道の駅の特徴
道の駅のある厚岸町は北海道の南東部にある町で、釧路市と根室市のほぼ中間に位置。南は太平洋に面し、2021年3月には町内にある別寒辺牛湿原や厚岸湖などが「厚岸霧多布昆布森国定公園」の指定区域となった、手つかずの自然が残る場所となっている。産業では水産業や酪農が盛んで、厚岸町で育てられる生食用のカキは1年中出荷が行われている。
道の駅は、道道123号沿いの厚岸湾と厚岸湖を望める見晴らしのいい高台に位置。建物3階にある展望室からの眺めはもちろん、駐車場からも景色を一望できる。駅名の通り、厚岸のグルメが集まる場所となっており、特に、特産のカキはさまざまなメニューを堪能できる。
道の駅には4つの飲食店が入っており、それぞれでカキ料理を提供。1階にある「オイスターカフェ」では蒸しガキや「牡蠣の空あげ」など、厚岸産カキを使った軽食や、オリジナルのソフトクリーム「オイスター☆モカ」を販売。2階の「レストランエスカル」は、メニュー数が豊富で、和洋食のさまざまなカキ料理を味わうことができる。「炭焼炙屋」では、魚介市場で買った食材で海鮮バーベキューを楽しめ、「オイスターバールピトレスク」では、カキのピザやパスタ、生カキ3種食べ比べなどが食べられる。
売店では、地元の特産品や道の駅オリジナルの商品を販売。カキの佃煮や牡蠣最中、カキ醤油など、カキを使ったお土産品が豊富に揃い、運がよければ厚岸産のウイスキーも買うことができる。
釧路町、厚岸町、浜中町を通る北太平洋シーサイドラインは、海の青さと草原の緑のコントラストを楽しめる絶景の道。その途中にある道の駅は厚岸グルメを満喫できる場所として、ツーリングの目的地にもピッタリだ。
施設紹介
総合展示販売コーナー、飲食店4店舗「オイスターカフェ」、「レストランエスカル」、「炭焼炙屋」、「オイスターバールピトレスク」、水族館「プティ」、展望室、屋外にドッグランを併設。
名物&名産品
◆牡蠣
厚岸産生牡蠣厚岸では全国で唯一、生食用のカキを通年出荷している。厚岸で養殖されるカキは3種類。丸くて小ぶりの「カキえもん」は旨味がぎゅっと詰まっている。身が締まった「弁天かき」は濃厚な味。身がしっかりと詰まった「マルえもん」は三陸で生まれたカキ種を厚岸で育てている。食べ比べて味の違いを楽しみたい。
◆元祖バケツ牡蠣
豪快にバケツで蒸した酒蒸しの牡蠣を楽しめる道の駅名物料理。カキは1缶10個入り。できるまで時間が少しかかるが、濃縮されたカキの旨みを味わうことができるので、シンプルにカキのおいしさを味わいたい人におすすめだ。
◆かきぶた合戦丼
「レストランエスカル」の人気メニュー。「はまなか ほえいとん」の豚丼に、大粒のカキフライが3個のってボリュームも満点。衣がサクサクのカキフライはレストラン自慢の一品だ。カキと北海道名物の豚丼、どちらも味わいたい人におすすめ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆原生花園あやめヶ原
標高約100メートルにある原生花園では、6月中旬から7月上旬にヒオウギアヤメの花が咲き、辺り一面がムラサキ色に染まる光景が楽しめる。5~10月にかけて100種類以上の草花を見ることができる。
◆別寒辺牛湿原
ラムサール条約登録湿地に認定されており、ほとんど人の手が入っていない大自然のままの姿を見ることができる。夏には別寒辺牛川のカヌーツーリングを実施しており、大自然の絶景を体験できる。湿原ではさまざまな野鳥を観察することができる。