道の概要
那須高原は、東京から約180km、東京と仙台のほぼ中間に位置し、北関東最大級のリゾート地となっている。北西部には雄大な那須連山の主峰・茶臼岳(1,915m)がそびえ、山麓地帯には西暦630年開湯の歴史ある那須温泉郷、多くの宿泊施設や別荘地、殺生石などの史跡やテーマパーク、さらには皇室の方が静養する御用邸があることから「ロイヤルリゾート那須」として知られている。那須周辺のツーリングでは走った後はのんびりとリゾート気分にひたるのもいいかもしれない。
那須高原道路は那須湯本から大丸・ロープウェイ山麓駅を経て、峠の茶屋へ至る周回ルート。上りルートでは茶臼岳を中心とする那須連山を望みながら走ることになる。沿道には那須高原展望台、奥那須の秘湯大丸温泉や北温泉などがある。新緑と紅葉の季節は色づく木々の中を走り抜けるツーリングが楽しめる。
終点の駐車場からの展望も素晴らしく、雲海で有名な場所でもあるので、夏の早朝、下界が雲で覆われていたら、ワインディングの最後で雲を突き抜けて、夜明けの雲海に出会えるかもしれない。
走りを楽しむなら、高原道路の途中から県道290号でマウントジーンズのスキー場前を走る那須甲子線がいい。適度なカーブで高原を走り抜ける。その後は国道289号で東北地方最長4345mの甲子トンネルを抜けて会津方面へロングツーリングも可能だ。
お薦めのシーズン
- 新緑の季節から紅葉が見頃を迎えるまで。10月中旬~11月上旬までの紅葉シーズンは渋滞する。
周辺立ち寄りポイント
◆つつじ吊り橋
休暇村那須から少し下ったところ。駐車場から木道で5分。全長130m、高さ38m。栃木県では2番目に長い吊り橋。揺れるのでスリル感は高い。
◆那須高原展望台
第100番目の「恋人の聖地」として認定された展望台。茶臼岳や北関東の平野部を眺望できる。
◆那須ロープウェイ
茶臼岳の7合目から9合目にある山頂駅までを結ぶ。茶臼岳は強風で有名なので、それなりの準備をして利用しよう。毎時00分、20分、40分の20分間隔での運行している。
◆元湯 鹿の湯
建物は昭和16年に改築され、そのままの姿を受け継いでいる。ひなびた木造建築が魅力の人気温泉で@、41度から48度のお湯を楽しめる。尚シャンプー類は使用禁止だ。