道の概要
国道57号側から入り、雲仙仁田峠を経由して、国道389号と合流する山岳ドライブルート。2009年4月に雲仙市に移管され、雲仙市道小浜仁田峠循環線となって無料化された。(協力金として100円) 現在も全国的にも珍しく全線にわたり左回りの一方通行で、道路はそんなに広くなく慎重な運転が必要だが、一方通行なので安心して運転できる。
途中バイクを停めて写真を撮りたくなる場所がいくつもあるが、観光バスも通る道なのでぐっと我慢しよう。最初の展望台は第二展望台で、正面に大迫力の普賢岳(平成新山)、反対側には島原湾方面の雄大な景色が堪能できる。第一展望台の仁田峠は駐車場も広く、雲仙ロープウェイを使って妙見岳山頂へ向かえば、長崎県で一番高い(1333m)展望台から有明湾の絶景を楽しむことができる。
仁田峠を過ぎると道は国道389号に向って下っていき循環道路は終わる。この循環道路につながる国道389号と国道57号は、林間の景色がよく路面も整備されていてとても走りやすい。
島原半島は仁田峠循環道路以外にも素晴らしい道路がたくさんある。雲仙グリーンロードはほぼ半島を周回し、南西部区間の棚畑展望台や花房展望所からは、普賢岳の火山灰が積もった独特の赤土の段々畑が見下ろせる。平成新山の溶岩流出帯の脇を登っていく島原まゆやまロードも景色と走りの両方を備えた快走路だ。
お薦めのシーズン
- 緑輝く春から夏。紅葉も素晴らしい。
周辺立ち寄りポイント
◆第二展望所
噴火した普賢岳を間近に見られる展望台。撮影の好立地場所。
◆仁田峠展望所(第一)
パーキングは広く店舗もある。妙見岳に昇るロープウェイ駅あり。天気と時間が許せば山頂まで行って絶景を楽しみたい。
◆島原まゆやまロード
普賢岳の北東にある、噴火後の復興道路として作られた道。ルート沿いには「平成新山展望園地」があり、火砕流・土石流跡などダイナミックな自然の営みや日本一の砂防ダム群など迫力ある火山を体験できる。
◆雲仙グリーンロード
正式名称は島原半島広域農道。北部、東部、東南部、西南部に分かれている。各区間は県道、地方主要道、国道で接続されており、島原半島を循環することができる。