道の駅の特徴
千葉県の最南端に位置する南房総市は、春は花摘み、夏は海水浴を楽しめる人気の観光スポット。アワビや伊勢海老などの海の幸や、房州ビワ、鯨料理など食も豊かで、グルメも満喫できる場所だ。さらに、全国の市町村の中で最多の9個の道の駅をもつ市でもある。
『道の駅 富楽里とみやま』は南房総市最北にある道の駅。この道の駅の最大の特徴は、一般道と有料道路、どちらからでも利用できることだ。ハイウェイオアシスも兼ねており、富津館山自動車道のサービスエリアとしても利用することができる。広大な駐車場には、バイク用の駐輪スペースも用意されている。2023年7月にリニューアルオープンした。
1階は地元農水産物、特産品が並ぶ直売所、2階はフードコートとなっている。リニューアルでフードコートは一新され、地元ならではの食事を楽しめる場所となった。ローストビーフ丼などを食べられる和牛専門店、焼きたてパンを販売するベーカリー、醤油ラーメンが人気のラーメン店、お惣菜店やソフトクリームやピザ・パスタなどを提供する牧場直営店などが並び、しっかりとした食事から軽食、スイーツまでバラエティ豊かなメニューを楽しめる。
広々としたフードコートには席数が多く用意されており、2階屋外にはテラス席もある。
1階の直売所には、地元産の新鮮な農産物や特産品・土産品などが豊富に揃う。農産物コーナーには季節ごとにさまざまな種類の農産物が並ぶ。水産物販売コーナーもあり、アワビやサザエなどの魚介類や、刺身、塩辛などの海産物や加工品を販売する。惣菜類では巻き寿司が充実。断面がかわいい絵柄になっている郷土料理の「祭り寿司」や富楽里名物の太巻きがズラリと並び、人気だ。
首都圏からも近く、アクアラインを使えば1時間30分ほどでアクセスできる南房総は、ツーリングで人気のエリアで、冬でも温暖なので真冬のツーリングにも最適だ。道の駅はサービスエリアとしても活用できるので、ツーリングの休憩場所にも最適。食事や買い物を気軽に楽しめる立ち寄りスポットだ。
施設紹介
道の駅施設1階は、物品販売コーナー、2階のフードコートには、和牛専門店「小柴牧場」、「らーめんわたなべ」、「FURAPAN!」、近藤牧場直営店の「Kondo Farm」、「菜の花」、「青倉商店」が入る。2階には「緑のテラス」もある。
名物&名産品
◆太巻き
海苔の代わりに玉子焼きで巻いてある房州名物の太巻き。卵焼き1枚につき9個の玉子が使用されていて、出汁や添加物は不使用。毎朝30分かけて手焼きされている。酢飯は千葉県産米、揚げやカンピョウも自家製の手作りの太巻きだ。
◆つみれ汁
「菜の花」のつみれ汁は、リニューアル前からの名物メニュー。ふわふわの食感の大きなつみれが入り絶品。寒い日のツーリングには身体温まる一品だ。
◆伏姫さんが焼
「青倉商店」で販売する「伏姫さんが焼」。さんが焼きは、房総の郷土料理でアジなどの青魚を味噌、生姜、ネギなどの薬味と一緒にたたいて、大葉で挟んで焼いたもの。ご飯のおかずに最適だ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆岡本桟橋(原岡桟橋) 原岡海岸〜多田良北浜海岸間にある木製の桟橋で、もともとは1921年(大正10年)に漁業用として整備されたもの。木製の桟橋は全国でも僅か。東京湾と三浦半島、天気が良ければ富士山も眺める絶好のスポットで、特に、夕焼けとシルエット姿の富士山は絶景。テレビCMやロケなど撮影にも使われるスポットだ。
◆道の駅 とみうら 枇杷倶楽部
売店には特産のびわを使ったオリジナル商品が数多く揃い、道の駅ではオリジナルのびわカレーや、びわジュースなど、多彩なびわメニューを味わうことがでる。人気は特産の房州びわを使ったオリジナルのびわソフト。びわゼリーはお土産にオススメだ。