道の駅の特徴
道の駅のある鋸南町は房総半島の西南に位置。町の西側は東京湾に面しており、北部にある標高329mの鋸山は千葉県指定の名勝で、人気の観光スポットとして知られている。
『道の駅 保田小学校』は県道34号線沿いに位置。富津館山自動車道の鋸南保田IC降りてすぐの場所でアクセス抜群。駐車場にはバイク用の駐輪場が広く用意されている。廃校となった小学校を活用した道の駅で、建物外観は小学校そのもの。運動会の表彰台や跳び箱、二宮金次郎像、教室には黒板や机とイスなどがそのまま残っており、小学校の懐かしい雰囲気感じられる場所となっている。
旧校舎を利用した建物1階には観光案内所や飲食店などが入り、給食スタイルの食事を楽しめる食堂や、地元食材を使った薪釜焼きピザ、中国料理店、パイ生地仕立てのオリジナルシュークリームなど、さまざまなグルメを楽しめる。離れにあるカフェでは、自家製のアジフライを挟んだバーガーや、給食で定番だったあげパンやソフト麺の給食メニューを食べられる。
旧体育館は直売所にリノベーションされており、地元産の農産物や生花、特産品や土産品などが販売されている。なかでも道の駅オリジナル商品が充実。お菓子類からレトルトカレーなど多彩な品が揃っている。
旧校舎2階には宿泊施設となっており、教室の雰囲気が残る部屋に泊まることができる。さらに入浴施設もあり、大人500円で日帰り入浴が可能だ。さらに2023年10月は新たに都市交流施設「道の駅保田小附属ようちえん」がオープン。地魚を使った海鮮丼と黄金アジフライを食べられる食堂やベーカリーカフェ、とんかつ店など、バラエティ豊かな飲食店が入っている。食堂は朝9時から営業しているので、朝食でも利用できる。
道の駅のある南房総エリアは人気のツーリングスポット。アクアラインや東京湾フェリーを使えば首都圏からアクセスしやすく、冬でもツーリングを楽しめる。海岸線に沿って走っても気持ちが良いし、内陸にはもみじロードや安房グリーンラインなどもある。道の駅のある鋸南町は、南房総エリアに行くときの通り道。インターからも近く、おいしいグルメが揃う道の駅は、南房総ツーリングの休憩や食事、買い物に最適のスポットだ。
施設紹介
道の駅施設には、里山市場「きょなん楽市」、ベーカリー・フード・ソフトクリーム「cafe金次郎」、「里山食堂」、廃校ピッツェリア「PIZZERIA DA PE GONZO」、中国料理「3年B組」、スイーツ&ブレッド「風土職人A’ma~ne」、宿泊施設「学びの宿」、日帰り入浴施設「里の小湯」があり、都市交流施設「道の駅保田小附属ようちえん」が隣接する。
名物&名産品
◆里山食堂の給食スタイルのメニュー
里山食堂では、小学校を思い出す給食スタイルの食事を食べられる。くじらやハムカツなど懐かしの給食メニューが味わえる「保田小給食」や、生のアジから仕込んだ「房州アジフライ給食」が人気。
◆ハマナカーヤ
自家製の生地に、保田漁港から直送の地ダコがたっぷりとトッピングされたピザ。鋸南産の地ダコはプリッとした食感で、噛むほどに味が出てくる。房州石の石薪窯で焼き上げた本格ナポリピザだ。サイズはSとMの2種類から選べる。
◆ピーみそ
炒ったピーナッツに味噌と砂糖を絡めた甘辛い味付けで、ご飯のお供や酒のつまみにもピッタリ。千葉県内の学校給食でも食べられていた千葉県のソウルフード。きょなん楽市では土産用に販売している。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆鋸山
切り立った岩壁と、ノコギリの歯のような形の稜線が特徴の山。ロープウェーを使えば4分ほどで頂上まで登ることができ、山頂展望台にある「地獄のぞき」は、房総半島や富士山を一望できる絶景スポット。ほかにも石切場跡や百尺観音など見どころが多く、登山道を使っての登山も楽しめる。
◆もみじロード
富津市にある県道182号線、通称「もみじロード」。富津市志駒・山中間の志駒川沿いには約1000本のモミジがあり、紅葉のシーズンには南北約10kmにわたり、色づくモミジを楽しめる。ツーリングコースとしても人気の道。