一新されて、上野村の魅力が集まる場所となった。
明るく広々とした施設内には、お土産ショップ、レストラン、休憩スペースが用意され、外には神流川を望めるテラスとBBQスペースを完備。建物から川原に降りることも可能だ。
レストランでは、村の特産品である「いのぶた」や「十石みそ」を使った料理や、郷土料理の「つとっこ」を味わえ、テイクアウトコーナーでは十石みそソフトクリーム(冬期販売休止)などを販売。上野村の食を満喫できる。お土産ショップでは上野村の農産物や特産品、併設する菓子工房のスイーツや焼き立てパンを販売。十石みそ漬けやいのぶた加工品などお土産向きの商品も多く揃う。
関越自動車道本庄児玉ICから神流川と並走する国道462号を走っても、秩父から国道299号を通っても、走りも景色も楽しめるルートとなっている。上信越自動車道下仁田ICから湯の沢トンネルを使用すれば約30分と、アクセスもしやすい。道の駅の隣にはガゾリンスタンドが隣接しているので、道の駅で休憩の際に給油もできるので重宝する。
施設紹介
お土産ショップ、レストラン、テイクアウトコーナー、神流川の展望が抜群の「うえのテラス」、手ぶらでBBQを楽しめるBBQテラスを備える。さまざまな木工芸品を販売する「ウッディー上野村銘木工芸館」も併設する。
名物&名産品
◆いのぶた
約50年前から飼育が始まった上野村名物のブランド肉で、イノシシの父親とブタの母親を掛け合わせた子供のこと。赤身肉は風味豊かな味わいで、脂身は甘みとコクがある。売店では、スライス肉のほか餃子やフランクなどの加工品を販売し、レストランでは各種いのぶた料理が食べられる。
◆十石みそ
大豆、大麦、塩のみで、天然醸造された麦味噌。米が作れなかった上野村では昔は麦を主食としていたので、保存食として麦味噌が造られていた。数量限定の上野村産大豆使用のものと、国内産大豆で作られた2種類の十石みそを販売する。
◆いのぶた肉の十石みそ鍋
特産の「いのぶた」を十石みそで煮込んだ鍋。いのぶた肉はクセがなく、肉の甘みと旨みが、十石みそ仕立てのスープと相性抜群。十石みそのやや甘みとコクのある味わいに、いのぶた肉の旨みが加わり絶品。野菜や豆腐などもたっぷりと入り、お腹も大満足。いのぶたを堪能できる村の名物料理。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆上野スカイブリッジ
「川和自然公園」と「まほーばの森」を結ぶ全長225m、高さ90mの巨大な吊り橋。空中散歩をしているかのような体験ができる。橋の上からは山と眼下に渓谷を見ることができ眺望が抜群。歩行者専用の吊り橋で、通行料は1往復100円。紅葉の時期がおすすめ。
◆鍾乳洞「不二堂」
川和自然公園内にある。延長が2.2kmで、関東最大級の長さ。洞内の各所には仏教の名にちなんだ名前がつけられてあり、修行の場として使われていた歴史もある。1周約40分のコースで料金は大人800円。群馬県の天然記念物に指定されている。