道の駅の特徴
『北前船松前』のある松前町は、北海道最南端に位置。松前城がある松前町は北海道で唯一の城下町で、桜の名所としても知られている。また、グルメでは松前漬けや本マグロの水揚げなどでも有名な地域だ。
道の駅はR228に面しているのでアクセスは抜群。海岸沿いに建っているため眺望の良い道の駅として人気で、建物裏にあるテラスからは津軽海峡や、津軽半島を望め、天気の良い日には岩木山が見えることもある。夏はイカ釣り船の漁り火や、冬の津軽海峡など、四季折々の風景を楽しめる。松前は、古くは北前船の寄港地として交易が盛んに行われた地でもあり、テラス下には日本遺産に指定の「福山波止場」を見ることができる。
瓦屋根の一階建ての建物内には売店、レストランがあり、売店では海産物加工品や地域の特産品などを販売。なかでも松前発祥の北海道の郷土料理「松前漬け」はバリエーション豊富に揃う。レストランでは特産品の本マグロや地場食材を使った料理など、こだわりのメニューを味わえる。
レストラン店内海側はガラス張りとなっており、津軽海峡を眺めながら食事を楽しめる。窓の前はカウンター席となっているので、一人でも入店しやすいかと思う。ウニやシマエビ、ホッケなどの地元産魚介類を使った季節限定メニューも提供されるので、1年を通してさまざまなメニューを堪能できる。
道の駅前を通るR228は道南の海岸線沿いを通る道で、ビュースポットが点在。素晴らしい自然の景観を楽しめるルーリングルートとなっている。その途中にある道の駅は、食事や休憩・買い物などに最適の立ち寄り場所。絶景とおいしいランチを満喫できる絶好のスポットだ。
施設紹介
施設内には、売店、レストラン「うみかぜ食堂」が入り、屋外にある「うみかぜテラス」にはテーブルベンチが設置されている
名物&名産品
◆松前漬け
北海道の郷土料理のひとつで、松前藩で生まれたことからその名が付けられた。冬の保存食としてスルメイカと昆布を細切りにし醤油で漬け込んで作られる。売店では種類豊富に取り揃え、道の駅オリジナルの松前漬けも販売。スルメイカと昆布のみで作った昔ながらのシンプルなものや、ピリ辛、ハバネロ入りのものなどがある。
◆松前岩のり段重
松前産の希少な岩のりを使用した郷土料理で、お重にご飯と醤油をたらした岩海苔を2段重ねにした料理。極寒期に手摘みで採った天然岩のりを天日干しした海苔は、シャキシャキとした海苔の食感と、口の中に広がる風味が格別!極上の一品。数量限定品。
◆松前本マグロ
松前の本マグロは、味・色・脂のり、どれをとっても一級品。松前のマグロ漁は船上で急冷するため、鮮度が落ちないそうだ。レストランでは、本まぐろ丼や本まぐろ山かけ丼が味わえるほか、売店では本まぐろの血合いを使ったしぐれ煮の缶詰を販売。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆白神岬
北海道最南端の岬。津軽半島最北端の竜飛崎から19.2kmの距離にある。北海道最南端の碑がある駐車スペースからは津軽海峡と津軽半島を一望できる。日本有数の渡り鳥の中継地でもある。道の駅からは約12分。松前方面から行く際は、スノーシェッドを抜けてすぐの反対車線側にあるので注意が必要だ。
◆松前城
正式名称は福山城。日本最後の日本式城郭で、日本最北に位置する城。「日本100名城」、「北海道遺産」にも選定されている。国宝だった木造天守は飛び火により消失したが再建され、今は復興天守の内部は松前城資料館となっている。松前城のある松前公園内は約250品種、約1万本の桜が咲く道内一の桜の名所で「さくらの名所100選」にも選ばれている。