道の駅の特徴
北海道・十勝の東北部に位置する足寄町。足寄町は北海道東部にある阿寒摩周国立公園を構成する市町のひとつとなっており、町内の観光名所でもある「オンネトー」は季節や天候、見る角度によって湖面の色が変わる美しい湖として知られている。
『道の駅 あしょろ銀河ホール21』はR241とR242の交差点に立地。道東自動車・足寄ICからも5㎞ほどのためアクセスは抜群だ。道の駅施設を挟んで南北に駐車場があり、北側駐車場内にはバイク用の駐輪場も用意されている。
建物は、元々北海道ちほく鉄道「ふるさと銀河線」の足寄駅舎として利用されていたが、廃線後に道の駅として生まれ変わった。建物内ではホームや線路、車両が再現されているほか、天井には星空を模した路線図描かれており、こちらも要チェックだ。駐車場内には線路跡もあるので時間があれば見てみては。
道の駅には地場産品を販売するショップ、ベーカリー、レストラン、テイクアウトコーナーが入っている。さらに、足寄出身のシンガーソングライター松山千春さんのコーナーもあり、ステージ衣装や過去のリリース作品などが展示されている。ラワンブキを手に持った等身大のご本人の写真もあって、訪れる人の記念撮影スポットとなっている。
ショップでは、町の特産品を数多く販売。ラワンブキの加工品が人気で、足寄町産のチーズなどの乳製品も豊富に揃っている。工房併設のベーカリーでは焼きたてパンが店頭に並んでいる。
テイクアウトコーナーではコロッケやソフトクリーム、コーヒーなどを販売。購入したものは館内にある休憩スペースでいただける。和洋中のメニューが揃うレストランで1番人気はチキン南蛮。足寄産のチーズを使ったチーズ焼きカレーも人気で、味噌ラーメンもリピートNo.1メニューだそうだ。
道の駅から阿寒方面に走る途中には、6~7月に見頃を迎えるラワンブキ鑑賞ほ場もある。R241とR242の交差点にある道の駅は、上士幌、陸別、阿寒方面への交点にあり、どの方面からも立ち寄りやすく、休憩スポットとして利用しやすい場所となっている。元鉄道駅舎を活用した道の駅では、ふるさと銀河線の雰囲気や特産のラワンブキを楽しめるほか、松山千春さんのファンはきっとテンションが上がること間違いなし。ツーリングの目的地にしてもいいだろう。
施設紹介
道の駅施設には、地場産品販売所、ベーカリー、テイクアウトコーナー、レストラン、松山千春コーナー、ふるさと銀河線情報展示コーナーがある。隣接して、農産物直売所「寄って美菜」、チャレンジショップ、足型工房、バス待合所の入る多目的観光施設がある。
名物&名産品
◆ラワンブキ商品
北海道遺産に認定されている日本一大きなフキ。高さ2~3m、太さ10cm以上に育ち、アクが少なく、ミネラルと食物繊維が豊富に含まれている。肉厚でみずみずしさがあり、収穫時期の生ラワンブキはさわやかな風味とシャキシャキした食感が特徴で美味。道の駅では水煮、漬物、佃煮、炊き込みご飯の素などの加工品を購入できる。
◆足寄弁当
ラワンブキをふんだんに使ったメニュー。ラワンブキの天ぷら、炊き込みご飯、漬物と日替わりのおかず、副菜がついてくる。シャキシャキとした食感の天ぷらが絶品。ラワンブキを味わいたい人におすすめのメニューだ。
◆ラワンぶきソフトクリーム
ラワンブキのジャムをトッピングしたソフトクリーム。ジャムはシャキシャキとした食感で、クセのない味わい。ラワンブキとリンゴを合わせてジャムにしているそうだ。ここだけでしか味わえないご当地ソフトクリームは必食だ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆オンネトー
雌阿寒岳の西側にある周囲2.5kmの湖。季節や天候、見る角度によって、青やエメラルドグリーン、ダークブルーなど湖面の色が変化し、その美しさに魅了される。北海道三大秘湖の一つで、湖面の色が変化することから神秘の湖とも呼ばれている。展望デッキ横には少し狭いが駐車スペースも用意されており、展望デッキからは雌阿寒岳と阿寒富士をバックに美しい湖を眺められる。また、周辺には散策路が整備されているので散策も可能だ。
◆オンネトー湯の滝
高さ約20数mの2条の滝からなる。マンガン酸化物形成地として、国の天然記念物に指定されている。オンネトー湯の滝は駐車場から約1.4㎞先にあり、駐車場から森の中の散策路を20分ほど歩いていく。本来海底で形成されるマンガン鉱床を、陸上で観察できる世界的に貴重な場所だ。