道の駅の特徴
九州の東部に位置する国東市は、美しい海岸線や山々に囲まれた自然豊かなまち。国東市には、特に「国東六郷満山」という仏教文化があり、古代の仏教寺院や神社が点在。歴史的な宗教遺産も多く、国東半島の霊場巡りは訪れる人に人気がある。
『道の駅 くにさき』はR213に面しておりアクセスは抜群。大分空港から約10分の場所にある。公園を挟んで駐車場は2カ所にあり、レストラン・観光案内所などがある方にはバイク用駐車場も用意されている。海岸に面しており、砂浜まで歩いていける。
道の駅敷地内には5つの施設と公園がある。1つ目は漁協直営店の「銀たちの郷」。海産物販売所にレストランを併設しており、売店では地元産の鮮魚や干物、ワカメなどの海産物を販売。レストランでは特産の太刀魚を使った料理を楽しめる。名物の「太刀重」をはじめ、寿司やカレー、天丼のほか、太刀魚を卵でとじた「太刀とじ丼」と、バリエーション豊かな太刀魚料理を楽しめる。
2つ目はカフェ「Belle côte(ベルコート)」。サイクリングターミナル内にあるカフェレストランで目の前に黒津崎海岸を眺めるロケーション。海を眺めながら、ハンバーグやキーマカレー、ピザ、手作りケーキなど洋食を楽しめるほか、14時まではランチメニューも注文できる。
国東市の特産品や土産品などが揃う土産品販売所では、土日祝日の12~15時のみ「やせうまだんご汁」も販売。中に小さい飲食スペースがあるので、そちらで食べることができた。農産物販売所では地元産の農産物のほか、おはぎや惣菜、事後根の低地うどんなども販売されていた。食堂も併設しており、名物のだんご汁や郷土料理の「やせうま」や、そば・うどんなどの食事ができる。5つ目の施設は観光案内も提供するサイクリングターミナル。こちらではレンタサイクルも行っている。
国東半島の海岸線沿いを1周するR213は絶好のツーリングルート。国東半島の東にある道の駅はちょうど中間地点に位置している。名物の太刀魚料理や郷土料理のだんご汁を味わえるので、食事や休憩での立ち寄りのほか、ツーリングの目的地にも最適のスポットだ。
施設紹介
農産物の販売と軽食を提供する直売所「夢咲茶屋」、食事は「銀たちの郷」「ベルコート」の2店舗で味わえる。土産物販売施設「黒津之庄」では、国東市の特産品や地酒・土産品などを販売。観光案内施設とサイクリングターミナルのある「国東市サイクリングターミナル」も併設する。
名物&名産品
◆太刀魚定食と太刀重
豊後水道で獲れる太刀魚を堪能できる定食。さっぱりとした味わいの刺身、定番の塩焼き、ふわっとした身の食感を楽しめる天ぷらと、刺身、焼き、天ぷらと、太刀魚料理を1度に楽しめる。白米はプラス800円で、甘辛いタレが太刀魚と相性抜群の太刀重に変更できる。太刀魚フルコースをぜひ!
◆やせうまだんご汁
だんご汁は、根菜の入った味噌や醤油の汁に棒状のだんごを入れて煮込んだ大分の郷土料理。「やせうまだんご汁」は、野菜や豚肉の入った味噌仕立ての汁に、手延べの平たい麺状のだんごが入っている。だんごは鍋で煮込まれているが、煮崩れておらずコシが強く食べ応えがある。ちなみに「やせうま」とは大分の郷土料理で、練った小麦を麺状に平たく伸ばして茹でたものにきな粉をまぶした食べ物だ。
◆姫だこ天
国東市にある「林田かまぼこ店」は大正6年創業。伝統の味を守り、原料・製法にこだわり手作りをしている。人気の「姫だこ天」は、魚のすり身に国東特産の姫だこが贅沢に練りこまれているので、タコの旨味がたっぷり。ほかにも、豊後海道で水揚げされるハモを使った「ハモ天」や「太刀魚天」など地魚を使ったかまぼこがあり、種類が豊富だ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆道の駅くにみ
国東半島北端の海岸線沿いに位置。はちまきをした「願いだこ」の像がシンボル。地元産の農産物や、特産のタコを使った商品や海産物、弁当やお惣菜、国東の特産品が並ぶ農産物直売所、名物のジャンボエビフライやたこめしなどを味わえるレストランがある。オートキャンプ場、くにみ海浜公園が隣接する。
◆夷谷温泉
山奥にある秘湯の日帰り温泉施設。ナトリウムカルシウム硫酸塩泉はわずかに緑がかった褐色の湯で、硫酸イオンが豊富。動脈硬化症や神経痛、切り傷、慢性皮膚病などに効能があるそうだ。10:00~22:00(最終受付 21:30)料金は大人400円。