道の概要
日本有数の活火山「桜島」の湯之平展望台(標高373m)へ向う道で、桜島の南側を走る国道224号から上っていく。余裕のある完全2車線道路はやや茶色を帯び、ここが火山灰の降り積る場所であることを感じさせてくれる。
道路は中高速コーナーと直線道路が連続し、上りルートでは溶岩地帯を走り途中何カ所かで正面に桜島の噴火口が眺望できる。下りは鹿児島の町や開聞岳、錦江湾の美しい景色が眺望する。
展望道路とともに、桜島の周回道路である国道224号と県道26号もお薦めだ。有村溶岩展望所周辺は、降り注いだ火山岩や流れ出た溶岩の中を走り、溶岩の合間に育つ緑と海の青が素晴らしい景色を見せてくれる。
2022年7月24日に大噴火をしたため警戒レベルが上がり、しばらくは通行には注意が必要である。小規模な噴火は常に起こっていて、火山灰もあちこちに積もっている場合がある。特に雨上がり時はスリップ事故には気をつけたい。
お薦めのシーズン
- 噴火警戒時を除き通年。
周辺立ち寄りポイント
◆湯之平展望所
正面に荒々しい桜島の峰々が広がる。展望台からは錦江湾から遠く開聞岳までの景色が眺望できる爽快な場所。
◆有村溶岩展望所
有村崎付近は溶岩の中につくられた道路で、火山地形独特の風景を醸し出している。
◆城山公園展望台
鹿児島市から桜島と錦江湾を眺望する丘の上にある絶景展望台。周辺は西南戦争で西郷隆盛が最後に過ごした場所で銅像や洞窟などがある。
◆仙巌園
島津家別邸「仙巌園」は日本を代表する大名庭園であり、鹿児島を代表する観光名所で世界遺産。桜島を望む雄大な庭園に加え、殿様が暮らした御殿があり、お食事やお土産物の施設も充実している。
◆佐多岬
ちょっと距離はあるが、折角桜島に来たなら、本州最南端の佐多岬まで足を伸ばしたい。佐田岬ロードパークで終点の駐車場間で行き、そこから遊歩道で10分歩いて展望台へ到着。
◆パノラマパーク西原台
佐多岬にいく途中、根占にある錦江湾と開聞岳をする絶景展望地。夕陽は格別。