道の駅の特徴
北海道南部、噴火湾口に位置する鹿部町は、スケソウダラや白口浜真昆布、ホタテなど豊富な魚介類が水揚げされるので水産王国とも呼ばれている。さらには北海道遺産に認定された「しかべ間歇泉」を有する町。太平洋に面した道の駅は、食べる、観る、癒やしと、町の資源の「海の幸」と「温泉」を楽しめるスポットとなっている。
間歇泉は駅併設の間欠泉公園で見ることができる。約100℃の温泉が高さ約15mまで自然の力で噴き上がり、間近で観ると大迫力だ。園内には間歇泉の温泉を利用した足湯も設置されている。
特産品を扱う売店のほか、漁協女性部による食堂や、手作りの惣菜が人気のおかず屋、近海で捕れた魚介類を扱う魚屋など、規模はやや小さいながらも多彩な店舗がそろっている。
道の駅へは函館から函館新道を通って大沼を抜けるルートで1時間ほど。R278を恵山経由で海岸線沿いに向かうのもツーリングコースにおすすめだ。
施設紹介
駅舎内には物販で「鹿部・食とうまいもの館」「道の駅のさかな屋」の2店舗、飲食では「浜のかあさん食堂」「こいたのおかず屋」「ソフトクリームショップ」が入る。なお、食堂の営業時間は11時から14時までと短めなので、早い時間が狙い目だ。
屋外の「鹿部温泉蒸し処」では売店で買った食材を調理し、食べることができる。併設の間歇泉公園(入園料300円)には間歇泉のほか、足湯や休憩スペースが設けられている。
名物&名産品
◆プレミアムたらこ御膳
食堂の一番人気は、特産品の鹿部たらこを1本どーんとのせたご飯と、その日水揚げされた地魚の煮付けのセット。煮魚は注文を受けてから炊き上げてくれる。お米はブランド米の「ふっくりんこ」を使用。地元海鮮の味噌汁付き。
◆温泉蒸し釜料理
噴火湾産のカキやホタテ、甘エビなどの魚介類、定番のタマゴ、まんじゅうのほか、ジンギスカンや豚肉と野菜のセットなどの肉類も用意されている。食材は季節によって変わるので、季節ごとにさまざまな食材を楽しめる。
◆鹿部たらこ
噴火湾近海で水揚げされた新鮮なスケソウダラから取り出した卵を、じっくりと丁寧に漬けた極上品。一粒一粒がきめ細かく、ツブツブとした食感が特徴で。塩分が控えめなので、まろやかな味とたらこ本来の味を楽しめる。さまざまな加工業者のたらこが並んでいる。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆鹿部温泉
鹿部町には源泉が30ヶ所以上もあり、道の駅周辺には日帰り入浴ごができる温泉が数軒あり、湯めぐりを楽しむこともできる。主な泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉で、浸かれば体はポカポカに。
◆東大沼キャンプ場
大沼に面したキャンプ場で、営業期間中は無料で利用ができる。テント約100張りができるフリーサイトは、湖畔や林間エリアがある。乗り入れは不可なので、駐車所から荷物を運ぶ必要があるが、自然を満喫できるキャンプ場だ。