道の概要
国道2号線のバイパスと観光を意識してつくられた元有料道路。山陽自動車道路の開通に伴って2004年に無料化された。ブルーラインという言葉からはおだやかな瀬戸内海と島々を想像するが、実際に海が見える場所は備前市側の片上大橋付近だけである。
元有料道路だったので、沿線上にはいくつかのICが現在も残っている。岡山市側からは、国道2号線を君津ICから分岐して入るとまず広がる一面の水田。しばらくすると、展望はそれほどではないが直線とヘアピン、アップダウンが連続する山岳ワインディングロードに変貌する。「岡山ブルーライン」は片側1車線が続き、他の道路とは全て立体交差で交わる。信号は道の駅の前に1ヶ所だけという非常に運転しやすい道路である。交通量はやや多いが混雑するというほどではなく、走りを充分に満足させてくれる。
沿線には2つの道の駅があり、一本松展望園は瀬戸内海の展望がよい場所で、農産物の販売やレストラン、ミニ鉄道公園もあり週末は家族連れも多い。黒井山グリーンパークは桜の名所として有名で、農産物の販売所がある。
黒井山の道の駅を過ぎると、この道のクライマックスの片上大橋が現れる。橋の両岸にある駐車スペースにバイクをおいて、のんびりと橋のたもとから眺める牡蠣いかだが広がる瀬戸内海は、なんとも言えない魅力がある。
片上大橋をさらに美しく見るには近くの夕立受山(ゆうだちうけやま)の展望台に登るとよい。駐車場から10分の道のりが絶景を約束してくれる。
お薦めのシーズン
- 青空の輝く夏から秋にかけて。
周辺立ち寄りポイント
◆夕立受山展望台
ブルーラインの備前ICを下りて、国道260号を東へ進むと案内看板を右折して登ると山の中腹の駐車場に着く。ここから遊歩道を進むと頂上の展望公園があり、絶景の眺望が広がる。
◆牛窓
一本松ICまたは邑久ICから南へ車で約12~15分のアクセス。牛窓オリーブ園やパワースポット「牛窓神社」がお薦め。
◆日生の「カキオコ」
備前ICで降りて国道250号線を東に進むと日生(ひなせ)なので、ぜひ岡山県のご当地グルメ「カキオコ(カキ入りお好み焼き)」を食してみよう。