MotoMeganemの読者の皆さま
こんにちは、kanaeです。
今回は私のスーパーカブ110のバッテリー交換と気になるカスタム(チェンジロッドサポートの取り付け)に挑戦します。
自分で修理やカスタムは初めてです。工具の使い方から教えてもらいました。
詳しい方には当たり前の内容かもしれませんが、私にとっては自分のバイクが乗りやすくなるカスタムも初めて体験し学び多かったです。自分で触ることでさらにバイクへの愛着が湧きました!
良かったら最後までお付き合いください。
まずはバッテリー交換から始めて行きましょう!
スーパーカブ110のバッテリー交換
バッテリーは外気温が急に寒くなったり暑くなったりするとあがりやすいと聞いた事があります。この冬に気温が下がった際、悲しいことに私のスーパーカブのバッテリーがあがってしまいました。
バイクメンテナンスをしたことのない私ですが、この機会に自分で交換にチャレンジです!今回は捕充電という方法ではなく新品と交換しました。
まず必要な道具を準備。プラスドライバーと新しいバッテリー、布だけです。
バッテリーはこちら。密閉式の充電済みのタイプなのでこのまま交換する事ができます。
車種によってはバッテリーの型式は異なるので、事前に自分のバッテリーをチェックしましょう!
バッテリー交換前に確認しておくこと
早速カバーを外して行きます。シート下のボルトを取ればカバーは外れますが、カバーの爪が割れるのを防ぐために周辺のボルト3箇所を外します。
カバーを外すと、カブの中にドライバーが入っていました! 知らなかったのでびっくり!
でもカバーを外すのにドライバーが必要だから不思議ですね。
(カバーのボルト1本はコインを駆使すると外れることをあとで知りました)
まずはあがってしまったバッテリーの電圧を電圧計で単体確認します。
バッテリーがダメになる以外にエンジンから捕充電されてないなど他に理由があるか確かめるためですね。
このタイプのバッテリーは12.4ボルト以下だとダメです。私のカブのはこの時点で11.6ボルト。ダメですね
次にエンジンを一度かけてみて、エンジンが発電しているかを確認して行きます。スーパーカブはキックがあるからとっても便利ですね。
キックでエンジンをかけて電圧を確認すると13.9ボルト=発電してます! と言うことは、やっぱりバッテリーがダメだったのですね。確認が終わったところでバッテリーを交換していきます。
バッテリーあがりの原因は色々ありますが、サルフェーションと呼ばれる内部の見えない板に結晶がこびりついて電気を溜めにくくなる現象が多いと教えてもらいました。これを解消するには専用の充電器で除去できるそうです。そのバッテリー個体の状態で復活できないこともあることを知り、今回は交換すると判断しました。
どうも、元パーツメーカー勤務の僕が来ましたよ。モトメガネディレクターの相京です。
バッテリーが上がる原因は電気を発電するジェネレーターや、発電した電気を制御するレギュレーターにあることもあります。
エンジンがかかっている状態でバッテリーの電圧を図って15Vとかになってる場合は過充電、13V以下の場合は充電が足りない状況。どちらの場合もレギュレーターの故障が原因です。
また電圧はあっても「容量が足りない」こともあって、電圧を図って13Vあっても、セルモーター回すと一気に11Vぐらいまで落ちてしまうバッテリーもあります。
バッテリーを外していきます
バッテリーにはプラスとマイナスがあります。外す時は必ずマイナスから外します!
ショートすると危険なので、外したマイナス側は通電しないように布で覆うかテープで覆って置きましょう。今回はテープで覆いましたよ。
バッテリーの端子部と配線の接点もチェックが必要です。場合によってはここにも白い結晶が付着し通電しにくくなっていることがあります。その場合はワイヤーブラシなどで清掃してから取り付けます。
今回は綺麗でしたのでウエスで拭き取って少量のグリースを塗布しましたよ。
新しいバッテリーの電圧を確認します!12.4ボルト以上なので捕充電しなくても大丈夫!
完全密閉式のバッテリーは製造されてから徐々に電圧が落ちていくので、今回の場合は問題なかったけど、使用する前に補充電した方がベター。
新しいバッテリーを装着するのですが、装着する時は逆の手順でプラスから先に取り付けマイナスは後からです!
バッテリーを仮装着したら一度エンジンがかけて確認しましたよ。セルでスタート出来る・・・幸せ!私でもできた!!
無事にエンジンがかかったことが確認できたらツメに注意しながらカバーを元に戻していきます。
これでバッテリー交換が完成!私でもできた!!やったーー
続いては初めてのカスタム、チェンジロッドサポートを取り付けていきます!
出来るかな・・・
初めて自分でやるカスタム頑張るぞ!
チェンジロッドサポートをスーパーカブ110に取り付けるよ
こんなのあるよーと友人に教えていただいたのが「チェンジロッドサポート」というもの。
「なんですかそれ・・・」
チェンジロッドサポートって、激しいギアチェンジ操作の時にチェンジロッドのたわみを抑えてスムーズなシフトチェンジをサポートするカスタムパーツのこと!
何だか面白そう。バッテリー交換と同時に取り付けてみることにしました。
友人は簡単なカスタムって言うけど私でもできるかな
今回使う道具はこちら
そして取り付けるチェエンジロットサポートはこちらです。すごーく小さいですね。
これだけでシフトチェンジ操作がスムーズになるのかなと不思議です。
取り付けの手順
まずはシフトペダルを外すのですが、その前にシフトペダルの位置をマーキングします。
チェンジペダルのボルトを外します
サポートをロッドに入れて装着していきます
チェンジロッドサポートに同封してあったボルトを取り付けますよ。
サポート分の長いボルトが必要なので同梱されてるんですね。
最後にボルトをしっかり締めます。ここで「しっかり」を確認するために必要なのがトルクレンチ。
私みたいな初心者は特に慣れてないので必要性を感じました。取扱説明書通りの数値で締めて安心できました!
チェンジロッドサポートをつけて乗り心地は変わったのかな?実際に走ってみたよ
実際に走ってきましたよ。取り付け前に比べて、ギアがスコッと入るようになりました。
今までのように何度もシフトをガチャガチャ入れることが無くなりましたね。たわんでたのですね。
走っていても操作が楽。シフトチェンジ操作が明らかにスムーズになりました。
この価格でこれだけの効果が得られたなら嬉しいですね。
<費用対効果>バツグン!
カスタムって自分好みにカッコよくするだけではなく、見えないけど機能を向上させる目的のものもあることを知りました。
いろんなメーカーさんから他の車種も適合があるようなので「あなたのバイク用があるか」チェックしてみてくださいね。
初めてのバッテリー交換とカスタム、無事完了しました^^
(最終的な確認はプロにお願いしました)
操作性が良くなるカスタムやバイクが乗りやすくなるカスタムに興味があるので
これからもチャレンジしてみたい!
今回の記事の様子は私のYouTubeチャンネルでも公開しているので
是非ご覧ください。
文&写真:kanae