道の概要
漫画・頭文字(イニシャル)Dの中にも登場した道の一つがこの『妙義山道路(県道196号)』だ。ちなみに漫画内で登場するのは中之嶽神社から松井田方面に下る部分だ。
ワインディングに目が行きがちな妙義山道路だが、そもそも妙義山は日本三大奇勝(耶馬渓 大分県、寒霞渓 香川県小豆島)のひとつとされている。群馬県の妙義荒船佐久高原国定公園内にあり、白雲山、金洞山、金鶏山の3つの峰をかいくぐるように走り、その奇怪な岩の連続に目を奪われてしまう。
上信越自動車道松井田妙義ICを降りて南に行くと妙義山道路にはいる。すぐに道の駅『みょうぎ』があり、さらにふるさと美術館と露天風呂(もみじの湯)もあるので休憩を兼ねてのんびりとできる。南側からは、下仁田ICでおりて中之岳神社前に広い駐車場があり、奇岩をバックに写真撮影もできる。ここは、妙義山の遊歩道(登山道)の入り口にもなっていて、登山道は初級、中級、上級に分かれ、中級程度までならハイキング気分で歩くことができる。鎖場もあるが、スリル満点の大砲岩の登山の挑戦も楽しい。上級コースは装備が必要。
道路は、Rが15~25mのタイトコーナーが続くが、カーブをまわった後には必ず巨大な奇岩が現れるという絶景ロードである。奇怪な岩山の風景は、中国の水墨画にでも出てきそうである。距離も短いので往復していろんな方向からこの奇岩の道を楽しみながら走りたい。
お薦めのシーズン
- さくらの里や沿道の桜が美しい4月や紅葉の10月下旬から11月がお薦め。
周辺立ち寄りポイント
◆さくらの里
『県立森林公園さくらの里』は、妙義山の南面山麓に広がる斜面にある。4月下旬から5月上旬が見頃。
◆中之岳駐車場
ライダー集合場所によく利用されている広い駐車場。正面に砲台岩があり迫力満点の妙義山の絶好の写真撮影場所。
◆もみじの湯
道路沿いにある日帰り温泉施設。露天風呂からの大自然の美しい景観を楽しむことができる。値段も良心的で520円。
◆おぎのや
松井田妙義側から国道18号を進むとある人気の釜飯屋。釜飯とくればこの「峠の釜めし」に行き着く。