道の概要
沖縄本島の西側を南北に通る国道58号。メインストリートであるこの道を名護市の羽地周辺からさらに北上すると、そのほとんどが海岸線を走ることになり、左手に東シナ海を臨みながら開放感あふれるツーリングを満喫することができる。
沖縄県北部は『やんばる(山原)』と呼ばれ、森林豊かな地域を指す。北上するほどに信号は少なくなり、緩やかなカーブが連続する快走路が待っている。ついついアクセルを回す手に力が入ってしまいがちだが、そこは自制してオトナのツーリングを楽しみたいところ。飛ばす車両が多いため速度超過の取り締まりも厳しくなっているのが現状だ。また名護以北はガソリンスタンドが少なくなるため、事前に給油しておくと安心。
沖縄本島最北端の辺戸岬まで辿り着けば、東側の太平洋と西側の東シナ海を同時に観られる大観望が目前に広がる。天気が良ければ鹿児島県の与論島も眺めることができる。
沖縄本島の国道58号をそのまま東方面へ進むと県道70号へと変わる。海岸線を進んでいた国道58号と景色は一変し、山中を走るワインディングロードが中心となる。道幅が狭く森林の中を走る道は急カーブも多く、さらに地元の高齢者が現役ドライバーとして運転している。スピードの出し過ぎには注意したい。
夏は南国特有の通り雨(スコール)が頻繁にあるが、10分もすると止むことは多い。
近年増えている線状降水帯による大雨や台風の通過直後は、土砂崩れ、通行止めが発生する場合がある。通行には注意が必要なのと、道路情報はインターネットでチェックしておきたい。
お薦めのシーズン
- 春か秋 ※真夏は日差しがキツイのと通り雨(スコール)があるので注意!
周辺立ち寄りポイント
◆名護城公園
公園全体が山にありハイキングコースとなっている。頂上付近までバイクで登れる道があり、展望台からは名護の市街地が望め、その向こうに海が広がっている。夏でも涼しく、風が抜ける展望台は最高の休憩ポイントだ。比較的に空いているので穴場スポットでもある。駐車場無料。
◆道の駅おおぎみ
2020年2月に(場所を少し移動して)リニューアルされた道の駅おおぎみ。国道58号線沿いにあり、広い駐車場が完備され利用しやすい。地元野菜や果物の販売、軽食コーナーあり。
◆道の駅ゆいゆい国頭
国道58号線沿いにある道の駅。お土産品、特産品が販売され地元飲食店も出店ししている。ツーリング時の休憩や食事をとるポイントとして最適。地元の人でも常に賑わっている。
◆オクラレルカの花畑
道の駅ゆいゆい国頭の近く(裏手)にある花畑。薄紫色の華やかなオクラレルカが3月下旬頃から見頃を迎える。花畑の脇にバイクを止めて
一緒に撮影することも可能。
◆山の駅 高江共同売店
県道70号は自然豊かな道が続き、コンビニはもちろんスーパーやお店もない。その中で『山の駅 高江共同売店』が休憩スポットとして利用されている。ちょっとしたパンやお菓子、アイス、飲み物が売られている他、地元住民向けの生活雑貨も置かれている。沖縄そばなどが食べられる軽食コーナーもできたが、不定休なので要注意!
◆道の駅 やんばるパイナップルの丘 安波
2022年3月に新しくできた道の駅。物販コーナーやカフェコーナーあり。屋上にも休憩スペースはあるが、夏は強い日差しにさらされるため長居はちょっと厳しいかも。