道の駅の特徴
道の駅のある柳津町は、福島県会津地方にある町。赤べこは、厄除けや幸せを運ぶ牛として、会津を代表する民芸品として知られている。約400年前、圓藏寺再建の際に赤い牛が現れて手伝ってくれたたという「赤べこ伝説」が柳津町にあることから、「赤べこ」は柳津町が発祥の地と言われている。
『道の駅 会津柳津』は、R252沿いにある。磐越自動車道の会津坂下ICから約10分と、アクセスしやすい場所だ。駐車場は広く、屋根付きのバイク用駐輪場も用意されている。「憩いの館ほっとinやないづ」と「斎藤清美美術館」が隣接し、柳津町内の観光スポットとなっている。
道の駅施設の「清柳苑」入口では、大きな赤べこが出迎えてくれる。中に入ると正面にソバ打ちの実演コーナーがあり、ソバ打ちの見学ができるようになっている。ほか、建物内には農産物コーナー、特産品コーナーのある売店、食事処、喫茶コーナーが入っている。
農産物コーナーには、地元産の採りたての新鮮野菜がリーズナブルな価格で販売されている。12~2月には1.5m近い雪の中から掘り出される大きくて甘味のある「雪中キャベツ」も並ぶという。特産品コーナーには、柳津町の特産品や土産品のほか、奥会津の物産品も豊富に取り揃えられている。町内産のさるなしやほおずき、ポポーを使ったジャムや、地元食材を使ったドレッシングや焼き肉のタレなどオリジナル商品も豊富。山菜加工品、地酒、民芸品など品揃え充実だ。
食事処では「挽きたて・打ちたて・茹でたて」の三たてそばを味わえる。ほかにも柳津名物の「柳津ソースカツ丼」も名物の人気メニュー。喫茶コーナーでは名物の柳津ソースカツ丼を元に、卵焼きとソースカツをバンズに挟んだご当地バーガーの「ソースカツバーガー」が大人気。また、煎ったあわのプチプチとした食感を楽しめる「あわソフト」も人気がある。
R252は会津若松と新潟県を結ぶ国道で、只見川に沿って走るので景観も良く、人気のツーリングルートだ。R252の福島県側には3つの道の駅があるが、道の駅会津柳津は会津坂下ICを降りてから1つめの道の駅となり、高速を降りてから一息つくのにちょうど良い立地。道の駅ではご当地グルメを満喫できるので、食事や休憩に最適の立ち寄りスポットだ。
施設紹介
道の駅施設には、農産物コーナーと特産品コーナー、食事処「清柳苑」(60席)、喫茶コーナーがある。
※障害者トイレ、Wi-Fi、レストラン、軽食喫茶、ショップ、インフォメーション、EV以外に赤斜線をお願いします
名物&名産品
◆博士ソバ
柳津町にある博士高原産の「会津のかおり」を100%使用した手打ちそば。道の駅内のそば打ち部屋で毎日朝から手打ちされている。程よい太さでのど越しが良く、そばの甘みと香りが格別。しっかりとした味のそばつゆと相性抜群だ。
◆柳津ソースカツ丼
会津のご当地グルメといえばはソースカツ丼だが、柳津町のソースカツ丼はほかとは一風変わっている。ご飯の上にキャベツを敷き、その上に卵焼き、ソースを染みこませたトンカツをのせている。甘めのソースと卵焼きが好相性の柳津名物のソースカツ丼だ。
◆あわまんじゅう
柳津町を代表するお菓子。こしあんを粟と餅米を混ぜた黄色い生地で包んだまんじゅうで、プチプチ・もちもち食感を楽しめる。道の駅では町の老舗店3店舗の食べ比べセットを販売している。その昔、災害の多かった柳津町で「もう災害に“あわ”ないように」と願いを込めて作られたそうだ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆西山温泉
滝谷川沿いの山間にある開湯から1300年の歴史のある温泉郷。湯量豊富な温泉で、8つの源泉が沸いており、湯巡りを楽しめる。「全ての源泉に入れば万病も治る」という言い伝えがあり、現在も湯治に訪れる人が多い温泉だ。
◆柳津温泉
只見川沿いにある温泉地。「霊泉」と言われる温泉で、福満虚空藏菩薩圓藏寺の境内から配湯されている。昔は宿坊だったところが今は温泉旅館となっており、2つの宿では日帰り入浴が利用できる。泉質はナトリウム塩化物泉。