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話題のZ650RSのラジエーターを飛び石から守る 高品質ラジエターコアガード登場

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

目次

意外と傷つきやすいラジエターコアの機能を損なわずにガードする!

内燃機関において、発生した熱をどう冷やすかは大きなテーマのひとつ。その答えのひとつがシリンダー内に水を通して熱を奪い、ラジエターに循環させて空気中に熱を発散させる水冷方式。それにより大排気量・高出力のバイクも安定してポテンシャルを発揮できる。ところがそのラジエターは薄いアルミ製のフィンが折り重なっている構造なので、小石などの異物が当たると簡単に歪んでしまう。しかも装着されているのがエンジンの前面なのでフロントタイヤが跳ね上げる小石などにもさらされやすい。歪みがわずかであれば問題ないが、フィンの曲がりが増えると冷却効果が低下してしまう。なにより見た目が悪くなってしまうので、ラジエターがよく見えるネイキッドでは外観ががみすぼらしくなってしまうことも。
そんな想像以上にデリケートなラジエターコアを守りつつ、ルックスを向上させるのがエッチングファクトリー製の<ラジエターコアガード>である。

Z650RS用 … 1万6500円(税込)

見ていただければわかるように、単なる網ではない。中央と左右でメッシュの粗さが異なっているのがわかるだろう。これはフロントタイヤが跳ね上げた小石や異物が当たりやすいセンター付近の強度を上げているということ。左右は通気性を考慮し、冷却性能が落ちないよう開口部が大きいメッシュとしている。

高い防御性と冷却性能を両立させるハニカムメッシュパターンはステンレスを使用することで実現。材質の選択にも理由があるのだ。

このような仕様になっているのはレースフィールドからのフィードバックがベースになっているから。
そもそもエッチングファクトリーがラジエターコアガードを作り始めたキッカケは竹見社長が若い頃から行っていたレース活動にある。サーキットではストリートよりも遥かに高いスピードで走るため、異物がラジエターコアにヒットしたときのダメージが大きい。高価なラジエターが破損することはプライベーターにとって頭が痛いことなのである。
そんな経験を元にラジエターコアガードが生み出された。自社でレーシングチームを作り、レースで得られたデータを製品作りにフィードバック。その結果、このハニカムメッシュパターンにたどり着いたのだという。理論から生み出された構造で高い効果が確認できることから、今では国内外のさまざまなレーシングチームで採用されている。そして、そこから寄せられる意見が次の製品開発に取り入れられている。

所有感を満足させる美しい仕上がりとレベルが高い加工精度

ラジエターコアから浮かせて装着するための樹脂パーツを備える

エッチングファクトリーのこだわりはハニカムメッシュパターンにとどまらない。樹脂パーツによってわずかにラジエターコアから浮かせることで、ビビリ音を防止すると同時に異物がヒットしたときの衝撃を緩和する構造としてラジエターへのダメージを軽減している。
また取り付け部の加工が緻密なのも特徴。車種別に設計・製作されているが、工作精度が高いので装着作業は格段に容易。ていねいに処理されたエッジなど、ユーザー目線に立った仕上げはさすがメイド・イン・ジャパンである。

取り付けに使うボルトやワッシャー、クリップナットが本体と同じステンレス製だというのも気が利いている。コストを考えると安価な材質のモノに変更されてもおかしくないポイントなのだが、ここがスチール製だとクオリティ感が一気に下がってしまうし、雨にあたってサビたりしたら目も当てられない。
そこまで考慮し、細部まで手を抜かい企業姿勢に信頼を感じる。

またメーカーのウェブサイトでオーダーする場合、無料の購入オプションとしてエンブレムのカラーを5色(黒/青/緑/黄/赤)から選ぶことができるサービスも用意されている。細かい部分ではあるが、愛車のボディカラーとコーディネートさせる楽しみもあるというのは嬉しいことだ。

ステンレスの輝きの中にカラーエンブレムがワンポイントのアクセントとなっている

質感が高いオールステンレス製で美観に優れ、レーシングスペックをも満たす高性能を誇るラジエターコアガードを自分の愛車に取り付ける満足感はかなり高いもの。
新車のときに装着しておけばラジエターコアを新品同様にしておくことができる。また中古車であってもそれ以上ダメージが広がることを防ぐことができ、美観を取り戻すこともできる。いつ導入しても遅くはないアイテムだといえよう。

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