道の駅の特徴
黒潮町は高知県西部に位置し、太平洋に面した自然豊かな町。この地域は黒潮が流れることで知られ、特産品には海の幸が豊富である。また、「砂浜美術館」がある入野海岸では、広大な砂浜でアートイベントが開催されるなど、観光地としても魅力のある町だ。
『道の駅 ビオスおおがた』はR56沿いにあり、アクセス抜群。入野海岸の目の前の太平洋に面した立地で、徒歩1分で海岸に出られる。駐車場はやや狭めだが、道の駅駐車場のほかに西南大規模公園駐車場もあるので、混雑時はそちらも利用したい。施設は観光インフォメーションを備えた情報館と、売店・食堂が入る物産館から構成される。
直売所には地場産品や高知県の土産品などが揃い、なかでも黒潮町産の天日塩は種類が豊富。地酒や黒潮町産のグリーンレモンを使ったご当地ビール、地元産の干物や農産物、味噌や漬物などの加工品も並び、オリジナルの「かりんとまんじゅう」が人気だ。弁当・惣菜類の品揃えも充実。
食堂では、ラーメン、丼物、カレー、定食などを提供。カツオのたたきや、地物のシラスを使ったしらす丼、ご当地ラーメンなど、地域の食材を使ったメニューなどを味わえる。なかでも、カツオのたたきを挟んだ「カツオたたきバーガー」ここならではの一品だ。
屋外にあるテイクアウトコーナーでは、コーヒーなどのドリンク類やソフトクリームを楽しめ、3~10月の間は、黒潮町産の食材を使った手作りアイスも販売する。建物脇には、テイクアウトした商品を食べられる屋根付きのテラス席も完備している。
道の駅周辺には、四万十川に沿って走るR439や、足摺サニーロードなど、景色を楽しみながら走れるツーリングコースが充実。そのアクセス途中にある道の駅なので、食事や休憩、買い物で利用できる立ち寄りスポットとなっている。入野海岸と松原、太平洋の眺望やを楽しめたり、砂浜美術館もあるので、ツーリングの目的地にも最適な道の駅だ。
施設紹介
地場特産品や地元産農水産物、土産品などが揃う「ひなたや直売所」で買い物を、「ひなたや食堂」では、地場食材を使ったメニューや名物料理などの食事ができる。(60席、座敷3卓)。「ひなたやカフェ」ではドリンクやソフトクリームなどを注文できる。予約制で「ひなたやテラス」で手ぶらでBBQも可能。テイクアウト弁当も注文できる。
名物&名産品
◆黒潮レモネード
黒潮町産のグリーンレモンを使ったレモネード。1つずつ手絞りした果汁と輪切りのグリーンレモン、はちみつを5日間漬け込んだ原液を使用。爽快さと、後味にはほのかな苦みを感じられ、酸っぱさもあって暑い日にはゴクゴクと飲める。道の駅オリジナル商品だ。
◆カツオたたきバーガー
道の駅名物でもある、地元の高校生考案したご当地バーガー。カツオのたたきと玉ねぎ大葉がサンドされていて、タルタルソースが味の決め手に。パンにカツオのたたきは意外な組み合わせかと思うかもしれないが、バンズにも鰹節が練り込まれており、好相性だ。
◆宗田節ラーメン
「幡多地域のいいものを」をコンセプトに、黒潮町の天日塩と、土佐清水の宗田節を使用したご当地ラーメン。ミネラルたっぷりの天日塩と宗田節の出汁を使ったスープは、ネギ油とフライドガーリックが隠し味となっている。四万十ポークを使用したチャーシューがトッピングされている。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆佐田沈下橋
四万十川の最下流にある、全長291.6mの最長の沈下橋。幅員は4.2mあり、バイクでの走行が可能。雄大な四万十川と沈下橋の風景を楽しめる人気のスポット。広めの駐車場も完備。川の増水時は水面に沈下するように欄干がない設計となっている。
◆勝間沈下橋
全長約171m、橋脚が3本ある珍しい沈下橋で、3本で作られているのは四万十川では唯一これだけ。右岸側は河原になっているのでキャンプもできる。映画「釣りバカ日誌」のロケ地にも使われた有名なスポット。普通車の通行が可能だ。