道の概要
霧島連峰を走る国道223号の霧島バードライン(宮崎県)とえびの高原と小林を結ぶ県道1号(えびのスカイライン)、県道104号(霧島道路)を合わせて『霧島高原道路』と呼んでいる。
道路は現在最も活動的な火山帯のど真ん中を走ると言っても過言ではない。特に硫黄山、新燃岳(しんもえだけ)は今も活発な活動を続けているため、道路状況の変化に応じて噴火警戒レベルが設定されている。該当市町村のHPで状況を確認しておこう。残念ながら、宮崎県小林方面から向う県道1号は、旧料金所から甑岳登山道入り口までしか走行はできず、県道30号や鹿児島方面への通り抜けが不可能な状況が続いている。
国道223号は舗装状態も良い快走路で、道の駅「神話の里公園」周辺は南側に桜島を眺望できる絶景区間。道の駅の展望所に登って撮影したい場所だ。県道1号は霧島温泉郷から県道104号との分岐まではつづら折りが続くワインディング。県道104号は渓谷沿いを走る森林の中の道だ。えびのスカイラインは、韓国岳(からくにだけ)周辺の荒涼とした火山風景の中を走り過ぎると小林まではヘアピンが続く楽しいワインディングとなっている。ここはさまざまなパターンの道と景色を楽しめる、鹿児島と宮崎の県境に広がる1級の観光地を走るワインディングロードになっている。
お薦めのシーズン
- 春から秋。
周辺立ち寄りポイント
◆高千穂牧場
都城市にある観光牧場。ソフトクリームなどが人気。
◆霧島神宮
古事記や日本書紀に登場するニニギノミコトを祀る朱塗りの本殿が大変美しい神社。
◆関之尾の滝
「関之尾滝」は、大淀川の支流・庄内川にある「日本の滝百選」にも選ばれた都城市にある名瀑。幅40m、落差18mと迫力満点。滝の下流には「関之尾甌穴群」と呼ばれる円形の穴のあいた岩がごろごろしている。長年の流れくる岩の浸食によって岩が丸く削られた珍しい地形で、ここは世界一の規模を誇る。