道の駅の特徴
道の駅のある長岡市栃尾地区は新潟県のほぼ中央に位置し、名峰・守門岳を有する自然が豊かな山間の町。山から湧く清流に恵まれ、稲作が盛んな地域である。お米はもちろん、地元で醸造される地酒「越乃景虎」「越乃鶴」は特産品のひとつだ。
道の駅は駅名の通りR290に面した場所にある。道の駅施設は物産館、レストランのみとシンプルで、敷地内に「あぶらげ」の売店、農産物直売所を構えている。
物産館の中は栃尾地区特産の「あぶらげ」の販売スペースが広く用意されており、地元豆腐店6店舗が作る自慢のあぶらげが並んでいる。作る店によって厚みや大きさが若干異なり、味噌漬けやキムチ漬け、和風チーズなど味付きタイプのものも揃っている。他にも、地域の特産品や銘菓、「栃尾のあぶらげ巻き寿司」などのお惣菜類も販売する。一角には、美しい刺繍が目を引く「栃尾てまり」の展示販売コーナーもある。古くから母から娘へ代々受け継がれてきた伝統の技で作られる。
レストランでは栃尾あぶらげを使った食事や、ラーメンカレーなど定番のメニューを提供する。屋外の売店では揚げたての「栃尾あぶらげ」を提供、休日には列ができることも。
駐車場には、バイク駐輪場が広いスペースで用意されている。道の駅のあるR290は村上と魚沼市小出を結ぶ山間を通るルートで、新潟の郷土色豊かな風景を眺めながら走ることができるツーリングコース。地元でしか味わえない名物グルメを楽しめる道の駅は、ツーリングの目的地にもピッタリの場所だ。
施設紹介
道の駅施設内に物産館とレストラン、あぶらげを販売する「佐藤豆腐店」農産物直売所が敷地内にある。
名物&名産品
◆揚げたてあぶらげ
長さ20cm、幅8cm、厚さ3cmのジャンボサイズの極厚あぶらげは、外はパリッと中はふんわりとしていて、揚げたて熱々はその場でしか食べられない格別の味。揚げたてをそのままで、ネギやキムチのトッピングをして、と食べ方はお好みで。
◆栃尾あぶらげ定食
油揚げのことを栃尾地域の方言では「あぶらげ」という。レストランでは特産のあぶらげをご飯とともに定食で提供。あぶらげは焼いたものか、煮たもの、好きな方を選べる。焼いたものは薬味を添えて、煮たものは味がよく染みこんでジューシー。
◆かぐら南蛮味噌
長岡の伝統野菜「かぐら南蛮」を使った味味噌で、昔から各家庭でも作られていた郷土の調味料。かぐら南蛮と、味噌、酒、みりんを合わせて作られる。ご飯にも、お酒のあてにもピッタリで、奴などの薬味としても重宝する。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆道院高原
新潟県森林浴100選にも選ばれている高原で、守門岳の中腹の標高600mに広がっている。大自然の中にあるキャンプ場は、高原に吹く風が気持ちよく、夜には満天の星空を眺めることができる。駐車スペース付きの区画サイトと、乗り入れ不可のフリーサイトが用意されている。
◆ほだれ神社
五穀豊穣と子宝を願う神様として、古くから信仰されてきた神社。「ほだれ」は稲など五穀が実り穂先が垂れる「穂垂れ」に由来。高さ2.2m重さ600kgの巨大な男根形をした御神体が祠に祀られている。毎年3月第2日曜日には、奇祭としても知られる「ほだれ祭」が開催される。