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次世代型モビリティ電動バイク「COSWHEEL MIRAIS」オーナーに突撃インタビュー

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

環境保護により、年々排気ガス規制が厳しくなる中、数々の名車が姿を消しています。その一方で新しい時代に向けてEVを搭載した車両が続々と登場しています。名古屋に本社を置く株式会社Acalieは、2021年に次世代型モビリティ3WAY電動バイク「COSWHEEL(コスウエル)」を発売しました。

今回、その一つである「COSWHEEL MIRAIS」のオーナーに話を聞く機会に恵まれました。ユーザーとしての使い勝手や機能など、生の声をお届けします。

目次

「自転車×バイク」のハイブリッドモデル

話題の次世代型バイク

「COSWHEEL MIRAIS」は近未来の都市型モビリティライフを提案する「自転車×バイク」のハイブリッドモデルです。公道走行はバイクと同じ走行が可能な「電動バイクモード」、モーターのアシストよってペダル走行する「ハイブリッド走行モード」、自転車として使用する「ペダル走行モード」の3つの機能を有しています。

クラウドファンディングで購入

クラウドファンディングで購入

オーナーの畠山さんは、エレクトロニクス関連の企業に勤務しており、2021年に実施された「COSWHEEL」のクラウドファンディングを知り、仕事がら興味を持ったそうです。これまでバイクを所有したことはなく、「COSWHEEL MIRAIS」が初めて。

畠山さん「クラファンを通して通常25万円くらいののところ、約15万円で購入しました。おもちゃとして割り切っていますし、今後EV時代の到来に向けて、味見をしてもいいかなと思いました」

一回の充電で札幌~苫小牧間 約70㎞を走破

原付一種と同じ扱い

今回は走行性能を試すために、神奈川県川崎市からフェリーで北海道までやってきたそうです。公道を走る場合は原付一種扱いになるため、免許や自賠責加入、ヘルメットの着用などが必要です。

畠山さん「今回は苫小牧~札幌(約70㎞)を往復しました。平たんな道なら80㎞くらいは走行できそうです」

自分流のカスタムが楽しめる

走行音はとても静か

畠山さんは自転車の機能は使わないため、ペダルを取り除いてステップを装置しています。そのほかタイヤを交換したり、ハンドルロックを取り付けるなど好みのカスタムを施しています。正立式/リンク式モノサスや、前後輪/油圧式ディスクブレーキなど本格的な装備ですが、乗り心地は自転車そのもの。サドルが硬いので長時間乗るのは厳しそうです。

スマホの充電も可能

USBポートをType-Aの端子を1つ搭載し、いざという時にはモバイルバッテリーに早変わり。そのほかUSB給電を必要とするアイテムにも対応しています。

ライバル「ヤマハ・E-Vino」と比較

次世代バイクとして、ヤマハ・E-Vinoがライバルになるでしょう。2台を比較してみました。

MIRAIS

全長/全幅/全高:1,630mm/600mm/1,050mm 
シート高:770mm
車両重量:35kg(バッテリー装着)
1充電走行距離:約50〜60km(20Ahバッテリー) 約70〜80km(27.5Ahバッテリー)
充電時間:約6時間
本体価格:253,000円(税込)
製造地:中国

E-Vino

全長/全幅/全高:1,675mm/660mm/1,005mm
シート高:715mm
車両重量:68kg(バッテリー装着)
1充電走行距離:32km
充電時間:約3時間
本体価格:314,600円(税込)
製造地:台湾

大きさはあまり変わらないですが、自転車をベースにしているMIRAISは、かなり軽量です。E-Vinoは、わずか3時間と充電時間が短いですが、MIRAISに27.5Ahバッテリーを搭載した場合、約3倍も走行できるなどロングライディングが可能なことが分かりました。価格も約6万円の差があるなど、MIRAISのコストパフォーマンスの高さが際立つ結果となりました。

スーパーカブ50の燃費が1リットル当たり約50㎞ですが、MIRAISはフル充電しても電気代は20円以下。ガソリンよりもコストパフォーマンスに優れていることがわかります。「MIRAIS」の名前の通り、無限の可能性を秘めた一台です。

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