道の駅の特徴
鹿児島県の中央部にある霧島市。市内には数多くの温泉が湧き、「霧島神宮温泉郷」「霧島温泉郷」などは人気の温泉地となっている。また霧島連山は国立公園に指定されており、霧島最高峰の韓国岳や高千穂峰などの山々がそびえ立つ、自然豊かな場所でもある。
『道の駅 霧島』はR223沿いにありアクセスは抜群。標高670mに位置しており眺望がスバラシイ道の駅だ。駐車場は国道から入ってすぐにある道の駅施設「ほっと霧島館」周辺と、敷地内の坂を上った先にある「よかもん市場」前の2カ所があり、合わせるとかなり広々としている。よかもん市場前の駐車場は、錦江湾や高千穂岳を一望でき、眺めが抜群。「神話の里公園」が併設し、多くの家族連れが訪れる場所でもある。
道の駅施設には、物産販売所とレストランが入る。物産販売所では、道の駅オリジナルの商品や、霧島の特産品、鹿児島県のお土産品、薩摩錫器などが並ぶ。レストランは窓から錦江湾を望むロケーションで、黒豚を使ったメニューなど、地場の味覚を堪能できる。
ソフトクリームは「よかもん市場」で販売。ブルーベリージュースを使った濃厚な味わいのオリジナルソフトを味わえる。
併設する「神話の里公園」にある遊覧リフトで頂上まで上がると、錦江湾や桜島、霧島連山を一望する絶景を見られる。リフト乗り場までは501段の階段を上らなくてはならないが、頂上からの眺めは最高だ。帰りは、遊覧リフトで戻るか、全長390mのスーパースライダーを利用する。スライダーは景色を眺めながら滑って降りるのだが、スピード感があって意外におもしろい。頂上には坂本龍馬や西郷どんの顔はめパネルもあるので、記念撮影もぜひ。
近くには霧島神宮や霧島温泉郷などの観光スポットがあり、また、道の駅が面するR223はえびのスカイラインや県道104号(霧島公園小林線)へと続く道で、絶好のツーリングルートとなっている。道の駅としてはファミリー向けの場所だが、眺望が良く、景色を眺めながら休憩するには最高のスポットとなっている。
施設紹介
道の駅施設には、特産品販売所とレストラン(最大130席)が入る。ほか、ソフトクリームと特産品を販売する「よかもん市場」、レジャー施設「神話の里公園」が併設する。ブルーベリー農園ではブルーベリー狩り(入園無料)もできる(7月中旬~8月末)。
名物&名産品
◆ブルーベリー
道の駅では自家農園で無農薬栽培をしたブルーベリーを使用したジュースを販売。物産販売所で販売するほか、レストランでも提供している。ソフトクリームにもこのブルーベリージュースが使用されている。夏にはブルーベリー狩りも実施する。
◆西郷どん御膳
1日限定10食の御膳。霧島黒豚の角煮、自家製のさつま揚げ、霧島豆腐の揚げ出し、鰻小椀、薩摩汁、小鉢、山川漬、手作り羊羹と、内容盛りだくさん。地場食材と郷土料理を満喫できるメニューだ。
◆道の駅からの眺望
ロケーション抜群の道の駅で、駐車場や展望台からは、錦江湾や海に浮かぶ桜島、高千穂岳などの霧島連山などを一望。天気の良い日には開聞岳まで見えるという。遊覧リフト頂上の展望台からは、パノラマビューの絶景を楽しめる。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆霧島新燃荘
標高920mの高台にある一軒宿。宿泊のほか、立ち寄り湯も営業しており、源泉かけ流しの温泉に浸かることができる。混浴露天風呂と、女性用の露天風呂があり、泉質は単純硫黄泉(硫化水素型)で乳白色の湯。源泉温度が高いため加水あり。成分が濃く、硫化水素ガス中毒防止のため、入浴時間は30分までとされている。立寄り湯は8:00~18:00、料金600円。
◆霧島神宮
パワースポットとしても知られている霧島神宮。建国神話の主人公「ニニギノミコト」を祀る歴史ある神社で、推定樹齢800年の御神木がある。春は桜、秋は紅葉のスポットとして人気がある。令和4年、霧島神宮の本殿、幣殿、拝殿が国宝に指定された。