道の概要
裏磐梯の桧原湖の湖岸道路を走って早稲沢から白布峠を越えて白布温泉に至る18㎞の山岳ワインディング。元有料道路で現在は無料開放された。福島側は、桧原湖岸の森林を通る道から高度を上げるに従って展望が開け、ヘアピンカーブが連続する区間に突入する。「東針山七曲がり」と名付けられた芸術的なヘアピンは、かなりのテクニックを要する走り応えのある区間で、腕試しにもってこいだ。元有料道路で観光ルートにもなっているので、路面状況もよく安心して走ることができる。磐梯周辺の他の観光道路に比べると知名度が低いため、圧倒的に車両の通行が少ないので、存分に走りを楽しむことができる。冬季閉鎖の前や解除後も路面凍結の可能性がある場合は、夜間・早朝通行止めになることがあるので事前に確認をするとよい。
標高1404mの白布峠の展望台からは桧原湖と磐梯山の絶景を味わえるほか、天候次第では、北の飯豊連峰や朝日連峰も遠望できる。特に紅葉の時期はお勧めで、ナナカマドやヤマウルシなどの深紅とダケカンバの黄色、トドマツの緑のコントラストが鮮やかだ。
山形側にはいると、天元台高原や名湯「白布温泉」を通過しながら、ヘアピンから開放されてゆったりと下っていく。
お薦めのシーズン
- 夏から秋。
周辺立ち寄りポイント
◆白布温泉(しらぶ)
正式名称は白布高湯温泉。古くから福島の信夫高湯、山形の最上高揚(蔵王温泉)とともに奥州三高湯の一つに数えられた。白布森の館は日帰り温泉施設。
◆天元台高原
山形側にある冬はスキー場、夏は登山の基地。ロープウェイは山麓・湯元駅より標高差430mの高さを6分で運行。東北のアルプスといわれる飯豊連峰の山並みや、秘湯新高湯温泉の湯けむり、米沢盆地を一望でき、山頂から望む雲海は絶景です。夏山リフトは山頂駅標高1,820mまで3基乗り継ぎ、空中散歩を楽しめる日本一長い夏山リフト。
◆米沢牛
会津から米沢に抜けたら、一度は食してみたいのが日本三大和牛の「米沢牛」。山形県米沢市をはじめとした県南部の置賜(おきたま)地域3市5町で飼育された黒毛和牛の中で、5つの厳しい基準をクリアしたものだけが「米沢牛」と認定される。米沢駅周辺にはいくつもの専門店があるので、資金を準備していざ参ろう。