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【海岸線ルート編】バイクでツーリングに行きたい名道百選【その1】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

日本各地の走って気持ち道、楽しい道、美しい道などを紹介しているモトメガネの人気コンテンツ『日本百名道』。
北海道から沖縄県まで、紹介している道は100本以上にわたる。

今回はその名道の中で眺望の良い絶景道『海岸線ルート』を紹介しよう。

さらに『道の駅』コンテンツもあるので、そちらと合わせてルートを組めば完璧!
ぜひともツーリングプランに役立ててほしい。

目次

宗谷国道/国道238号
〜 日本最北端の宗谷岬と紋別を結ぶシーサイドライン〜

北海道の北東部のオホーツク海を望む海岸道路は、主要国道の為交通量は非常に多く、観光バスやマイカーは勿論、大型車も常時通行するが、道幅は大変広く市街地以外では信号は皆無、流れは非常にスムーズな為、ストレスを感じずにクルージングできる。同じ道北西側の道道106号サロベツ原野に比べると、大きな町や道の駅も点在しているので、宿泊や食事に困ることはない。

海岸の丘陵地の直線道路が多いが、宗谷岬に近い北側では、北海道特有のダイナミックな丘陵超えと、ピークから遠望できる長大な海岸線は、最果て感と共に北海道感を感じることができる。とは言え、300kmを越えるルートではさすがに飽きるかもしれない。その場合は、道路周辺の施設や見どころのポイントに立ち寄って気分転換をはかるとよいだろう。起点となる宗谷岬の南には広大な宗谷丘陵のウインドファーム周辺に、絶景のワインディングロードとホタテ貝を敷きつめた白い道があり、注目を集めている。ライダー憧れの直線道路猿払村道『エサヌカ線』、野鳥の宝庫クッチャロ湖のクローバーの丘、神威岬、浜頓別の風車群、ウスタイベ千畳岩、日の出岬もお薦めだ。また、沿線には多くの道の駅が設置されているので、北海道産のスイーツで鋭気を養ってもいいだろう。

なぎさドライブウェイ 
〜世界的に見ても珍しい砂浜を走れるツーリングルート〜

『千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ』は、石川県能登半島の付け根部分の今浜から千里浜に至る延長約8㎞の道で、日本で唯一二輪車・自動車や大型バスでも海岸線の砂浜の波打ち際を安心して走ることができる観光道路だ。

一般的な砂浜と違い、ここの砂は粒が小さく大きさが揃っているため、水分を含むむと固く締まっている。そのためタイヤハウスに砂をばらまかず、かといってタイヤにへばりつくこともない不思議な砂浜だ。こんな砂浜は世界的にもアメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチを含めて3カ所しかない希有な道だ。

砂浜が締まっている理由は、千里浜より約40km南西に位置する手取川、千里浜周辺の大海川や宝達川が運搬した土砂が沿岸流(対馬海流)や北西の季節風によって運ばれ、なおかつ羽咋市(はくい)の北にある滝崎が土砂をUターンさせ千里浜に堆積したためである。しかし近年はダム建設などで土砂の流入が減少し、海水面の上昇や高波の浸食によって砂浜が減少し通行止めの期間もあった。現在は土砂の投入などで何とか通行を維持している状況だ。ここを走れるのも、あとわずかかも入れない。

南阿波サンライン 
~断崖絶壁の上を走る四国有数の絶景海岸山岳スカイライン~

徳島県南東部の美波町にある千羽海崖(せんばかいがい)は、穏やかな砂浜が続く室戸阿南海岸国定公園のなかで、趣が違う断崖絶壁が続く景勝地である。波による浸食と断層によって造られた高さ250mの切り立った崖が、大磯から外ノ牟井(とのむい)まで2kmにわたって続く。
海食崖は、単なる波の浸食作用だけでなく、断層によるものと考えられ、室戸阿南海岸国定公園の特別保護地区になっている。周辺は四国のみち(四国自然歩道)が整備されており、一番の展望地大磯休憩所まで日和佐城もしくは龍宮公園から遊歩道で2㎞ほどの道のりだ。南阿波サンラインは、この千羽海崖とそれに続く断崖の絶壁上を走り、美波町から牟岐(むぎ)町に至る観光有料道路として1974年に全線開通し、1988年に無料化され徳島県道147号日和佐牟岐線となった。

ウミガメの繁殖地として有名な日和佐大浜海岸、道の駅日和佐を過ぎて、国道55号から分岐し南阿波サンラインに入る。しばらくは樹林帯の中を登り、千羽トンネルを抜けたあたりから、絶壁の海岸上を走るサンラインの快走区間になる。

黄金道路/国道336号 
〜 太平洋の荒波が打ちつける断崖海岸ルート〜

浦河と釧路を結ぶ国道336号のうち、えりも町~広尾町の区間を黄金道路と呼ぶが、襟裳岬までの道道34号も含めることにする。

断崖海岸道路のため建設費が予定を大幅に上回り、黄金を敷きつめられるくらいになったことから黄金道路の名称がついた。現在も太平洋の荒波が打ちつける過酷な環境のために、トンネルや防護壁の整備がされている。そういう意味では永遠に黄金道路のままかもしれない。

現在は天候が荒れなければ、一部の復旧工事区間を除いて完全2車線の快走路になっている。ところどころに見られる海側の旧道は狭くかつての交通の大変さを感じる事ができる。途中はトンネルも多く特に見るべき場所はないので、襟裳岬に向う道としてとらえた方がよい。

襟裳岬には国道から分岐し道道34号で向う。それまでの道からは考えられない絶壁から砂浜が続く百人浜海岸沿いを走る快走路になる。この区間だけが地形が異なっている。海岸道路は海側を走って景色を楽しみたい。東から西に向うルートがお薦め。

越後七浦シーサイドライン/国道402号 
~日本海の奇岩奇勝を走るシーサイドロード~

濃い群青を特徴とする日本海の海岸線は、若狭湾と一部の半島を除けば、曲線や直線部分が多く、複雑な太平洋側とは対照的な景色を見せている。中でも新潟県の海岸線は、地図で見るとひずみのない滑らかな曲線のようである。その中で異質な景色が続くのが越後七浦と呼ばれる海岸線だ。

新潟県の寺泊から角田浜にいたる区間は、南北をしめる砂浜海岸の中に突然奇岩が現れる。2000万年前の海底噴火で流れ出した溶岩が特殊な形で固まった枕状溶岩が露出し、奇岩奇勝の海岸線をつくっている。立岩、男釜・女釜、浦浜、獅子ヶ鼻、間瀬の白岩(石灰の凝灰岩で間瀬海岸のシンボル)、花立、間瀬漁港(間瀬枕状溶岩)、立岩、角田岬と絶景スポットが連続する。ここを走るのが、野積浜から角田浜までの総延長14㎞の越後七浦シーサイドラインで、元越後七浦有料道路だったが1990年に無料開放された。

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