道の駅の特徴
高知県の西部にある梼原町は、山間部に位置し、豊かな自然が広がっている。高知・愛媛県にまたがる広大なカルスト高原や、建築家の隈研吾さんの建築が数多くあることで知られている。
『道の駅 ゆすはら』はR197沿いにあり、アクセスは抜群。太郎川公園全体が道の駅となっており、売店、温泉施設、プール、ギャラリー、キャンプ場などを有する複合型の道の駅。以前はホテルもあったが、現在は建て替えのため休業中となっている。特産品を販売する市場はもともと独立していたが、今は臨時市場として温泉施設内で営業している。
市場には、梼原町産の農産物や加工品、スイーツや特産品などが並ぶ。市場の奥には食堂があり、定食、ゆすはら牛の出汁を使った特製カレー、群馬県の名店のラーメンなどを味わえるほか、梼原町特産のキジ肉の丼やカレー、イノシシを使ったジビエメニューも楽しめる。
日帰り温泉施設では、源泉かけ流しの温泉を満喫できる。泉質がメタホウ酸フッ素イオン(炭酸水素塩冷鉱泉)の温泉は「美人の湯」とも呼ばれており、入浴後はお肌がスベスベに。露天風呂、ジャグジー、ジェットバス、薬湯風呂、サウナを完備する。薬湯風呂は期間ごとにさまざまな湯に入れ替わる。入浴料は大人700円。
敷地の奥には形が特徴的な木橋があり、橋の中はギャラリーとなっている。この木橋も隈研吾さんの建築である。併設の太郎川公園は自然をそのまま活用した公園で、茅葺き屋根の水車小屋や、キャンプ場などがある。キャンプ場は要予約だが、大自然の中でのキャンプが可能。温泉施設までは徒歩5分ほどなので便利。
道の駅は日本3大カルストのひとつ四国カルストの麓にあり、四国カルストを走った前後の休憩をするのに最適なスポット。温泉や、キャンプ場もあるので、立ち寄りスポットだけでなく、ツーリングの目的地にもなる場所だ。今後リニューアルされるホテルも楽しみである。
施設紹介
道の駅施設には、雲の上の市場、「雲の上の温泉」、「雲の上のプール」、「雲の上のギャラリー(木橋ミュージアム)(無料)」太郎川公園、ゆすはらキャンプ場、がある。
雲の上温泉/大人700円、小人350円、3歳未満無料、プールセットプラン 1200円(小人 600円)
雲の上のプール/大人 700円、小人 350円、温泉セットプラン 1200円(小人 600円 )※3歳未満入場不可
名物&名産品
◆雲の上スイーツ
種類はクッキー、フィナンシェ、ドーナツがある。ドーナツとフィナンシェは、プレーン、塩チョコ、ゆず、土佐茶のバリエーションがあり、好みの味を選べる。サクサク食感のクッキーは塩と生姜の2種類。
◆雲の上のホテル手作りチーズケーキ
チーズケーキに使用する材料は、地元産の卵とクリームチーズ、バター、グラニュー糖のみ。季節や気温によって微調整しながら製造されている。口溶けなめらかで、チーズの風味が豊かだと人気の品。手作りのため生産量が限られており、幻のチーズケーキとも呼ばれている。
◆キジ肉
梼原町では30年前からキジが飼育されており、特産品の1つになっている。高級食材としても知られており、価格は高いが、キジ肉特有の旨みがあり美味。道の駅食堂では、キジ出汁を使った「キジカレー」や、キジ丼を味わうことができる。売店では冷凍のキジ肉も販売している。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆四国カルスト
日本3大カルストのひとつ。高原は開放感が抜群で、周辺の山並みを見渡せる絶景スポット。春~秋にかけては牛が放牧されており、牧歌的な風景も楽しむことができる。どこまでも続く空の青と草原の緑が美しい。四国では外せないツーリングスポットだ。
◆ライダーズイン雲の上
道の駅のすぐそばにあるライダー向けの宿泊施設。客室は全16室あり、全室にシャワーとトイレが完備されている。料金はベッド、布団、素泊まりの3タイプある。部屋の入口は屋根付きのガレージになっているので、雨の日の駐車も安心。管理棟には休憩スペース、ランドリースペースもあり。