ワークマンの快進撃が止まらない。思い返してみればユニクロが急激に浸透していった際も「高機能」「安価」の二つの強烈なキーワードが強かったように思う。
ワークマンはワーカー向けのメーカーだからこそ、安価で高機能な製品を生み出し続けてきた。
ここ数年のワークマンの勢いはワーカー向けだけど、一般の人が着用しても違和感のないデザインを取り入れ続けているからに違いない。
ユニクロが冬時期のメイン商材にダウンやフリースを据えて久しいが、今年はワークマンのダウン、フリースもなかなか良い感じだ。
本記事ではライダー向けにワークマンのダウン、フリースをご紹介したいと思う。
REPAIR-TECH 洗えるフュージョンダウンライトジャケット
襟がないのでアウターを選ばず合わせやすい
ユニクロやアウトドアメーカーなどからリリースされる「ライトダウン」のワークマンバージョンがこちら。
ワークマンはアウター用ダウンも販売しているが、ライダーにお勧めしたいのはミドルレイヤー、つまり中間着で使用できるダウンだ。
アウター用ダウンはバタつきが気になりそうな設計となっている。またフードの脱着やバタつきを抑える機能がないのも頂けない。
その点、ライトダウン仕様の洗えるフュージョンダウンライトジャケット に関しては襟がなく、中綿の量も適量なので中間着として合わせやすい。
裏地には体温を反射して保温性を高めるアルミプリントを採用。それも通常の1.5倍の保温性をもったブラックアルミを採用している。
針の突き刺しによる穴を自己修復するREPAIR TECHを採用している点も見逃せない。ダウンや空気の吹き出しを防ぐ効果を持っている。
商品名にある通り、吸湿発熱綿とダウンを混合することで洗濯に強くメンテナンスが容易なのもガサツな私にはありがたい。
サイズ感はわりとピッタリしているので、余裕が欲しい人はワンサイズアップで選んでもいいだろう。
RAPAIR TECH 洗えるフュージョンダウンシームレスミドルジャンパー
ライトジャケットより中綿量が多めで保温性が高い!
アルミプリントやREPAIR TECH、洗えるという点はライトジャケット同様。
シームレスミドルジャンパーは生地表面に縫いめがないので、風を通しにくく防風性に優れているのが特徴だ。
更に中綿の量もライトジャケットよりも多いので保温性はこちらの方が優れている。
サイズ感的にはライトジャケットに比べて少々ゆとりがあるが、中間着でも使えるようにタイトシルエットになっている。
ダウンは潰れてしまうと保温性が落ちるので、アウターを着用した時にどの程度ゆとりがあるかでライトジャケットかミドルジャンパーを使い分けるといいだろう。
ストレッチフリース ノーカラージャケット
これは完全に着る毛布や~
フッワフワ・モッコモコである。
着用した瞬間暖かく、着る毛布という表現が適切ではなかろうか。
アウトドアメーカーのフリースを長年愛用しているが襟がない製品は初めて使ってみた。バイク用のアウターは襟が高い製品が多いので干渉しなくてよいかもしれない。
シルエットはかなりゆったりしていて、ストレッチ性があるので動きを妨げることが一切ない。
左胸と両サイドポケットは全てファスナーがついていて物を入れていても落下の心配がない。
加えて両サイドポケットは手を入れると、中もフッワフワ・モッコモコなので最高に暖かい。
フッワフワ・モッコモコは至高である。
REPAIR TECH 洗えるフュージョンダウンライトパンツ
アウターにもインナーにも使える絶妙シルエット
REPAIR TECH洗えるダウンシリーズのパンツバージョン。
細身のパンツに重ね履きしてみたところ、アウターにもインナーにもすることができた。
ダウンの保温性や本製品には防風性がないことを考えれば、インナーとして使う方がメリットが多いだろう。
膝とふくらはぎ部分にはストレッチニットを採用しており、足の曲げ下げがストレスにならないのもライダーにとってはメリットが大きいはずだ。
両サイドのポケットに手を入れると裏起毛で暖かい点も見逃せない。
フリースでもダウンでもないけれど・・・
普通が一番使い勝手が良い!
おっさんの私にはトレーナーとプルオーバーの違いはわからないが、まぁ普通のトレーナーとパーカーである。
昨今は大きめシルエットが流行らしく、どちらの製品もビッグシルエットを採用している。
生地がストレッチするので動きやすく、肌触りも非常に良い。
アウターがフード付きの際にはプルオーバー、フード無しの場合にはパーカーを選ぶとよいだろう。
胸には隠しポケットのようなものがついている。
レイヤリングが快適性の鍵!
一枚着用しただけで暖かい超防寒アウターは心強いが、気温によって重ね着するミドルレイヤーの種類や枚数を調整した方が冬時期は快適に過ごすことができるだろう。
もはや言及すらしなかったが、ワークマン製品は激安なので今回紹介した製品を全て購入しても11580円である。
これぐらいの価格であれば大人買いしてもお小遣いは足りるはずだ。
ただ今回紹介した商品は比較的新しい商品だ。定番商品に比べて品切れが早いので気になったものがあれば、早めに店舗でチェックして頂ければ幸いである。