こんにちは! ライターのサブローです。
今回はレンタルバイクを使った離島ツーリングをご紹介します。
離島ツーリングって非日常感が味わえて最高に楽しいんですが、けっこうなお金と時間がかかっちゃいますよね。
さらにはこんな問題も…。
・フェリー料金が高い
・フェリーのダイヤに予定を合わせないとダメ
・そもそも離島の近く(フェリー乗り場)に行くまでが遠くて大変
でも今回紹介する「しまなみ海道ツーリング」は、この3つの問題にとらわれることなく、比較的安く、ラクに、時間を気にせず離島の魅力を味わうことができるんです。
そのツーリングの様子をご覧ください!
※画像は2020年10月に撮影したものです
レンタルバイクショップを探そう
しまなみ海道が通るのは広島県の尾道市と愛知県の今治市。
この付近にはレンタルバイクのお店がたくさんあるんです。
理由はもちろん、レンタルバイクでしまなみツーリングを楽しむライダーが多く訪れるから。
とくに人気車種は50~125ccの「原付1種・2種クラス」で、ボクが問い合わせた10月は予約がほぼ埋まっていました。危ない危ない。
なぜ中型以上じゃなくて原付が人気なのか?
その理由は後述しますが、「原付クラスこそがしまなみ海道ツーリングを120%楽しめる乗り物」だと言っても過言ではないでしょう。
なお、レンタル車両は以下の原付モデルを取り扱っているお店が多いみたいです。
料金はお店によって異なりますが、24時間6,000~7,500円が相場ですね。
クルマや公共交通機関でショップにGO!
ボクは軽トラで愛知県から広島県まで友人と自走して、そのままレンタルバイクショップに向かいました。
距離はだいたい400km。
乗り心地がよくない軽トラですが、バイクで走るよりずっとラクでした笑。
レンタルしたバイクでツーリング開始!
この時に利用したショップは「バイクステーション尾道」。
ボクはヤマハ・シグナスXを、友人はホンダ・グロムを選びました。
ちなみにですが、キャンプをする場合はスクーターか、リヤキャリアが大きいカブシリーズを選ぶことをオススメします!
大量のキャンプ道具を積載するには、グロムだとちょっと積載スペースが足りなかったみたいです。
荷物は減らしたはずなのに…。
ただ、こういう「いつもと違うバイクにいつもの荷物を載せて走る」というワクワク感もありますね。
しまなみ海道の原付ツーリングが楽しい理由
しまなみ海道に浮かぶ島々は他の離島と違って原付の自走による乗り入れが可能です。
離島へのアクセスは、たいていフェリーか高速道路を利用する必要がありますからね。
しかも、しまなみ海道は原付用の道路が整備されているめずらしい道路でもあります。
でも、ただそれ以外にも原付ツーリングが楽しい理由はたくさんあるんです。
その代表的な例を紹介します。
「ここ、バイクで乗り入れていいの?」という非日常感に驚く
普通のツーリングではありえない場所にバイクで乗り入れることができます。
これがしまなみ海道ツーリング1つめの魅力です。
まずはこれ。
この写真、海路を巡航している船の上です。
普通、バイクを船に乗せるときって車両をガチガチに固定されてライダーは客室に案内されるものなんですが、この船は乗船時間が短いこともあって(?)バイクにまたがったままでOKというなんともゆるいスタイルで乗船できるんです。
続いてこれ。
しまなみ海道の橋区間は高速道路に原付用道路、自転車・歩行者道路が併設されていますので、写真のように頭上や真横に高速道路が走っている箇所があります。
100km/h近い速度で流れるクルマの横を原付で走るとものすごく違和感がありますね。
最後はこれ。
なんとバイクごと乗り込めるエレベーターがあります。
場所は、大島と今治の間にある「馬島(うましま)」です。
島に上陸するためにはこのエレベーターに乗る必要があり、島民にとっては当たり前の交通手段(?)なんだとか。
橋の通行料金が安い!
複数の島々を結ぶように橋がかかっているしまなみ海道。
その橋を渡るたびに通行料金がかかるのですが、これが安い!
橋ごとに50~200円という破格の料金で、尾道市から今治市まで走っても500円程度です。
もし中型以上のバイクで高速道路を使うと4,000円近くかかるので、その価格は1/8。
ちなみに、しまなみ海道の全長は60kmほどです。
原付2種だと燃費が50km/lを超えますので、2リットルちょっとの給油で往復できちゃいます。
全長60kmならゆっくり往復しても5時間くらいだからちょうどいい距離と時間ですし、
離島のフェリー旅に比べると料金も断然おトクですね。
原付でしか行けないキャンプ場の聖地がある
大島と伯方島の間に浮かぶ無人島。
その無人島には自転車・原付専用道路からしかアクセスできないため、「原付キャンプツーリングの聖地」と呼ばれています。
その島の名前は「見近島(みちかじま)」。
無料のキャンプ場ながらトイレと炊事場があり、さらに目の前にビーチが広がる穴場スポットです。
キャンプ好きライダーならぜひ足を運んでみましょう。