道の駅の特徴
山口県東南部に位置する周防大島町。瀬戸内海に浮かぶ島では淡路島、小豆島に続いて3番目に大きい島だ。町ではミカン栽培が盛んで、県内のミカン生産量の約80%を占めており、「みかんの島」として知られている。また、冬でも温暖な気候やハワイのカウアイ島と姉妹島になっていることなどから「瀬戸内のハワイ」とも呼ばれており、夏の毎週土曜には各所でフラダンスが披露されている。
『道の駅 サザンセトとうわ』は、R437に面しておりアクセスは抜群。道の駅は、本州と周防大島を繋ぐ大島大橋を渡って25分ほどの場所にある。駅の裏手はすぐ海で、瀬戸内海を望む絶好のロケーション。道の駅建物1階には売店、2階にレストランが入る。2階のテラスにはテーブルやベンチが用意されており、海を眺めながら一休みできる。
売店では、地元の農水産物や地元銘菓、土産品、弁当などを販売。なかでも特産のミカンや加工品、ミカンを使った土産品などは多彩な品が揃い、海産加工品ではひじきやいりこなどが数多く並ぶ。
レストランでは、地魚や地元の食材を使った食事を提供。オーシャンビューの店内で、「お魚フライ定食」「穴子ちらし寿司」などの海の幸を、現地ならではのお手頃価格で味わえる。季節限定では、周防大島の郷土料理「みかん小鍋定食」も楽しめる。焼き印の入ったミカンとミカン果皮入りの地魚つみれが入った鍋で、ミカンが旬の時期だけの限定品だ。
外にあるソフトクリームコーナーでは、ミカンや防大島の海水で作った「龍神の鹽(しお)」などのご当地ソフト、ドリンクなどを販売。土日祝限定で、大島の形をしたミカンサブレとミカン果肉、ジャム、ミカンゼリーが入ったミカン尽くしの「島ソフト」もある。購入前にヘルメット見せるとソフトクリームが50円引きになる「バイカー割引」もあるのでぜひ。
屋外スロープ横には、周防大島で新規開業を目指す人のチャレンジショップが並んでいる。現在は地場食材を使ったたこ焼きや、ハワイアンタコス店、ラーメン店など5店舗の飲食店が営業する。また道の駅敷地内では「サザエうどん」が名物のうどん店も営業しており、さまざまな食を楽しめるスポットとなっている。
周防大島は海を眺めながらのんびりとツーリングを楽しめるスポットだ。海岸線に沿って島内1周してもおもしろい。島の特産品がずらりと揃い、おいしい魚と多彩なグルメを楽しめる道の駅は、食事や買い物、休憩での立ち寄りに最適の場所。休日には多くのライダーが集まるスポットだ。
施設紹介
道の駅施設には売店、郷土料理レストラン、ソフトクリームコーナーが入り、屋外にチャレンジショップ(5店舗)がある。敷地内には近隣施設として、フードコートのある「お魚センター」(土日祝営業)、「うどん 前小島」(土日祝営業)や、日曜朝市も開催される。幼児公園も併設する。
名物&名産品
◆大島みかんと柑橘
周防大島ではさまざまな種類の柑橘を栽培。秋から春にかけて、温州ミカンや山口県オリジナルの品種など、バラエティー豊かな柑橘が店頭に並ぶ。ジュース、ジャム、缶詰などは種類豊富で、お土産にもオススメだ。
◆みかんソフト
人気No.1の道の駅オリジナルのご当地ソフト。ミカンのさわやかな風味を楽しめ、甘すぎず、さっぱりとしている。ソフトクリームには、大島産の濃縮みかんジュース「みかんのしずく」が使われている。
◆小いわし定食
特産の小イワシを、お刺身と天ぷらで堪能できる定食。数量限定品。当日の水揚げ状況により、販売がないことも。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆真宮島
道の駅の裏手にある小さな無人島。干潮時の前後3時間だけ砂浜から砂の道が伸びて、歩いて渡ることができる。道の駅からは防波堤沿いを歩いて、約3分。恋愛のパワースポットと言われている神秘の島だ。
◆厳島神社鳥居
広島県宮島にある「厳島神社」の約500ある分社のひとつ。宮島の本社と同じく、赤い鳥居が浜辺に建てられている。瀬戸内海の眺望と海の青さ、鳥居の赤色のコントラストが美しく、絶好のフォトスポットだ。