ツーリング中に睡魔に襲われることはありませんか。また、キャンプツーリングが中心のライダーも、たまにはベッドでゆっくりと休みたい日もあるでしょう。札幌市手稲区にある「ちょい寝ホテル」は、「郊外型ゲストハウス風カプセルスタイル」をコンセプトに掲げたドミトリータイプのホテルです。最大4時間休憩することも可能。リーズナブルな料金でツーリストに人気です。
我が子を思う父親の優しさがホテルをオープン
「ちょい寝ホテル札幌手稲」は、札幌の中心地から車で30分ほどの国道5号沿いにあります。郊外にあるため、トラックが余裕で止められる大きな駐車場を完備。バイク専用駐車場もあり、洗車も可能です。
オーナーの清田純一郎さんは、サラリーマンとして営業職を長く務めていました。ホテル業・観光業の経験は一切ナシ。誰もが「無謀」と反対する中、ホテルをオープンしたのは、お子さんを思う父親の優しさでした。清田さんが帯広に勤務していたころ、お子さんが札幌の病院に入院しなくてはならなくなりました。奥様が付き添いのために市内のホテルを手配したところ、大きなイベントと重なりどこも予約が取れませんでした。
その後、札幌勤務となり、手稲区に転居した清田さんは、同区には医療機関が多いにもかかわらず、一般の人が宿泊できるホテルが少ないことに気づきます。「手稲区でホテルを開業したらどうだろう?」という思いが湧き上がり、それを実行に移します。資金の工面や土地探しなど、数々の苦労を乗り越えて、2019年2月にベッド総数36の「ちょい寝ホテル」がオープンしました。
宿泊も休憩もOK
チェックインは18時から23時まで。トラブルなどにより、それ以降に到着する場合は連絡してください。デラックス・エコノミー共に平日と土休日前によって料金が異なります。また、宿泊以外に6時から10時までと、12時から16時まで最大4時間利用できる「朝寝&お昼寝プラン」があるので、ツーリング中の仮眠や雨宿りなど、用途に合わせて多様な使い方ができます。
リラックス出来るドミトリースペース
ドミトリースペースは、木のぬくもりを感じる個室タイプで、エコノミー(上段)は、一般的なカプセルホテルの1.5倍、デラックス(下段)は幅153㎝、奥行200㎝、高さ160㎝を誇り、キャリーバッグなどの荷物も収納できます。プライバシーが守られたカプセルベッドは居心地よく、女性の一人旅にもおすすめです。24時間スタッフが常駐しているので安心です。
心地よく過ごすための設備が充実
シャワールームは清潔に保たれています。バスタオルのレンタル・ハンドタオル・歯ブラシ・カミソリは各100円です。
朝はセルフトーストとスープを提供しています。ポットのお湯は自由に使うことができ、コーヒー、お茶、紅茶、麦茶などは無料。カップ麺や缶詰、菓子等も販売しています。全館wi-fiの利用が可能。個室で静かに過ごすのもよし、ラウンジで旅の情報交換をするのも楽しい。食事の提供は行っていませんが飲食の持ち込みは自由です。HIコンロを設置し、自由に使える食器や調理器具を備えているので自炊も可能です。
オプション利用でより楽しく
2023年からBBQコーナーが登場しました。二人以上で宿泊されている方限定で先着1日1組限定のオプションです。飲食物は持ち込み、それ以外は全てホテルで用意してくれます。プラスのオプションでサウナも利用可能できるなど、楽しみが一杯です。
あずましく過ごして安全運転を!
ドミトリーは遮光性が高く、寝返りを打ちやすいマットレスを使用していることから、「ぐっすり眠れた」というお客さんが多いそうです。手稲区は、小樽・ニセコ方面や、石狩・留萌方面へのツーリングに便利で、手稲インターチェンジを使えば全道にアクセスします。たいしたあずましい(北海道弁でとても快適)「ちょい寝ホテル札幌手稲」でしっかりと疲れを取って、安全なツーリングを楽しんでください。
ちょい寝ホテル札幌手稲
所在地:手稲区富丘3条7丁目1-58
電話:011-688-8707
宿泊プラン:18時~翌日10時
朝寝&お昼寝プラン:6時~10時 12時~16時
WEBサイト:https://choinehotels.com/