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【海岸線ルート編】バイクでツーリングに行きたい名道百選【その2】

日本各地の走って気持ち道、楽しい道、美しい道などを紹介しているモトメガネの人気コンテンツ『日本百名道』。
北海道から沖縄県まで、紹介している道は100本以上にわたる。

今回はその名道の中で眺望の良い絶景道『海岸線ルート』を紹介しよう。

さらに『道の駅』コンテンツもあるので、そちらと合わせてルートを組めば完璧!
ぜひともツーリングプランに役立ててほしい。

目次

積丹半島セタカムイライン/国道229号線
〜積丹半島をぐるりと周る海岸道路〜

「シャコタン・ブルー」で有名な積丹半島は、日本海に突き出た形をした半島で、急峻な地形と奇岩の風光明媚な海岸線が続き、海岸線一帯は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」となっている。道南観光の中心のひとつになっている。

小樽から江差をつなぐ国道229号は、日本海沿岸を通過するルートをとり、数々のトンネルをくぐり、危険な箇所はルート変更をはじめとする線形改良が続けられている。この国道229号の積丹半島の海岸線を周遊する区間は、岩内から積丹までを『カブトライン』、積丹から余市までを『セタカムイライン』と呼んでいる。

「セタカムイ」の名は、岬から突きだしたセタカムイ岩からつけられた。セタとはアイヌ語で「犬」、カムイは「神」という意味で、アイヌの人達は、昔から犬の声は悪魔を追い払うものと考え、神様が犬に姿をかえて、自分達を守ってくれると伝えられている。「カブト」は、源義経の残した兜が姿を変えて岩になったという伝説が残るカブト岬のカブト岩(泊村)から名付けられた。アイヌ伝説ではここはカムイシレパ(神の岬)と呼ばれ、神聖なるところとされている。

この道の素晴らしさは、数々のアイヌ伝説を生み出した荒々しい奇岩奇勝が続く海岸と、「積丹ブルー」と言われる比類ない美しい青さを持つ海に集約される。カブトラインの岩内~積丹の区間では、荒々しい奇岩奇勝の海を眺望しながら走る。断崖の海岸を貫く1000m~2000m越えのトンネルの前後は、日本海の荒波によって削られた荒々しい岩肌が現れる。カブトラインのハイライトは神威岬だ。20分の遊歩道の先に広がる積丹ブルーの海にそそり立つカムイ岩は神々しい。さらに、道道913号に入って半島突端の島武意海岸もぜひ立ち寄りたい場所だ。有名なウニ丼のみさき亭はこの沿道にある。高い(5500円)が限定20食の赤バフン生ウニ丼は一度は食したい。(6月~8月限定)

但馬コースタルロード
〜断崖絶壁から漁村まで様々な顔を見られるシーサイドロード〜

『但馬漁火ライン』は、城崎温泉のある豊岡市気比から県道と国道をつないで新温泉町の居組に至る、兵庫県の山陰の美しい海岸沿いを走る道だ。この道の魅力を存分に感じるには、奇岩奇勝と砂浜などが展望できる海岸側を走る西から東行きが断然お薦めだ。

鳥取県境の東浜から海沿いの旧道にはいるとやや高台から居組の面白い海岸線を見下ろしながら走る。七坂八峠展望台からは居組集落に降りていく美しいヘアピンカーブがわくわく感を高めてくれる。国道178号線に入るとトンネルが増えるが、閉鎖していなければ、奇岩が続く旧道の海岸道路も走っておきたい。浜坂からは県道260号を選択。やや狭い道で急カーブの連続だが、但馬御火浦(たじまみほのうら)と呼ばれる洞門や奇岩の海岸を見下ろしながら余部崎灯台に向う。灯台のすぐ側にバイクを停め撮影も可能だ。

笹川流れ/国道345号線
〜日本海の荒波がつくった砂浜と奇岩が続く道〜

澄み切った碧い海が美しく、高い透明度を誇る笹川流れ。11km続く海岸では、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、岩礁や洞窟など、変化に富んだ風景が広がり、豪壮な景観は国指定の名勝及び天然記念物となっている。

新潟県の村上市から鼠が関までの国道345号線を『笹川流れ』と呼んでいる。砂浜と奇岩が交互に続く変化に富んだ道で、岩の下をとおるトンネルなどが連続して楽しい。道の駅『笹川流れ』から北は、ほぼ海沿いを走る。お薦めは夏だが海水浴客が移動する時間を避けて昼間の時間を根払うか、可能なら週末をはずして走りたい。

日本海の荒波を感じる冬も荒涼感があって味わい。日本海だから奇岩の間に沈む夕陽の美しさは格別だ。ルートは海岸側を走る北行きが逆光にもならず、海岸線を近くに見ることができるのでお薦めだ。

山岳スカイラインのような心を震わせるアップダウンのある道があるわけでもない。でもこの道を走っているとほっとする、心の中が穏やかになってしまう不思議な道だ。

それは、美しい海と奇岩奇勝の続く自然の中に、漁村が点在し、人々の生業を感じるからではないだろうか。人間と自然が見事に調和した国内屈指の心温まるシーサイドロードなのだろう。

九十九里道路
〜太平洋を横目に走る爽快なシーサイドライン〜

日本有数の砂浜が続く九十九里浜の海岸沿いをひたすら走る有料道路で別名「波乗り道路」。北は片貝海岸から南端の一宮まで砂浜を横目に爽快なドライブが楽しめる。

東金九十九里道路で東進すると九十九里で海岸沿いの道路と合流。北へ行くと片貝、南に行くと一宮となる。片貝から不動堂までは無料区間。さらに北にある蓮沼海岸あたりから南下して九十九里浜道路にはいり、不動堂で一端降りてビーチタワー周辺で戯れ、再び不動堂から一宮まで一気に走るのがお薦め。

道はほぼ直線で砂浜の景色が続く。場所によっては海岸線を望めない場所もあるが、空が広いのでとにかくいい天気の日に走るのが最高だ。

日南フェニックスロード/国道220号線
〜南国ムード溢れるシーサイドロード〜

日南フェニックスロードは、宮崎市の堀切峠と都井岬を結ぶ国道220号と国道448号、都井岬へ向かう県道36号(協力金100円)の総称で、かつてはハネムーン街道と言われた時代もあった。そのほとんどが海岸沿いのルートで、名前のとおり沿道にはフェニックスやワシントン椰子などの南国情緒感じる木々が植えられている。

この道には、北側のシーガイアを含む宮崎リゾートの中心を走る一ツ葉道路と宮崎南パイパスから走りはじめるのがお薦め。フェニックスが並ぶ道路は、外国リゾートを思わせる大変美しい片側2車線の快走路だ。

フェニックス道路は展望台のある掘切峠からスタートする。沿道には、鬼の洗濯板の青島、モアイ像のサンメッセ日南、鵜戸神社や日南市のJR「あぶらつ」駅のプロ野球広島CARP仕様の駅舎も面白い。道の駅南郷から南も美しい海岸道路が続き、特に石波海岸を眺望する景観スポットは日本の渚百選にも選ばれた絶景地だ。サーフスポットの恋ケ浦など多くの観光地をつなぎながら都井岬に向う。

現在堀切峠トンネルをはじめショートカットするトンネルができているが、美しい岩石海岸や砂浜が続く旧道の海岸線を走ろう。海岸線の道は、天気によってその印象が大きく変わる。やはり快晴の中を走るのが素晴らしいので、天気予報を把握してツーリング計画を立てたい。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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