道の駅の特徴
岐阜県のほぼ中央部に位置する郡上市にある道の駅。郡上市は郡上八幡の街並みや郡上おどりなどで全国的にも知られている街だ。道の駅は郡上の町並みから約20分、R472「せせらぎ街道」沿いにある。せせらぎ街道といえば人気のツーリングコースの一つひとつで、郡上から道の駅までは川沿いを走る快走路となっている。
道の駅は物産館と喫茶店が入るメイン施設と、敷地内に7店舗の飲食店があり、ご当地グルメや郷土料理、手打ちそば、ソフトクリームなど、さまざまな食事を楽しめる。和食処では、地元のお母さんたちが作る郷土料理の「つぎ汁」や、飛騨牛をお手頃価格で味わえる。地元名物の明宝ハムの直営店では、明宝フランクや明宝ハムの商品をテイクアウトでき大人気。物産館は明宝ハムをはじめ、産直野菜やお土産品、パンやスイーツなど多彩な品揃えだ。磨墨庵では、公園内の風景を眺めながら、伝統ある囲炉裏火で焼いた明宝産のアマゴとイワナの塩焼きを味わえる隠れた名所になっている。焼き時間が40分ほどかかるが、絶品の塩焼きだ(予約可能)。
隣接の磨墨の里公園は四季折々の山里の風景と、清流・吉田川を眺めるビュースポット。
バイク駐輪場は屋根付きで用意されている。おいしいご当地グルメはランチでも、軽食でも満足できる品揃え。ツーリングの休憩におすすめの道の駅だ。
施設紹介
物産館のほか、飲食店が「Cafe & Restaurant 喫茶明宝」、明宝ハム直営店「めいほうミート」、「onigiri barおに助」、「和食処 おかみさん」、「そば処 くろむぎ」、「みたらし・五平餅 咲」、「鶏ちゃん・から揚げ げん喜」、「パティスリーフラン」の8店舗、無料休憩所「磨墨庵」、観光案内所がと多彩な店舗が揃う施設充実の道の駅。磨墨の里公園では春夏秋冬の景色を楽しめる。
喫茶明宝は、8~11時がモーニングタイム、14~16時はティータイム(ドリンクにおやつ付属)として営業。
名物&名産品
◆明宝ハム
郡上市の名物でもある明宝ハム。郡上市明宝で製造されており、プレスハムという日本独自の製法を用いたご当地ハム。原材料に国産の新鮮な豚モモ肉を使用し、ほぼ手作業で、丁寧に作られているので、素材の肉の食感や味が活かされたハムとなっている。そのまま食べるのが一番おいしい食べ方で、おすすめだ。
物産館には明宝ハム全商品をラインナップしている。定番商品からレア商品などまで、冷蔵ショーケースにずらりと並ぶ。
◆明宝ハムステーキ
ご当地・明宝ハムを贅沢に厚切りにしてステーキに。喫茶明宝では№2の人気メニュー。和食処おかみさんでは、鉄板の上で香ばしく焼いて提供してくれる。そのまま食べるのとはまた違った味わいを楽しめる。おかみさんでは単品での注文も可能。
◆めいほう鶏ちゃん
鶏ちゃんは、郡上市のある奥美濃地方や、下呂市のある南飛騨地方の郷土料理。鶏肉を味噌や醤油ベースのタレなどに漬け込んでから、キャベツやタマネギなどの野菜と一緒に炒めて食べる料理。物産館では10種類以上の鶏ちゃん商品が並ぶほか、喫茶明宝、和食処おかみさんで、鶏ちゃん定食を提供する。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆飛騨せせらぎ街道
飛騨高山と郡上八幡を南北に結ぶ全長約62kmの一般道(R472、R257、県道73号)の愛称が「せせらぎ街道」。清流・吉田川、馬瀬川、川上川に沿った高原を通る街道で、中部地方有数のツーリングコースのひとつとして多くのライダーに人気がある。
おすすめの時期は5月~11月。中でも特におすすめが5月中旬~6月中旬頃の新緑の時期と、10月中旬~11月上旬頃の紅葉の時期。西ウレ峠、こもれび広場、大倉滝、道の駅明宝、道の駅パスカル清見は散策や紅葉狩りを楽しめる人気のスポット。
快走路と気持ちがいいワインディングが続き、すべてのライダーが楽しめる道だ。
◆郡上の古い町並み
長良川の上流に位置し、名水・宗祇水も湧く、清流の流れる郡上八幡。1652年(承応元年)の大火の後、防火目的で町に水路が張り巡らされ水の城下町として再生。1919年(大正8年)に郡上八幡は再び全焼し、再度再建された。職人町、鍛冶屋町、柳町には古い町並みが続き、江戸時代に整備された城下町の風景が今も残る。平成24年(2012 年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。