道の駅の特徴
すさみ町は紀伊半島の南西部にある町で、カツオ漁や「ケンケン船」で知られている。太平洋に面しており、海岸段丘が続く海岸線は、吉野熊野国立公園にも指定されている。
道の駅は国道42号沿いにあり、紀勢自動車道すさみ南ICから2分と、アクセスが抜群。駐車場には屋根付きの駐輪場が完備されている。
道の駅メイン施設内には、売店、レストラン、カフェが入り、地元の朝どれの魚介類を販売する鮮魚店も併設。敷地内にはすさみ観光協会もあり「熊野古道大辺路街道」や町内外の観光案内を行っている。
売店では、すさみ町の特産品や和歌山のお土産品、産直の農産物などを取り揃える。オリジナルの商品も多数販売。ミニコンビニも併設し、ドリンク類や日用品など品揃えが充実だ。カウンター席から太平洋を一望できるレストランでは、景色と紀州グルメを堪能できる。近海で獲れた海の幸を使ったメニューや、地伊勢海老の天丼定食などを味わえる。他、すさみ町特産のイノブタを使用した料理も提供する。食堂隣のカフェではイノブタのフランクフルトや猪豚肉まんなど、ここならではのメニューが用意されている。
国道42号は紀伊半島の海岸線を走るルートで、海の景観がよく、観光スポットも点在し、ツーリングには絶好のコース。同じすさみ町内にある道の駅イノブータンランドすさみには売店がないので、休憩や食事などの立ち寄りは道の駅すさみへ。
道の駅には「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」が隣接。宿泊の他、ホテル内にある温泉は日帰り入浴が可能だ。ホテルに宿泊し、道の駅で食事を楽しむ、そんな使い方ができる道の駅だ。
施設紹介
道の駅にはショッピングコーナー、「恵み食堂蒼海」、「すさみカフェ」があり、鮮魚店「枯木灘鮮魚商会」を併設。
名物&名産品
◆イノブタ
「猪✕豚」のミックス種のイノブタはすさみ町で誕生した。イノブタ肉は、猪肉の風味がありつつもクセはなく、脂身は甘くコクがある。炒め物や鍋料理、すき焼きなどさまざまな料理と相性がいい。レストランでは、F1イノブタ肉の旨みと出汁の風味が相性抜群の「イノブタの肉うどん」を提供する。
◆イノブタ焼き肉丼
すさみ町産特産のイノブタを使用したのオリジナルメニュー。イノブタ肉の柔らかな食感と旨みのある味わい、自家製の甘辛いタレでご飯が進む。道の駅イチオシの絶品メニュー。
単品900円、麺セット1100円。
◆さんま寿司
昔からお祭りやお祝いの席などで食べられてきた郷土料理。一本一本地域の生産者が製造するすさみ町の特産品でもある。脂の乗ったさんまを開いて酢締めにし、押し寿司にしたもの。柚子などの柑橘を隠し味に使い、一口食べるとほのかに柑橘の香りが漂う。炙り、ハーフサイズなど種類豊富に販売するほか、レストランでも味わえる。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆すさみ町立エビとカニの水族館
廃校となった中学校の体育館を活用した水族館で、道の駅に隣接。世界で唯一の甲殻類に特化した水族館となっていて、エビとカニをメインに約150種類を展示。すさみの海に住む生き物や、世界中に生息する甲殻類を見ることができる。入館料大人800円。
◆望海の湯 すさみ
「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」の地下1階にある温泉施設。海に面した温泉で、露天風呂は目の前に枯木灘を眺められる抜群のロケーション。泉質は高アルカリ性の単純温泉で、やわらかなお湯だ。日帰り入浴は朝6時から10時の早朝風呂も利用できる。料金は大人800円。