道の駅の特徴
大子町は茨城県北西部に位置する町で、福島県や栃木県の県境に接している。大子町は日本三名瀑の国名勝・袋田の滝があることで知られており、町の中心には清流・久慈川が流れ、名水100選に選ばれた「八溝川湧水群」がある八溝山、奇岩・怪石のつくりだす男体山など、豊かな自然に恵まれた場所である。
道の駅は国道118号沿い、久慈川のほとりにあり、奥久慈の食と温泉を楽しむことができる場所となっている。物産販売所には、多彩なこんにゃく商品、奥久慈茶、地酒や地ビールなど、奥久慈の特産品が豊富に揃う。秋には特産の奥久慈りんごがずらりと並び、奥久慈りんごのアップルパイも人気。食堂では、奥久慈しゃものメニューや、名産のゆば、茨城の郷土食「けんちんそば」など、大子町の味覚を満喫できる。
2階には温泉施設を備え、久慈川を眺めながら入浴ができる。温泉は大子温泉の源泉から引いており、泉質がナトリウム硫酸塩・塩化物泉のお湯は切り傷・擦り傷に効果があり、体がよく温まる。テラスからは奥久慈の景色を楽しめ、休憩室も完備する。料金は大人500円、タオルやバスタオルの貸し出しがあるので(有料)、ツーリングの疲れをリフレッシュすることができる。
道の駅へは常磐自動車道・那珂IC を降り、久慈川と並走する国道118号をまっすぐ。国道118号は関東と東北を結ぶルートとなっていて、周辺にはアップルラインなどの快走路や、龍神大吊橋に続く国道461号・県道33号などツーリングコースも充実している。
袋田の滝や、滝の裏側を見ることができる月待の滝など、観光スポットも多い。周辺を訪れた際には大子町のおいしいものが揃うスポットとして、立ち寄りスポットにおすすめだ。
施設紹介
物産販売所、軽食堂、温泉施設を完備。屋外のファストフードコーナーでは、ソフトクリームや鮎の塩焼きなどを販売。
名物&名産品
◆奥久慈しゃも
奥久慈の大自然の中で、長い飼育期間をかけて育てられた奥久慈しゃもは、身が締まっていて、脂肪分が少なく、歯ごたえがある肉質。道の駅では、親子丼、カレー、ソースかつ重、しゃも天そばなどのメニューを味わえる。価格は少々高めだが、食べれば絶品、納得の味。
◆こんにゃく
昔からこんにゃく栽培が盛んな大子町の特産品。刺身こんにゃく、味噌田楽、玉こんにゃくなど、さまざまな製品がある。中でも珍しい「凍みこんにゃく」は奥久慈地方伝統の保存食。冬の寒さを利用し凍らせ、日中に自然乾燥させる工程を20日ほど繰り返して製造される。
◆奥久慈りんご
「樹上完熟」で樹になったまま完熟させる栽培方法が特長。完熟してから収穫するので、ジューシーで甘みがたっぷりのりんごになる。道の駅では、奥久慈産のりんごを使用したソフトクリームや、りんごを使ったお土産品を多彩に販売。りんごソフトクリームはりんごの香りが芳醇で、濃厚なりんごの風味が口の中に広がる一品。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆袋田の滝
日本三名瀑のひとつ。高さ120m、幅73mの大きさで、観瀑台からの眺めは迫力満点。第2観瀑台では四段に流れる滝の全景を見ることができる。四季それぞれの風景を楽しめ、秋には滝と紅葉の景色が美しい。袋田の滝から約200m上流には、同じく国名勝の生瀬滝もある。観瀑施設利用料は大人300円。
◆キャンプ村やなせ
久慈川沿いにあるキャンプ場。全面フリーサイトで、バイクの乗り入れが可能。芝生、砂利のサイトがあり、サイトの予約は不可で早い者順。売店、炊事場、シャワー室を完備し、指定のゴミ袋を購入すれば、ゴミ処理も行ってくれる。バイクでの利用料金は、A期間1000円、B期間500円、C期間は無料だ。