道の駅の特徴
道の駅のある三好市は徳島県西部、四国のちょうど真ん中辺りに位置し、四国4県の市町村の中で一番面積が大きい市。市内には、剣山や祖谷峡、祖谷のかずら橋や奥祖谷の二重かずら橋など、名所が多く徳島を代表する観光地のひとつ。渓谷美が美しい大歩危峡は国の天然記念物にも指定されている。
道の駅は大歩危峡の目の前にあり、テラスからは吉野川と渓谷を眺めることができる。土日祝には、香川県多度津駅から大歩危駅の間を走る観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が対岸を通過する姿も見られる。
道の駅建物内には売店とカフェが入り、さらに「妖怪屋敷と石の博物館」を併設。山城地域は数多くの妖怪伝説が残る地で「こなきじじい」も山城が故郷だといわれており、1階の「妖怪屋敷」は地元住民手作りの妖怪の人形を展示し、地域に伝わる妖怪伝説を伝承する施設、2階は大歩危峡の地質構造や、世界の貴石や珍しい石を展示する「石の博物館」となっている。
売店では天然石のアクセサリーや妖怪グッズ、三好市の特産品などを販売。カフェでは地元ジビエを使った食事を提供する。
道の駅周辺には祖谷峡を通る県道32号や全国屈指の酷道ヨサクがあり、観光名所も多いのでツーリングスポットとして多くのライダーが訪れるエリア。高松から高知までのメインルートとなる国道32号の途中に道の駅はあるので立ち寄りやすい。バイク駐輪場も完備し、徳島県側の休憩スポットとして最適の道の駅だ。
施設紹介
施設内には売店、Cafe&ジビエ、「妖怪屋敷・石の博物館」が入る。展望テラスも設置されている。
名物&名産品
◆イノシカバーガー
処理施設から直送される祖谷のジビエ肉を使ったジビエバーガー。シカの赤身とイノシシの脂身を合わせたカフェオリジナルのパティを全粒粉のバンズでサンド。一緒にキャベツマリネ、チリトマトソース、シェリーマヨネーズ、レタスが挟まっていて、カフェ1番人気のメニュー。
◆そば米
そば米とはそばの実のこと。そば米を使った「そば米雑炊」は祖谷地方の郷土料理で、湯がいたそば米を人参や大根、シイタケなどと一緒に出汁で煮た雑炊。そば米はお米の代わりにリゾットやドリアにも利用できる。
◆祖谷そば
昼夜の寒暖差が大きい祖谷地方では、質のよいそばが育つ。祖谷そばは太くて短い麺が特徴で、そばの味と香りが抜群。昔は祖谷の女性が石臼でひいたそば粉でつくられていた。売店でお土産用の祖谷そばを販売している。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆大歩危・小歩危
大理石の彫刻がそそりたっているかのように美しい渓谷。長い年月をかけ吉野川の激流で結晶片岩が浸食されてつくられた。V字谷の渓谷と清流の景観とともに、春は桜、秋は紅葉の景色を楽しめる。舟下りやラフティングも行われている。大歩危峡は国の天然記念物に指定されている。
◆祖谷のかずら橋
シラクチカズラで作られた長さ45m、幅2mの橋でその重さは約6トン。水面の上14mに架けられていて、橋を渡るとゆらゆらと揺れてスリル満点。かずら橋は3年ごとに架替えられる。国指定重要有形民俗文化財に指定。