道の駅の特徴
山形県のほぼ中央に位置する西川町。月山を有し、古くから月山・湯殿山・羽黒山の散々参拝に訪れる人が多い宿場町である。また、面積のほとんどが森林という自然豊かな町で、日本屈指の豪雪地帯でもあり春夏スキーを楽しめる場所として知られている。
山間地域にある『道の駅 にしかわ』は、R112沿いでアクセスは抜群。最大の特徴は、山形県内で唯一地ビール醸造工場を併設していること。そのため、地ビールや地ビールを使った食事などを楽しめる場所となっている。
道の駅正面入口を入ると左側にレストラン、右側が売店となっている。レストランでは地場食材を使ったメニューを味わえる。そばや定食、丼もの、カレーなどがあり、レストランイチオシは「牛肉の地ビール煮」。「月山ビール」に漬け込んでから煮込む牛肉は、ホロホロととてもやわらかくなっている。レストランの奥にはビールの醸造釜があり、ガラス越しに見ることができる。
レストランにはスナックコーナーも併設しており、ソフトクリームなどを販売。人気は月山ビールの麦汁を使ったオリジナルメニュー「地ビールソフトクリーム」。ノンアルコールなので、ツーリングの途中に食べても安心だ。
売店と直売所には西川町の特産品や新鮮な農産物などが揃っており、山菜の水煮、地元製麺所の月山そばや麦切り、割れおかきなどが人気だ。売店の1番人気は月山ビールで、ほかにもワインなどの酒類も豊富だ。売店内に大きく書かれた「山菜ときのこの里」の文字通り、収穫時期には山菜やきのこなどの山の幸も並ぶ。
隣接する日帰り温泉施は2023年にリニューアル。大浴場のほか、本格的な北欧風サウナを完備し、“ととのう”と「サ活」の人にも密かに人気なんだそう。泉質がナトリウム-塩化物温泉の温泉は、やわらかな湯で身体がよく温まる。朝7時から営業しているので、早朝の入浴も可能だ。
道の駅が面するR112は、山形市と鶴岡・酒田市を結ぶ月山越えのルート。庄内地方と山形内陸部を行き来するツーリングコースとなっている。途中の「月山道路」は自動車専用道路となっており、山岳地域を快適に走ることができる。山形市方面と月山の間にある道の駅は、ご当地の食事や買い物、温泉を楽しめるスポットでツーリングの休憩や目的地にピッタリだ。
施設紹介
西川の名産品や農産物が並ぶ売店と「いきいき直売所」、食事は地場食材を使ったメニューを楽しめるレストランで、スナックコーナーではご当地ソフトを販売。日帰り温泉施設の「水沢温泉館」が隣接する。(日帰り入浴料金 大人350円 、サウナ+入浴料850円)
名物&名産品
◆月山ビール
月山の雪どけ水で作られた地ビール。すっきりとしたのど越しのピルスナー、ロースト麦芽の旨みがある黒褐色のミュンヒナー、アルト、コクワの4種類を販売している。ピルスナーが人気No.1。レストランでビールをいただけるがツーリングの最中はNGなので、ぜひお土産で。
◆山菜・きのこなどの山の幸
西川町では春から初夏は山菜、秋にはきのこがたくさん採れる。コゴミ、タラの芽、ワラビ、山ウド、月山筍、マイタケ、なめこ、ヒラタケなど、様々な種類の山の幸が季節ごとに収穫される。旬の時期以外は、水煮や乾燥のものが販売している。
◆山菜パスタ
月山筍、ワラビ、ゼンマイ、キノコを使用したオイルベースのパスタは、唐辛子もピリッと効いて抜群の味。パスタもひと味違い、地元製麺所が作っている月山筍入りのパスタが使用されている。西川町の山の恵みをふんだんに使ったパスタはここならではの一品だ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆道の駅 寒河江
「チェーリーランドさがえ」が2024年にリニューアルし、さくらんぼ推しの道の駅となった。さくらんぼ商品が豊富に揃い、さくらんぼスイーツも楽しめる。県内最大級の物産センターで、地域や県内の特産品、土産品、地酒など、幅広い商品が数多く取り揃えられている。
◆月山湖大噴水
月山湖で見られる高さ112mの日本一の大噴水。R112からアクセスできる展望広場から見ることができる。4~10月下旬までの毎日、10~16時まで1時間ごとに打ち上げられる(4~9月の土日祝は17時も)。約10分間の噴水時間の後半で、高さ112mまで噴水される。料金は無料。