道の駅の特徴
道の駅のある佐川町は、高知県の中西部に位置。仁淀川の支流・柳瀬川が流れる自然豊かな場所で、連続テレビ小説の主人公のモデルにもなった、植物分類学者・牧野富太郎の出生地として知られている。古くは城下町として栄えた地でもあり、土佐を代表する「司牡丹酒造」の酒蔵や商家をはじめとする町並みが残っている。
『道の駅 まきのさんの道の駅・佐川』は2023年6月にオープン。R33沿いに位置しており、アクセスは抜群だ。広々とした駐車場には、屋根付きのバイク用駐輪場も用意されている直売所やレストラン、ベーカリーの入る道の駅施設のほか、おもちゃ博物館も併設。建物裏手には芝生広場が広がっている。また、道の駅建物前には牧野富太郎夫妻の顔はめパネルが設置されており、撮影スポットとなっている。
直売所には、地元産の新鮮な農産物や、佐川町の地場産品、地酒などの土産品などが並ぶほか、仁淀川流域にある市町村の特産品も取り揃えられている。名物の地元産の米粉を使用したバウムクーヘンは、全て道の駅内で製造されていて、お土産にも人気の品だ。
レストランは、高知市にある魚料理がおいしいと評判の人気店の2号店が営業する。メニュー数が豊富で、店自慢の刺身や海鮮丼などを味わえるほか、佐川町の食材を使った道の駅限定メニューも用意されており、海の幸・山の幸を味わえるようになっている。定食はボリューム満点で、胃袋を満たしてくれること間違いなし。狩猟期間中は猪肉の定食も提供されるので、こちらもぜひ。
ベーカリーにはさまざまな焼きたてパンが並ぶ。名物は土佐あか牛のカレーパンで、ぼうしパンも人気だそう。また、地元の老舗アイス屋「横畠アイス」のテイクアウト店もあり、アイスや地乳ソフトクリーム、唐揚げなどのホットスナックを販売する。
道の駅が面するR33は、高知市と愛媛県松山市を結ぶメインルート。途中には、仁淀ブルーで有名な中津渓谷や、四国カルストや石鎚スカイライン・UFOラインへと続く交差点もある。そんなツーリングルートの途中にある道の駅では、地元産食材を使用したグルメを満喫できる。食事や休憩の立ち寄り場所として最適のスポットだ。
施設紹介
道の駅施設には、まきのさんの市場、テイクアウト「gochisou Lab.KOCHI」、「横畠アイス」、ベーカリー「Blanc.atelier(ブラン.アトリエ)」、レストラン「西村商店」が入り、併設して「佐川おもちゃ美術館」(料金大人800円、子ども500円)がある。
名物&名産品
◆ごちそうバウム
佐川町産米粉100%で作るバウムクーヘン。食感がやわらかな「SOFT」とカリッとしている「HARD」2種類がある。発酵バターときび糖、塩杜氏・田野屋銀象の「完全天日塩」を使用し、香料、着色料、乳化剤は無添加。コーティングには「司牡丹」の「マキノジン」を加えている。バウムクーヘン製造から、箱詰めまで全て道の駅で行われている。テイクアウト店では切り落としを詰め合わせにしたカップも販売している。
◆ごろごろ土佐赤牛のカレーパン
サクサクとした揚げられたカレーパンの中には、ゴロゴロとしたあか牛の肉が入ったスパイシーなカレーがIN。食べ応えもしっかりあって、満足感も抜群。
◆佐川のニラ卵焼き定食
佐川町産のニラがたっぷりと入った大きな卵焼き。付け合わせのオリジナルのタレが絶品で、卵焼きとの相性抜群!ニンニクと隠し味の味噌で、ごはんが進む味。ビッグサイズの卵焼きでボリューム満点、おなかも大満足の定食だ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆中津渓谷
紅葉の名所として知られる中津渓谷。紅葉と仁淀ブルーの織りなす景色はまさに絶景。渓谷には約2.3kmの遊歩道が整備されており、散策をしながら「雨竜の滝」や石柱などの景勝を堪能できる。
◆道の駅 633の里
酷道として有名なR439沿いにある道の駅。名物は冬季限定で食べられる「つがにそば・うどん」。モクズガニを丸ごと細かくしたものを使用しているのでカニの風味が濃厚で、ほんのりと柚子が香る絶品スープ。訪れた際は必食の一品だ。