道の概要
高原野菜のキャベツ栽培で有名な嬬恋から万座温泉に向う有料道路。軽井沢(峰の茶屋)から嬬恋までの鬼押出ハイウェーと合わせて浅間白根火山ルートと呼ばれている。万座温泉からつづら折りを登ると志賀草津道路につながり、志賀高原と草津温泉のいずれにも行くことができる。料金所は6時から係員が配置される。志賀草津道路の草津側が火山警戒でバイクが通行禁止の場合でも、この道を利用すれば国道最高地点方面に行くことができる。
有料道路なので整備状況は良いが、道路の両脇が森林で囲まれているので、雄大な景色を楽しむというより、新緑や紅葉の中を走る感じ。景色は万座から嬬恋方面に向うと雄大な浅間山が横たわって見える場所がいくつかある。すくそばに志賀草津道路があるため、比較されるとちょっとつらい。なお、沿線唯一の休憩ポイントの嬬恋牧場愛妻の鐘は、2022年度は休業となっているので注意。
ここは、軽井沢から、白糸ハイランドウェイ(白糸の滝)~鬼押出ハイウェーとセットで走るのがお薦めで単独での走行はもったいない。周辺は嬬恋パノラマラインも含め魅力ある道がひしめき合っている。
お薦めのシーズン
- 冬季閉鎖は原則ないので年間を通して季節折々の色を楽しみながら走ることができるが、初夏から紅葉の秋がお薦め。
周辺立ち寄りポイント
◆万座温泉
万座温泉のお湯は、1日540万リットルという豊富な湧出量を誇る硫黄泉である。日帰り入浴も可能だが値段はやや高めで1000円を越える。どこも露天などの雰囲気は素晴らしい。
◆浅間六里ケ原休憩所
浅間山の雄姿が目の前に現れる。その前を鬼押出しまでつながる直線道路は夜明けの時間に走ってみたい。
◆鬼押出し園
1783年(天明3年)におきた浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩で、膨大な量の溶岩が風化した結果形成された奇勝を巡回できる。名称の由来は、火口で鬼が暴れて岩を押し出したという当時の人々の噴火の印象からつけられた。
◆二度上峠(にどあげ)
北軽井沢にある県道54号を東に進むところにある。群馬方面から走って来ると峠を超えた景色は山中湖の三国峠を彷彿させ、浅間山が富士山のように見える。
◆毛無峠
万座温泉から上信スカイライン(万座道路)を走り、途中の分岐を左折して進むと群馬県との県境にある行き止まりの峠に到着。かつての硫黄採掘の大鉱山跡で、名前のとおり木々が少ないのは、精錬時にする亜硫酸ガスが原因である。荒涼感のある景色が広がっている。