北海道屈指の観光地「登別」に、リーズナブルな料金で宿泊できるゲストハウスがあります。全室ドミトリータイプで、女性専用室も用意しています。大きなキッチンには食器や調理器具があり、いずれも自由に使えるなど、ロングステイにも対応しています。ツーリングに最適なゲストハウス「赤と青」を紹介します。
北海道の魅力を伝えるゲストハウス
登別ゲストハウス「赤と青」は、JR登別駅から徒歩1分、道央道登別東インターチェンジからバイクで3分の場所にあります。登別温泉やクマ牧場までバイクで15分、洞爺湖までも1時間弱と、周辺観光に最適です。
オーナーの佐々木太郎さんは、札幌の学校を卒業後、東京でシステムエンジニアをしていました。北海道を離れて暮らす中で、故郷の良さを再認識してUターン。北海道のすばらしさを多くの人に伝えるために観光業を志望しましたが、30代半ばの未経験者を雇い入れてくれる会社はほとんどありませんでした。
途方に暮れていた佐々木さんに声をかけたのは、札幌でゲストハウスを経営する知人でした。そこには各国からツーリストが集い、楽しい時間を過ごしていました。ゲストハウスで働くことで、佐々木さんの頭の中にあった観光業のイメージが整理されていき、2018年6月15日に、登別駅前の花屋だった店舗兼住宅をリノベーションして「登別ゲストハウス赤と青」がオープンしました。
最大22名宿泊可能 女性専用ドミトリーあり
登別を選んだ理由を訊ねると「観光スポットとして人気だが、気軽に泊れる宿が少ないことに着目した」と言います。その狙いは的中し、さまざまなツーリストが「赤と青」を利用しています。広々とした駐車場があり、ソロツーリングのみならず、複数のマスツーリングにも対応しています。
客室は全室ドミトリーで、男女共用(最大22名)、女性専用(最大12名)、プライベートドミトリールーム(最大4名)の3つのタイプを用意。大きめの二段ベッドと日本製の特注羽毛布団で快適に休めます。フロアにはトイレや洗面所も完備。温泉に入りに行く人が多いそうですが、シャワールームもあります。
長期滞在も可能な設備
「厨房」と呼びたくなるような、広々としたキッチンも用意されているので自炊も可能。徒歩圏内にスーパーやコンビニがあるので、買い出しも楽々です。
自慢のソフトクリームを召し上がれ
1階のCafé&Bar「UNMIXed SOFTSERVE ICECREAM」では、「無添加ソフトクリーム」を販売。市内にある「のぼりべつ酪農館」で作られた5種類の牧草のグラスフェッドミルクに、水あめとミックスすることで濃厚な旨味を作り上げています。
ビール片手に世界を旅する
登別のクラフトビール「鬼伝説」や、エスプレッソアフォガート・ドリンク各種なども販売しており、夜はビールを片手に旅人同志が語らっています。ライダーはもちろん、外国からの旅行者も多いので、ちょっとした世界旅行気分を味わえます。
登別の穴場スポット「古趣北乃博物館」
登別の穴場スポットとして、ゲストハウスから徒歩3分の場所にある「古趣北乃博物館」をお勧めします。2014年8月に、市内で玩具店を営む若木日出男さんがオープンした私設博物館です。「日本のスミソニアン博物館」を目指しており、1階は骨董や映画関係の資料、2階はおめんやソフビ人形、超合金など、昭和を中心とした玩具が展示されています。
展示品の中には「お酒のキャップ」や「昭和新山の地主のサイン」など、パッと見では価値が分からないものが多数あります。その一つ一つにストーリーがあり、駆け足で見るのは惜しいほど。「赤と青」に宿泊して、若木館長からじっくりと説明を受けてください。
登別ゲストハウス 赤と青
住所:登別市登別東町2丁目3-2
電話:0143-83-7680
宿泊費:1泊3,500円から
登別ゲストハウス 赤と青(Noboribetsu Guest House AKA&AO) | 登別観光に最適なゲストハウス (aka-ao.jp)
古趣北乃博物館
住所:登別市登別東町2丁目16-3
電話:0143-83-6931
開館時間:10:00~16:00
休館日:水曜日 12~2月は土日のみ開館
入館料:大人500円 高校生以下200円